【仕事の探し方王道5選】自分に合う仕事・最高の職場を見つけるために
人生において大事な「転職」。その際に重要になってくるが「仕事の探し方」です。
仕事に対する条件や希望は人それぞれありますが、「仕事の探し方」が間違っていたためにブラック企業や、思ってたのと違うといった会社に転職してしまうことは絶対に避けたいものです。
この記事では自分に合った具体的な手法としての「仕事の探し方」についてご紹介します。
もし今「自分に合う仕事わからない」「やりたい仕事がわからない」という方は先にこちらの記事をご覧になってください。
「仕事の探し方」王道はこの5つ
さぁ仕事を探そうとした時、あなたはどこでどうやって探しますか?
仕事の探し方も色々あります。
厚生労働省調査の「厚生労働統計一覧」によると大卒者が転職先を探す際に利用する方法として「ハローワーク36.5%」「民間の職業紹介(転職エージェント・転職サイト)30.6%」「新聞求人欄・求人誌23.3%」「企業のホームページ18.7%」「縁故(友人・知人)23.6%」という結果になってます。
参考情報 厚生労働省 厚生労働統計一覧「(1)転職活動の方法 」(PDF)より
ここでは代表的な5つの仕事の探し方とそのメリット、デメリット、向いている人を紹介します。
- 転職サイト
- 転職エージェント
- ハローワーク
- 無料の求人雑誌や新聞の求人欄
- 縁故(知人などのコネ)
自分に合った仕事の探し方を見つけましょう。
転職サイトで仕事を探す
アルバイトの仕事探しで、すでに転職サイトを利用した経験がある方も多いでしょう。
正社員の仕事探しも、リクナビNEXT、doda、マイナビ転職、エン転職など無料で利用できる転職サイトが数多くあります。
20代の人向け、女性向け、年収600万円以上の高収入者向け、などに特化した転職サイトもあります。
どのサイトも数多く掲載されている求人の中から興味のある仕事や企業を探して、自分で書類を準備し、応募することができます。
メリット | デメリット |
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転職サイトで仕事を探す方法が向いている人
- 自分のペースで自由に転職活動をしたい人
- 転職経験がすでにあって、応募書類の準備や面接対策が自分でできる人
転職エージェントで仕事を探す
転職エージェントに登録し、転職アドバイザーに仕事を探してもらう方法です。
登録時に転職アドバイザーとのカウンセリングがあり、自分の希望条件や経験に見合った求人を代わりに探してくれます。
転職エージェントにもいくつか種類があります。
総合型転職エージェントは求人数を多く取り扱っており、年代、経歴は問いません。
特化型転職エージェントはそれぞれ得意とする分野があり、登録時に条件に見合わなかった場合には登録できないといったこともあります。
自分に合った転職エージェントを複数登録してみて、使いやすいところで転職活動をするのが効率的です。
メリット | デメリット |
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転職エージェントで仕事を探す方法が向いている人
- 転職が初めてで、何をしてよいかわからない人
- 前回の転職活動で苦戦した人
ハローワークで仕事を探す
各自治体に設置されているハローワークは、失業したら行くといったイメージがありますが、就業中でも仕事探しの相談窓口として利用することが可能です。
利用の方法は以下の通りです。
- ハローワークの窓口で求人申し込み登録を行い、ハローワークカードを受け取る。
- 求人検索する(ハローワークでもネットでもできる)
- 応募したい企業が見つかったら、ハローワークが企業に連絡を取って面接の日程調整をする
- 採用試験を受ける
ただし、一般的なハローワークは平日日中しか開いていません。
一部、平日夜間や土曜日に開いているところもあるので、近くのハローワークで確認しましょう。
実はハローワークで扱われている求人は質が良くないと言われています。
その理由は企業が無料で求人を掲載できるから。
中にはブラック企業が含まれていることもあるのでそこは要注意です。
いつも求人が出されているといった企業はハローワークの担当者に確認し、避けるようにしましょう。
メリット | デメリット |
