なんとなく働いてはいるものの、とくにやりたい仕事というわけではなく、かといって他に「やりたい仕事がない」。
実は大半の人がそんなことを思いつつ仕事をしています。
「特に好きな仕事をしているわけではない」人は6割というデータもあります。
マイナビニュース調べ「マイナビニュース会員のうち男女495名に、今就いている仕事は好きなことかどうか聞いてみた。」
Q.今、好きなことを仕事にしていますか?
はい 39.8%
いいえ 60.2%
とはいえ、できればやりたい仕事、好きな仕事に就きたいですよね。
この記事ではやりたい仕事がない、見つからないという人が、やりたい仕事を見つける方法をご紹介します。
やりたい仕事がないのが普通!
「働かざるもの食うべからず」のことわざどおり、大半の人は生活のために働いています。
生活するための仕事は楽しむものではないので、やりたくないと感じるのも自然なことです。
そもそも「やりたい仕事」とは?
子どもの頃から憧れていた仕事だとか、天職と思えるほど好きな仕事だからと、仕事が楽しくて仕方がないといった人もいますが、それは少数派です。
憧れていた仕事がない人や、天職と出会えていないと感じる人が、「やりたい仕事」を見つけるためにはどうしたらよいのでしょうか。
やりたい仕事というのは、言い換えれば「好きな仕事」「やりがいのある仕事」ということです。
つまり
- 好きなことや得意なことを仕事にする
- やりがいのある仕事を見つける
この2つがやりたい仕事を見つけることにつながるのです。
関連記事 やりがいのある仕事とは?
やりたい仕事が見つからない原因は?
あなたにも好きなことや得意なことはあるはずです。
それが「仕事」となると、なにをやったらいいのか、自分にはどんな仕事が合っているのか、わからなくなってしまうんですよね。
どうして「やりたい仕事がない」「やりたい仕事が見つけられない」のか、その原因について解説します。
自己分析ができていない
「やりたい仕事がない」という人は、自己分析ができていないことがほとんどです。
仕事における自分の強みが何かわからないので、やりたい仕事もわからないのです。
自分の強みやアピールポイントがわからないまま漠然とやりたくない仕事を続けていると、自己評価の低下・自信喪失につながるので要注意です。
doda(キャリアタイプ診断・年収査定)
所要時間 約10分
リクナビNEXT(グッドポイント診断)
所要時間 約10分〜
将来のライフプランがない
将来こうなりたい、こういう人生を送りたい、といったライフプランは言いかえれば「人生の目標」になります。
明確な人生目標をもっている人は前向きで向上心があり、粘り強く成し遂げる力があります。
■人生目標例:
- 将来どんなビジネスパーソンになりたいのか
- どんな家族を持ちたいのか
- マイホームはどうするのか
- 老後はどんな生活をしたいのか
たとえ今はやりたくない仕事で働いていたとしても、「人生の目標」やりたい仕事で働くためのステップだと思えば、努力し続けることもできるものです。
反対に人生目標がない人は、日々生活するために働くだけです。やりたい仕事をして生き生き働くという姿からは程遠いでしょう。
周りの目や世間体を気にし過ぎている
本当はやりたいことがあるのに、周りの目や世間体を気にしてそれを仕事にできない人もいます。
家族に反対されている人もいるでしょう。
親に敷かれたレールから外れることを恐れている人もいるでしょう。
身近な人を心配させたくないという気持ちも理解できますが、働くのはあなた自身です。
あなたがやりたい仕事で、楽しく働けることの方が大切ではないでしょうか。
転職の失敗を恐れている
「転職したらもっとやりたくない仕事に就いてしまうのではないか」と転職失敗を心配して「やりたい仕事探し」をしない人もいます。
転職活動自体を面倒と考える人もいるでしょう。仕事はつまらないものと諦め、現状維持で我慢しているのです。
確かに、安易な転職は自分の首をしめることになりかねません。
満足度の高い転職をするために、今は様々な転職方法があることをまず知ることから始めましょう。
どんな仕事があるのか他を知らない
やりたいことはあるけれど、それを仕事にする方法がわからないという人もいます。
どんな仕事があるか徹底的に調べたことがないから「やりたい仕事がない」そんな人もいます。
独立行政法人 労働政策研究・研修機構(厚生労働省)が出している「職業名索引」によると、職業名の数は17,209もあります。
すべての職業名・仕事の内容を理解するのは無理ですが、これだけ職業があるわけですから、あなたが興味のある仕事も見つけられそうだと思いませんか?
