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ウレタン系塗料とは?外壁塗装で使用するメリットや使用に適したケースを解説

ウレタン系塗料外壁塗装

ウレタン系塗料は以前外壁塗装に幅広く使われており、リーズナブルな面が人気を得ていた塗料です。

しかし近年は様々な機能性ある塗料の発売により、ウレタン系塗料は人気に陰りが出てきてしまい、使われる事が少なくなりました。

ウレタン系塗料にはメリットもたくさんありますので、外壁塗装の塗料の選びの候補に入れて検討してみてはどうでしょうか。

ウレタン系塗料について、様々なポイントを以下にご紹介いたします。

 

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外壁塗装で使われるウレタン系塗料とは

ウレタン塗料というのは、主成分がウレタン系の樹脂で作っている塗料です。

ウレタン樹脂というのは様々な樹脂の中でも柔軟性に富んでおり、塗装する素材に対して密着度が高い塗料です。

艶ありの綺麗さは他の塗料にはないすごさであり、光沢が非常に美しいです。密着度が高いことにより場所も素材も選ばず、幅広い用途に使える部分も人気となっています。

木製や塩ビ素材、鉄部に適している塗料であり、今流行りの窯業系サイディングには不向きな塗料です。

雨どいにも使うことができるので、外壁塗装工事の際に雨どいも一緒に塗装することもでき、マルチで便利な塗料といえます。

 

ウレタン系塗料で外壁塗装をするメリット

ウレタン系塗料には、以下のような様々なメリットがあります。

施工費用が安い

ウレタン系塗料は、普及品の塗料であるシリコン塗料と比べると安価な塗料であり、1~2割ほど安価に外壁塗装工事ができます。

外壁素材や外壁塗装工事を行う環境によって異なりますが、㎡あたり1,700~2,200円が目安となります。

そのため、少ない費用で外壁塗装工事を行いたい方に、おすすめです。しかし、安価な分耐用年数は短くなってしまい、耐用年数は長くても10年程度です。

その程度の耐用年数で良いのであれば、安価な塗料なので最適といえます。

 

付着性が高い

ウレタン系塗料は、素材に対して密着性が高い塗料です。

そのため外壁塗装機氏完了後に塗膜が浮いてきて不具合が発生しにくいメリットがあります。どなたでも扱いやすい塗料なので、どんな塗装屋さんでも失敗しにくい塗料です。DIYでも扱いやすいので、採用されるお客様も多いほどです。

 

ツヤがあり種類が豊富

ウレタン系塗料は、ウレタン材独特の綺麗な光沢がある塗膜を作るので、ピカプ化したような高級感ある光沢を発揮します。

そのため、キラキラ光るような光沢ある外壁にしたい場合に、おすすめの塗料です。

逆に、艶ありが好みではなく品のある艶消しの外壁塗装が希望の方には、おすすめできない塗料です。

ウレタン系塗料を使ってツヤを抑えたい場合は、艶消し剤を混合することで、ツヤを抑えたマットな仕上がりにすることもできます。

 

ひび割れしにくい

ウレタン系塗料は塗膜が硬化しても柔らかく、弾性がある塗膜を作ります。

追従性が高いので、ひび割れしにくい塗膜となります。地震などの大きな動きが建物にかかったさいに建物が動いても、ゴムのように塗膜が伸びるので塗膜にヒビが入ることはありません。

既に外壁自体にひびが入っている場合でも、ウレタン系塗膜の弾性性能であるゴムのように伸びる塗膜に外壁がすっぽり覆われているので、外壁から雨漏りしない建物となります。

雨漏りというのは屋根からではなく外壁からも多く発生するので、外壁から雨漏りが発生している建物には、大変おすすめの塗料です。

 

扱いやすい

ウレタン系塗料は弾性があるので扱いやすい塗料であり、作業性が高いのも大きな魅力です。

外壁塗装工事に時間がかかることなく、スムーズに塗装工事を完了させることができます。

 

ウレタン系塗料で外壁塗装をするデメリット

ウレタン系塗料には上記のように様々なメリットがありますが、残念ながらデメリットもあります。

ウレタン系塗料を使う際には、デメリットも把握した上で利用を検討することをおすすめします。

ウレタン系塗料を使って外壁塗装を行うことでのデメリットを、以下にご紹介いたします。

耐久年数が短い

ウレタン系塗料は、普及品であるシリコン系塗料を中心に考えると、耐久年数が短い塗料です。

耐久年数の平均は10年程度であり、普及品の塗料でありシリコン系塗料の耐久年数10~15年と比べると見劣りしていることがわかります。

しかし安価な単価での外壁塗装工事が可能なので、頻繁に外壁を塗り替えたい方にはウレタン系塗料は適している塗料といえます。

 