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ハローワークで仕事を探す方法が向いている人
- 地方在住者で地元で就職を希望する人
- 幅広い求人から仕事を探したい人
関連サイト ハローワークインターネット
無料の求人雑誌や新聞の求人欄で仕事を探す
駅やスーパーなどで入手することができるタウンワークなど無料の求人雑誌(フリーペーパー)や、新聞の求人欄から仕事を探す方法です。
無料の求人雑誌は駅やコンビニなど人の集まるところに置かれるので、10代〜30代対象の求人が多く掲載されています。また配布されている地域の求人が掲載されているため、地元の求人を探すことができます。
アルバイトやパートの情報が多めですが、正社員の求人も含まれています。新聞の求人広告は、紙面の求人欄の他、折り込みチラシの求人もあります。
新聞購読対象者に向けた求人なので、社会人、主婦(夫)、シニア層向け求人が多く掲載されています。
新聞が扱う業界・業種に特化した求人が掲載されることが多く、英字新聞であれば外資系企業、金融系新聞であれば金融系の求人といったそれぞれ求人ジャンルに傾向があります。
メリット | デメリット |
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無料の求人雑誌や新聞の求人欄で仕事を探す方法が向いている人
- 地方在住者で地元で就職を希望する人
- インターネットを利用できない人
- 主婦(夫)、シニア層
知人などのコネを使って仕事を探す
この場合のコネは縁故採用によるコネではなく、リファラル採用と呼ばれている在職中の社員が紹介・推薦した人を選考する採用方法です。
大学やサークルのOB・OGが人脈を活かして人材を発掘するリクルーター制度と似ています。
最近では30・40代以上のハイキャリア転職にも使われている方法です。
リファラル採用が良いとされているのは、社風や職場の雰囲気、企業文化などについて事前に伝えることができるので、採用後のミスマッチが抑えられるからです。
また転職を検討しているわけではないが、話をきいてみたら興味がわいた、というような転職潜在層にもアプローチができるので、優秀な人材を採用しやすいと考えられています。
メリット | デメリット |
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リファラル制度で仕事を探す方法が向いている人
- 会社で実際に働いている人からの情報を知った上で就職したい人
- 長く勤められる仕事を探している人
「仕事の探し方」事前に準備すること
「仕事の探し方」が決まったら、実際に早速仕事を探そう!とするその前に、やっておくべきことがいくつかあります。
事前にやっておけば効率よく、かつ希望に適った仕事を見つけることができますよ。
自分に何ができるのか自己分析する
やみくもに憧れの業界・業種へ転職希望を掲げてみても、それに見合った経験と能力がなければ採用されません。まずは自分がこれまでやってきたことから、何ができるのか、どう役に立つのかといった自己分析を行ってください。
自信のある分野を見つけることができれば、採用面接時の自己PRにもなります。○○に転職したいけど、自分に足りないものがある、ということを知ることも大切です。
転職までに資格を取得したり、勉強するなどして知識の不足を補うことができるからです。
大手人材会社では「自己分析」ツールを無料提供しているぞ。登録して一度受けてみよう。
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将来のライフプランを描いてみる
あなたの理想の人生について考えてみましょう。
将来的にどうなりたいか、例えば「◯◯歳までに結婚したい」「戸建ての家に住みたい」「子供は◯人欲しい」「高級外車に乗りたい」「沖縄に移住したい」「海外で働きたい」「独立したい」など、人生の目標を確認してみましょう。
その夢を叶えるために、どのような業界・業種へ転職するべきかが見えてきます。
大半の夢は夢で終わってしまうものかもしれません。
しかし叶えたい夢に向けてしっかりプランを組み立てることができれば、実現させる可能性が高まり、仕事に対するモチベーションもぐっと上がりますよ。
キャリアプランを設定する