やりたいことが多すぎて決められない
あれも好き、これも得意と、やりたいことが多すぎて1つに決められず結局「やりたい仕事がない」人もいます。
なんでも上手にこなすことができる、器用貧乏タイプにこういう人が多いです。
「なんでもできる」=「なんでもいい」わけではありません。
やはりしっかり自己分析をして、何が一番得意か、一番の強みを見つけるべきです。
やりたい仕事を見つける方法7選!
「やりたい仕事がわからない」、「やりたい仕事がない」人も、安心してください。
やりたい仕事を見つけられる方法を7つご紹介します!
まだやったことがない方法があれば、ぜひ実践してみてください。きっと新しい「気づき」があるはずですよ。
自己分析ツールを利用しよう
自分にどういった適正があるのか、なにが好きでなにが得意なのか、まずは自己分析をしてみましょう。
新卒の就職活動でもやったことがあると思いますが、実際に働いたからこそ生まれた価値観・考え方に基づいた自己分析を再度行うことによって、社会人としてのあなた自身が見えてくるでしょう。
大手人材会社の「doda」や「リクルート」が運営している診断ツールでは無料で自己分析診断ができます。
診断結果から適職を紹介してくれたり、期待できる年収を教えてくれるものもありますよ。
\適職診断はこちら/
自分はどうなりたいのか?「人生目標」を書き出そう
将来こうなっていたいというライフプランとなる人生目標を書きだしてみましょう。
何も考えず、こうなりたいという夢や希望を箇条書きにするのです。
今からでは無理なこともあるかもしれません。
しかし今からでも十分叶えることができる夢もあるはずです。
その人生目標を叶えるためにはどうしたらいいのか考え、必要な条件に適った仕事を探してみましょう。
「やりたくない仕事」を書きだしてみよう
「やりたい仕事」はわからなくても、「やりたくない仕事」ならいくらでも出てくるのではないでしょうか。
やりたくない仕事を書きだして、消去法でやりたい仕事を探してみるのも一つの方法です。
絶対にやりたくない仕事、条件がよければまぁやってみてもいい仕事など、「やりたくない度」に順位をつけると、自分の仕事に対するこだわりがより明確になるので、満足度の高い仕事を見つけやすくなります。
「自分ができること」「楽しかったこと」を考えてみよう
自分が好きなこと、得意なこと、夢中になれることを書きだしてみましょう。
趣味でもいいですが、これまでやってきた仕事の中でも、これは楽しかった、好きだったと思える仕事もあったはずです。
例えば「excelでデータを作るのは楽しかった」「人前で資料説明するのが楽しかった」といった具合にです。
それはあなたのアピールポイントです。
実際の転職活動でも積極的にアピールしていくべきことなので、自信をもって書きだしてみましょう。
どんな職業があるのか調べてみよう
転職サイトをざっと眺めてみるだけでも、いろんな職業があることがわかります。
しかし転職サイトに掲載されているのは求人がある職業だけです。
それ以外の、日本に存在するあらゆる職業について調べることができるサイトがあります。
職業情報サイト「キャリアガーデン」
参考サイト https://careergarden.jp/
キャリアガーデンは医療系、金融・コンサル系といったジャンルからだけでなく、「夢の実現をサポートする仕事」「自分の声を活かす仕事」といった独特な切り口でも仕事を探すことができます。
各ジャンルの年収データもあるので、稼げる業界・業種を探すこともできます。
「13歳のハローワーク」
参考サイト https://www.13hw.com/
中高生のための、と謳っていますが、これから就職する新卒や転職希望者にとっても有意義なサイトです。
「音楽が好き」「アウトドアライフが好き」「テレビゲームが好き」といった、好きなことから仕事を探すことができます。
ゲーム一つとっても、ゲームクリエイター、ゲームサウンドクリエイター、ゲームシナリオライター等と、複数の職業があることがわかります。
もし、日本でやりたい仕事が見つからなければ、海外に目を向けるという手もあります。
同じ仕事であっても、海外でならやってみたいと興味がわくこともあるでしょう。
やりたいことに優先順位をつけよう
やりたいことが多すぎて1つに絞れない場合は、やりたいことに優先順位をつけましょう。
そのうちやりたいこと、いつかやりたいことは横に置いておいて、今やりたいこと、今でなければやれないことを最優先にして考えましょう。