紫外線によって変色しやすい

ウレタン系塗料は、紫外線の影響により変退色が発生しやすい塗料です。

黄色く変色しやすいと言われており、年数が経つにつれ黄色っぽい色合いが混ざった塗膜の色となります。

薄い色を選ぶと黄色い変色が目立つので、濃い色合いを選ぶことで、黄色く変色することを目立たせなく済みます。

 

汚れやすい

ウレタン系の塗膜は親水性に乏しく、普及品であるシリコン塗料と比べると塗膜に汚れが付きやすいデメリットがあります。

ウレタン系塗料は艶ありがほとんどですが、艶消し剤を含んだ艶消しタイプの場合は特に、汚れが目立ちやすいので注意が必要となります。

そんなウレタン系塗料の防汚性の劣りを改善すべく、近年は低汚染性の機能が付いたウレタン系塗料も販売されるようになりましたので、艶消しのウレタン系塗料を使いたい方は低汚染性のものを採用すると良いでしょう。

 

水と反応しやすい

ウレタン系塗料に含まれている硬化剤は、水と反応しやすい性質を持っています。

そのため、雨上がりや湿度が高い時に外壁塗装を行うと、性能が低い塗膜となってしまいます。

ウレタン系塗料を使って外壁塗装工事を行う際には、雨や湿度を十分に調査した上で、水に関わらない状態で工事を行いましょう。

 

コストパフォーマンスが低い

ウレタン系塗料は㎡当たりの単価が安価ですが、耐久年数と伴っていないのでコストパフォーマンスは低いです。

ウレタン系塗料と普及品であるシリコン系塗料を比較すると、耐久件数に4~7年ほどの差がありますが、単価自体は少しの差しかありません。

ウレタン系塗料は費用対効果が低いので、外壁塗装に同じく費用を掛ける場合はシリコン系塗料を使った方がお得という考え方もあります。

 

 

ウレタン系塗料と他の塗料との比較

ウレタン系塗料と他の塗料には、どのような違いがあるのでしょうか。

外壁塗装高2に使う代表的な塗料と比較して以下にご紹介いたします。

アクリル系塗料

アクリル系塗料はアクリル樹脂を主成分とした塗料であり、ウレタン塗料を比べると耐久年数が短いのがデメリットです。

しかし、その分㎡あたりの単価は安価です。塗膜の衰えは早いですが安価な費用で外壁塗装工事ができるので、お安く外壁塗装工事を行い、塗膜劣化の度に塗り直しをして外壁を頻繁にリフレッシュしたい方は、アクリル系塗料もおすすめです。ウレタン系塗料にはアクリル塗料にはない追従性があり、弾性塗膜になるのでゴムのような伸びる塗膜となります。

外壁に既にクラックなどの不具合が発生している、外壁から雨漏りが発生している場合は、ウレタン系塗料の方がおすすめの塗料です。

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シリコン系塗料

シリコン系塗料は、外壁塗装の中で普及品の塗料です。

塗料を指定しない場合のほとんどの場合でシリコン系塗料で見積もりをされるほど、外壁塗装にはおなじみの塗料です。

ウレタン塗料よりは㎡あたりの単価は高いですが、費用対効果はシリコン系塗料の方が上です。ウレタン系塗料の方が㎡当たりの単価が安価なので、お安く外壁塗装工事を行いたい場合は、ウレタン塗料の方がおすすめです。

またウレタン系塗料にはシリコン系塗料にはない弾性性質があるので、外壁の雨漏りが気になる場合はウレタン塗料の方が適しています。

フッ素系塗料

フッ素系塗料は耐久年数が長く、外壁の場合15~20年ほどといわれています。

耐久性や耐候性に富んでいるので、長期に渡り塗り替えをしなくても良い部分が最大のメリットです。

密着性も高く長時間雨などの外的刺激にさらされても塗膜が浮いてくる事はなく、建物を強固にガードします。ウレタン系塗料と比べると、費用の高さが1番のデメリットといえます。