ライフプランを立てたら、その実現に必要なキャリアについて考えてみましょう。
「◯◯歳までに結婚して郊外に一戸建てが欲しい。貯金は◯◯◯万円以上で、車は・・・」と思い描いたライフプランを実現するために必要な年収や仕事内容がイメージできるはずです。
どのくらいの規模の企業で働いているのか、必要なスキルは何か、役職はどのくらいか、など仕事に関するキャリアプランが明確になるはずです。
ライフプランを元につくったキャリアプランがあれば自分自身の転職で実現したい目標が強いものになります。
「仕事で何を実現したいのか」「将来どうなりたいのか」といったことは、採用面接でも必ずといっていいほど質問されます。
仕事に対する条件を書きだしてみる
「残業は30時間まで」「ノルマなし」「各種手当てが整っている」など、仕事を選ぶ条件を書きだしてみましょう。
いくらやりたい仕事が見つかっても、続かなければ意味がありません。
満足度の高い転職をするためには、仕事に対する条件に見合っていることが大切です。
書きだした条件には優先順位をつけておくことをおすすめします。
どちらの仕事に応募しようか迷ったり、応募そのものを迷う求人があった時、それが条件にどれほど見合っているかによって選ぶことができますよ。
「やりたくない仕事」を書きだしてみる
自分の希望に適った仕事がどういった仕事か、はっきりとわからない場合は「やりたくない仕事」を書きだしてみることをおすすめします。
やりたくないことならいくらでも出てくるものです。「人と会う仕事は嫌だ」「立ち仕事は嫌だ」「英語を使う仕事は嫌だ」など、具体的に書きだしてみましょう。
消去法であなたができる仕事、やってもいい仕事を見つけましょう。
あまりにやりたくないことが多すぎて、結局どの仕事も嫌だなんてことになると本末転倒なので、そこも嫌な度合の順位をつけてみましょう。
英語を話すのは嫌だけど、メールくらいならOK、といった具合です。譲れる部分が出てくれば、選択肢も増えてきます。
その中から「これなら務まりそうだ」と感じる求人があれば、思い切って応募してみましょう。
仕事探しにかける期間を決める
焦って希望と違う仕事に決めてしまうのは良くありませんが、かと言って理想の仕事を探して長い時間かけるのも望ましくありません。とくに無職の状態で仕事を探している人は、仕事探しに時間をかければかけるほど無収入の期間が長くなってしいます。
また、職がないブランクの期間が長くなるのも、仕事を探す上では好ましくありません。
一般的に仕事をしながら次の就職先を決めるのに6か月、前の仕事を辞めてから次の就職先を決めるのに3か月かかると言われています。個人の事情により仕事を探すのに必要な期間が異なることもあるでしょうが、やはり目安として3か月〜6か月仕事探しにかけると決めておくことをお勧めします。
仕事を辞めてから次の仕事を探そうと考えている人は、貯金の額からどれだけ無収入でいられるかを算出して、仕事探しにかけられる時間を決めるのもアリです。
「仕事の探し方」で注意すべきこと
満足度の高い転職をするために、現在の職場より自分の希望に適った仕事を探さなければなりません。
ブラック企業などもってのほかですよね。
しかし求人を出す企業側も、より優秀な人材を採用するために、悪いところは隠してしまいがちです。「こんなはずではなかった」ということが無いようにするにはどうしたらよいのでしょうか。
仕事の探し方で注意すべきことについて解説します。
仕事の探し方を複数併用して幅広く探す
先ほど仕事の探し方を5つ紹介しましたが、それらの中から複数併用して幅広く仕事を探すことをオススメします。
そのほうが仕事が見つかるチャンスが高くなるからです。
たとえば「転職サイト」と「転職エージェント」の両方に登録して、転職サイトで気になった求人情報を元に転職エージェントを通して紹介してもらう、というような仕事の探し方が可能です。
「転職エージェント」も1社登録するより2社、3社と登録したほうが求人情報量が多くなり転職成功の確率も上がります。
今回紹介した「仕事の探し方」はどれも無料で利用できるので、複数利用しても経済的な負担は増えません。
安心して併用してください。
先入観を捨てて仕事を探す
仕事はさまざまなものがあります。
あなたが知らないような仕事も存在するわけで、仕事を探す際はいかに手広くアプローチできるかが勝負でもあります。