どれもあなたにとってやりたいことですから、どれを選んでもやりがいのある「やりたい仕事」になることでしょう。
「やりたい仕事」探すために積極的に活動
「せっかく転職したのに、新しい職場もやりたい仕事ではなかったら?」と不安になる気持ちもわかります。
しかし人生の大半を費やして「やりたくない仕事」で働き続けることと、1度や2度の転職失敗と、どちらがやり直せるかといえば転職失敗の方ですよね。失敗しても、失敗した原因を把握し次にいかせばいいだけのことです。
もちろん転職だけではなく、部署異動でも、社内の新規プロジェクトへの立候補でもかまいません。
まずは「やりたい仕事」探すために積極的に活動しましょう。
■やりたい仕事見つける方法7選
・自己分析ツールを利用しよう
・「人生目標」を書き出そう
・「やりたくない仕事」を書きだしてみよう
・「自分ができること」「楽しかったこと」を考えてみよう
・どんな職業があるのか調べてみよう
・やりたいことに優先順位をつけよう
・「やりたい仕事」探すために積極的に活動
「やりたい仕事」より「できる仕事」を選んだ方が良いこともあります
「やりたい仕事」の見つけ方についてご紹介してきましたが、「やりたいこと」より「できること」から仕事探しをした方が良い場合もあります。
「やりたい仕事」はあなたにとって「できる仕事」でもあることがほとんどだからです。
漫画を読むのは好きだけど、漫画家になれるかといえば難しいですよね。
たくさん漫画を読んで、よりよい作品にするために漫画家にアドバイスができそうなら、漫画編集者の仕事が向いているかもしれません。
あなたにできることは何でしょうか。
好きなことにこだわらず、自分にできることは何かという視点から仕事を探すと、やりたい仕事がない人も「やりがいのあるやりたい仕事」にたどり着けることもあるのです。
資格取得をしてみる
今、できることがなくても、将来役に立つスキルや資格を身につけることから始めるのも手です。
趣味をつきつめて専門家になるのも良いでしょう。
自分が将来どうなりたいか、から逆算して、取得しておくべき資格を選ぶこともできます。
その資格を取得するための経験・知識を得ることができる仕事にチャレンジしてみるのもありですよ。
それでもやりたい仕事がない!やりたい仕事が見つからない!そんな場合は
これまで紹介してきた「やりたい仕事の見つけ方」を実践したけど、「やっぱりやりたい仕事が見つからない」「やりたい仕事がない」という人もいると思います。
そういう場合の解決方法についてご紹介します。
今の仕事にやりがいを見つけるのもアリ
無理に他の仕事を探さず、今の仕事にやりがいを見つけるのも「やりたい仕事」にするのも方法です。
「今の仕事はつまらない」という先入観を捨て、今の仕事の中で挑戦できることを探してみましょう。
改善点や、自動化できる点はありませんか?
自分で見つけられなければ、上司に相談してみるのも良いでしょう。
チャレンジできることが見つかると、やりがいも出てきます。
自分より少し優れたライバルを見つけるのも、今の仕事にハリをもたせるのに有効です。
その人に追いつけ、追い越せと努力することにより、自分の成長を感じることができれば、仕事にやりがいも生まれるでしょう。
転職のプロに相談してみよう
自己分析も仕事探しも、一人の力では限界があります。
自分一人で探しても「やりたい仕事がない!」と満足のいく成果が出なかった場合は、プロの手を借りましょう。
転職エージェントというサービスがあります。
登録すると、プロの転職アドバイザーが担当につき、自己分析から仕事探し、応募書類の添削などのサポートを受けることができます。
自分で仕事を探す必要はなく、転職のプロの目からあなたの適性を見極め、あなたに合った仕事を紹介してもらえます。
今まで気が付かなかった、あなたの新しい一面を知ることができるかもしれませんよ。
■著者おすすめの転職エージェント
- 「doda」コンサル山田が転職成功した転職エージェント5
dodaは私も利用したことがあり「カウンセラーの熱意」は他の転職エージェントと比べても高く、求人も希望する会社はもちろんのこと他社転職エージェントでは紹介されなかった優良企業が多くありました。
「年収アップしたい方」「営業職・企画職・ITエンジニア職」「首都圏在住の35歳までの方」にはもっともおすすめの転職エージェントです。
運営会社 パーソルキャリア株式会社
求人数 約10万件(非公開求人含む)