単価が高い分フッ素系塗料は機能性に富んでいますが、住宅の外壁に塗る塗装の単価としては高めです。

安価に外壁塗装を行いたい場合は、ウレタン系塗料の方がおすすめです。

ラジカル塗料

ラジカル塗料は、ラジカル制御型の酸化チタンを使った塗料です。

ラジカルという樹脂や顔料を劣化させるエネルギーをほとんど含んでいないので、ラジカルが発生しにくい分、劣化しにくい塗膜となり耐久年数は長くなります。外壁の素材や塗装を行う環境にもよりますが、10~15年ほどの耐久年数を発揮します。

ラジカル塗料はウレタン系塗料を比べると倍程の耐久年数ですが、単価は㎡あたり500~1,000円ほど高いデメリットがあります。

外壁は㎡数が広いので、少しの単価の高さでも合計すると大きな費用となってしまいます。安価な費用で外壁塗装工事を行いたい場合は、ウレタン塗料の方がおすすめです。

 

ウレタン系塗料の代表的なメーカーと製品

ウレタン系塗料は、日本の様々な有名なメーカーから数多く販売されています。どのようなメーカーから販売されているのか、商品紹介も含めて以下にご紹介いたします。

日本ペイント

日本ペイントは、日本国内で初めて塗料の国産化に成功した企業です。数ある塗料メーカーの中で長きに渡って培ってきた歴史を持っており、多くの新製品を今でも開発している企業です。

建築の塗料だけではなく、橋梁やプラント、タンク、自動車の補修塗装なども取り扱っています。

日本ペイントの代表的なウレタン塗料は、ニッペ1液ファインウレタンU100や水性ファインウレタンU100、デュフロン100ファイン、ハイポン30ファイン中塗りU、ハイポン30マスティック中塗り、水性ハイポン30中塗りなどがあります。

 

関西ペイント

関西ペイントは、創立100年以上の老舗の塗料メーカーです。

近年は建築物の劣化を防いで美観を創る、機能性ある建築用塗料を展開しています。

多彩な機能を併せ持っているユニークな塗料を、開発し市場展開しています。関西ペイントの主なウレタン系塗料は、アレスエコレタンⅡやカンペ1液MレタンHG、アレスダイナミックMUKIマイルド中塗り、セラMレタン、セラMレタン弾性などがあります。

 

エスケー化研

エスケー化研は、半世紀に渡り建築の塗料を作成し販売している塗料メーカーです。

建築仕上げ塗材として国内シェア№1を誇っており、様々な建物でエスケー化研の塗料が使われています。

徹底した品質管理を行っており、コストダウンも意識して、お客様に求めてもらいやすい塗料作りを心がけています。

エスケー化研のウレタン塗料は、クリーンマイルドウレタンや1液マイルドウレタン、1液NADウレタン、弾性マイルドウレタン。水性コンポウレタンなどがあります。

 

外壁塗装にウレタン系塗料が適しているケース

ウレタン系塗料は現在はあまり人気が無い塗料ではありますが、外壁塗装に適しているポイントはいくつかあります。

ウレタン系塗料のメリットを最大限に利用することにより、理想の外壁塗装とすることもできます。

外壁塗装にウレタン系塗料が適している理由はどのようなことがあるのか、以下にご紹介いたします。

 

外壁塗装の費用を抑えたい

ウレタン系塗料は、外壁塗装に使う塗料の中で下から2番目の単価の安さです。

そのため、外壁塗装の普及品であるシリコン系塗料と比べると、安価な工事費用で外壁塗装ができます。

外壁というのは面積が大きいので、少しの単価の違いにより大きな工事費用の差が発生します。できるだけお安く外壁塗装工事を行いたい方には、おすすめの塗料です。

 

こまめに外壁塗装をしてイメージチェンジしたい

ウレタン系塗料は、外壁塗装の普及品であるシリコン系塗料と比べると耐久年数は短いです。

外壁の素材や塗装を行う環境にもよりますが、5年ほどシリコン系塗料の方が耐久年数は長くなるでしょう。耐久件数は長い方がお得ではありますが、逆の考え方があります。それは、こまめに塗装をしたい方には短い耐久年数でも費用が安価であれば問題はないということです。

外壁塗膜というのは、紫外線や雨などの外的刺激の影響で色あせや汚れは発生してしまうものです。

近年は汚れにくく劣化しにくい塗料も多く販売されるようになりましたが、単価が高過ぎるので住宅には似合わない塗料と言われています。

ウレタン系塗料の耐久年数が短いのは大きなデメリットではありますが、そのデメリットを上手く利用してお安く気軽に塗り替えできる外壁になると考えると、非常に便利で利用しやすい塗料となります。