まずは自分のライフプラン・キャリアプランを叶えることができる、条件に見合った仕事を、業界・業種に関係なく探してみましょう。
どうしてもその業界で働きたいと思っていたとしても、実は別の業界でも似たような仕事があって、そちらの方が条件も良いといったことがあるかもしれませんよ。
企業の知名度だけで仕事を探さない
誰もが知る企業であればなんでも良い、と考える人もいますが、どんな企業で働くにせよ、自分に合った仕事でなければ長く続きません。
自分の希望に適った仕事かどうか、しっかり見極めてから応募するようにしましょう。
「御社に入社できるならどんな仕事でもやります!」と言う求職者は、一見企業にとってメリットがあるようですが、常に受け身で指示待ち人間のように思われかねません。
仕事探しには条件に優先順位をつける
希望の仕事条件がたくさんあると、すべての条件に適った求人はなかなか見つからないかもしれません。
そんな時は条件に優先順位をつけてみましょう。
これなら譲れるけど、こちらは絶対譲れないといったものがあるはずです。条件がゆるくなれば、それだけ仕事の幅も広がり、仕事が見つけやすくなるのです。
求人広告からブラック企業を見抜く
求人に記載されている情報に、ブラック企業の特徴が見え隠れしている場合があります。例えば給料について、残業代がきちんと支払われるかどうかは、ブラック企業を見極める一つの指針になります。
「一部残業代として含む」とか「みなし残業」といったものは、残業代がきちんと支払われないブラック企業である可能性が高いです。
また企業PRがやけに抽象的な会社も怪しいです。
当然のことながら、求人広告には見た感じの良い言葉が並んでいます。
しかしそれがかえってブラック企業の見極めポイントになっているのです。「アットホーム」は仕事とプライベートの切り分けがあいまいともとれます。
就業後も飲み会が多くあったり、土日休日に会社の行事があるかもしれません。「若手中心の勢いある」は激務のあまり仕事が続かず、結果若手ばかり残っている会社という見方もできます。
実際にその企業へ足を運んでみて、社員の見た目をチェックするのもその企業の実態を知る一つの方法です。
従業員がやけに疲れた様子であったり、身だしなみが整っていないような場合は要注意です。残業が多くてろくに帰宅できていない状況かもしれません。
希望の会社で実際に働いている人の口コミ情報を集める
気になる会社が見つかったら、その会社の口コミ情報をチェックしましょう。
実際にそこで働いている知人から情報を聞くのが一番ですが、知り合いがいない場合は会社の内部情報を書き込む口コミサイトを利用して情報収集できます。
代表的な転職口コミサイト
- openwork(オープンワーク)
- Lighthouse (旧カイシャの評判)
- 転職会議
- キャリドア
- キャリコネ
などがあります。
実際に働いている人の口コミ情報からは、求人情報や会社の公式サイトには書かれていない、リアルな現状を知ることができます。
「残業時間30時間と書いてあるが本当か」「意見を言いやすい風通しの良い職場と書かれているが本当か」など、面接時に質問しづらい情報も書きこまれていることがあるので、必ずチェックするようにしましょう。
仕事の探し方に関するよくある質問
仕事の探し方に関するよくある質問をまとめています。仕事の探し方について疑問や質問があるかたはぜひご覧になってください。
「仕事の探し方」 まとめ
仕事の探し方王道5選と、効率の良い正しい仕事の探し方・注意点・コツについて説明してきました。
納得のいく転職をするためには、自分にとってやりやすい仕事の探し方を見つけることが大切です。絶対に避けたいブラック企業の特徴を踏まえ、先入観を持たずにより多くの求人情報に触れることも、より自分の条件に見合った仕事を探すことができるコツです。
とくに今の仕事の探し方は「転職エージェント」がおすすめです。転職エージェントにもさまざま種類があり、自分に合った転職エージェントを利用することが大切です。
転職エージェントは転職に関する不安や相談にものってもらえるので、心強い味方となってくれますよ。
今回ご紹介した仕事の探し方5選を上手に活用して、満足度の高い転職を目指しましょう!
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