対応エリア 北海道・宮城・東京・神奈川・静岡・愛知・京都・大阪・兵庫・岡山・広島・福岡
サポート特徴 求人紹介、応募書類添削、面接対策、年収交渉、入社日調整など
強い業種 IT、通信、大手メーカー、医療系など
公式サイト - 「リクルートエージェント」求人数No.1の業界最大手転職エージェント5
転職・人材業界では最大手の転職エージェント「リクルートエージェント」。
- 業界最大級の非公開求人取り扱い
- 業界最大手ならではの実績経験豊富なアドバイザー陣
- 書類添削・面接対策など充実した転職サポート
転職を考えたら登録必須の転職エージェントです。
運営会社 株式会社リクルートキャリア
求人数 20万件以上(非公開求人含む)
対応エリア 北海道・宮城・栃木・埼玉・千葉・東京・神奈川・静岡・愛知・京都・大阪・兵庫・岡山・広島・福岡
サポート特徴 面談、求人紹介、書類添削、面接対策、面接日程調整、入社日・年収交渉など
強い業種 IT・WEB関連、通信、医療、メーカーなど幅広い
公式サイト - 「ビズリーチ」年収600万円以上スカウト型ハイクラス転職サービス4
テレビCMでおなじみの「ビズリーチ」。
従来の転職エージェントとは異なりヘッドハンティングに近いサービスで登録すると複数のヘッドハンターからのスカウトが届きます。
「年収600万円以上」「管理職・幹部ポジション」の転職を考えているならビズリーチがおすすめです。
運営会社 株式会社ビズリーチ
求人数 約96,000件
対応エリア 全国対応(ヘッドハンターが全国4,700人登録)
サポート特徴 登録すると「企業」や「ヘッドハンター」からスカウトがくる転職サービス
強い業種 インターネット関連、IT関連、大手メーカーなど
公式サイト
最後に自分に合った「やりたい仕事」がきっと見つかる適職診断の紹介
- 「やりたい仕事が見つからない」
- 「今の仕事が自分に合っていない気がする」
- 「転職したいけどどんな仕事が自分に合っているのかわからない」
「やりたい仕事が見つからない」と悩んでいるなら一度適職診断を受けてみましょう。
自分に合っている仕事を知ることができます。
編集部おすすめの2種類の適職診断をご紹介します。
doda(キャリアタイプ診断・年収査定)
所要時間 約10分
大手総合人材サービスのdodaが実施している適職診断が「キャリアタイプ診断」。
dodaが他の適職診断違うのは「どんな仕事が合っているのか」だけではなく「自分はどんな社風の会社と合っているのか」まで調べることが可能な点です。
仕事はキライじゃないけど社風が合わない、そんな人にもおすすめです。
「キャリアタイプ診断」このA~Eの5つの項目に従って詳細な診断をしてくれます。
「キャリアタイプ診断」を受ければこのような詳細レポートを無料で見ることができます。
dodaでは転職する・しないに関わらず適職診断結果を元に具体的に合う企業を紹介してくれます。(※dodaへの登録が必要です。)
さらにdodaではビジネスパーソンなら誰もが気になる「年収査定」も行っています。
自分のかんたんな経歴などを入力することで、過去dodaに登録したことがある186万人のデータを元にアナタの適正年収を算出してくれます。
このようにdodaはオンラインで無料登録するだけでそのまま「キャリアタイプ診断」や「年収査定」などのさまざまな診断ツールを利用することが可能です。
いまの仕事や転職について悩んでいるなら自分の適性を一度しっかり調べてみることはとても大事です。
dodaに無料登録してオンラインで適性診断を受けてみましょう。
リクナビNEXT(グッドポイント診断)
所要時間 約10分〜
リクナビNEXTで行ってる適職診断が有名な「グッドポイント診断」です。
「グッドポイント診断」では仕事や転職において重要となってく自分の「強み」を知ることができます。
現在、「会社に行きたくない」「仕事で悩んでいる」「今の仕事が合っているのか不安」「転職すべきかどうか」と仕事の悩みや、今後自分に合った仕事に転職を考える際に自分の「強み」「アピールポイント」を把握することができるおすすめの診断です。
有名な診断で無料で受けらるので…受けたことが無い方はまずは気軽にこちらを一度受けてみてください。
もしあなたが「やりたい仕事」で悩んでいるなら、ひとりで悩まずに無料の「適職診断」を受けることで解決の手助けをしてくれるでしょう。
\適職診断はこちら/
関連記事 やりがいのある仕事とは?