 

木部に高級感を出したい

ウレタン系塗料は綺麗な光沢感が出るので、キラキラとした高級感あふれる塗膜となります。

木製の外壁にウレタン系塗料を塗布した場合、木部に綺麗な艶が発生して高級感ある木部とすることができます。

壁に木材を採用すると、ツヤ無しのマットな雰囲気の仕上げがほとんどですが、ウレタン塗料を使うことで他の木製外壁にはない、一味違った外壁となります。

 

外壁塗装にウレタン系塗料が適さないケース

ウレタン系塗料は今では人気はありませんが、使い方によっては使い勝手が良い塗料として外壁に使うことができます。

しかし外壁塗装の中には、ウレタン塗料が適さないケースもあります。どのようなケースの場合適さないのか、以下にご紹介いたします。

コストパフォーマンスを重視したい

ウレタン系塗料は、コストパフォーマンスが良くありません。コストパフォーマンスを考えると、単価は少し高くなってしまいますが耐久件数を計算すると、シリコン系塗料の方が高いです。コストパフォーマンスを重視した外壁塗装工事としたい場合は、ウレタン系塗料は不向きの塗料となります。

 

ツヤ・光沢を長持ちさせたい

ウレタン系塗料は耐久年数が短いので、ツヤや光沢を長持ちさせる事は難しいです。

雨や紫外線などの外的刺激に弱い塗料なので、数年でツヤや光沢は無くなってしまいます。常にツヤや光沢がある外壁塗膜にしたい場合は、塗膜が劣化する前に塗り替えないといけません。

 

窯業系サイディングには塗布できない

窯業系サイディングの中には、断熱材が含まれています。

そのため夏場は太陽光の熱の影響により80度ほどの高温となってしまいます。ウレタン系塗料には弾性効果があり、窯業系サイディングに塗布すると塗膜が柔らかくなりすぎてしまうので、塗膜のフクレなどの劣化が発生してしまいます。

塗膜がブクブクと凹凸ができてしまい、塗膜の剥がれや破れの原因となってしまいます。

 

ウレタン系塗料で外壁塗装をするときの業者の選び方

ウレタン系塗料を使って外壁塗装を行う際には、業者選びに気を付けないといけません。

どのようなポイントに目を向けるべきなのか、以下にご紹介いたします。

一括見積を取る

物を購入する際に広告などを見て比較して商品を購入しますが、外壁塗装にも同じことが当てはまります。

外壁塗装は大きな費用の工事となるので、一括見積もりを取って他社と比較することにより、信頼できる業者選びができます。一括見積もりというのは1番安価な業者を探すというイメージがあるかもしれませんが、安い業者が良い業者ではありません。

見積書の中身をチェックして、この業者であれば外壁塗装工事をお任せできる、そんな頼もしい業者を探すために一括見積もりを行います。

 

業者についてよく調べる

業者については、様々な方法でどのような業者なのか細かく調べましょう。

今の時代はインターネット上に業者の評判がたくさん掲載されているので、チェックしてみましょう。良い評判だけではなく悪い評判もきちんとチェックして、どんな業者なのかを把握した上で決定しましょう。

また近所の業者の評判も物凄く大事であり、外壁塗装を行ったお宅が近所にいる場合は、どんな業者だったのかを聞きましょう。

業者の評判は利用した方が1番わかっていることですので、非常に良い参考となります。

 

保証内容をチェックする

外壁塗装は液体の材料を使った工事となるので、失敗する気で塗装工事を行わなくても時には失敗が発生してしまうこともあります。

そんな場合のために大事となるのが、工事に対する保証内容です。外壁塗装工事は大きな費用となるので、必ず保証書が発行されます。

どのような保証内容になるのかを細かい部分までチェックし、子の業者ならおまかせできると思えた業者に外壁塗装をお願いしましょう。

細かい保証を行ってくれる業者は、外壁塗装完了後も安心して過ごすことができます。

 

まとめ 外壁塗装の塗料選びは目的に合わせることが重要

ウレタン系塗料は一昔前の外壁塗料というイメージがあるかもしれませんが、ウレタン塗料にはメリットもたくさんあることがわかります。

メリットを上手く利用することで、理想の外壁塗装にもなります。安価な塗料でお安い外壁塗装費用になりますので、お安く外壁塗装工事を行いたい場合は検討する塗料の1つに入れることをおすすめします。

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