会社に行きたくないと感じる朝、社会人であれば何度も経験することがあるでしょう。
しかしそんな朝が毎日続くようなら、それは心からの危険信号かもしれません。
危険信号を無視したまま無理を続けていると、最悪の場合、心の病気になってしまうことがあります。
自分の人生を守るためにも、会社に行きたくない気持ちの原因を知り、解決策を考えることが大切です。
この記事では会社に行きたくない理由から対処法まで紹介していきます。 対処法を知って憂鬱な朝を乗り越えましょう。
この記事で伝えたいこと
まずは会社に行きたくない気持ちの種類は?
会社に行きたくない気持ちの種類は以下の2つがあります。
- 会社での仕事は充実しているけど今日行きたくないだけ
- 会社が合わず毎日限界を感じている
1つ目は一時的な理由ですが、2つ目は慢性的な理由です。
それぞれの理由を少し深掘りしてみましょう。
会社での仕事は充実しているけれど今日行きたくないだけ
一時的に「今日は 会社に行きたくない」という日は誰にでもあるものです。
体調があまりよくない、昨日飲み過ぎて二日酔いになった、間違いをしてしまうと気まずい、昨日ひどく怒られた…など、さまざまな理由が考えられます。
どの場合も徐々にやる気は戻ってきます。
会社が合わず毎日限界を感じている
今日1日だけでなく、「 会社に行きたくない」という気持ちが慢性化してしまっているパターンも考えられます。
業務内容や人間関係のせいで「仕事が合わない」と感じ、毎日限界を感じてしまっていることはありませんか。
この場合、何もしなければ仕事に行きたくない気持ちは変わらず、モチベーションが戻ることもありません。
「会社に行きたくない」は甘えじゃない!原因を考えよう
「会社に行きたくない」という気持ちを抱くと、自分が甘えているような気がしてしまうかもしれません。
しかし、「会社に行きたくない」という気持ちは誰にでも訪れるものです。何が原因で仕事に行きたくないのかをよく考えてみましょう。
考えられる原因は大まかに以下の7つが考えられます。
会社に行きたくない原因
- 休み明けで気分が乗らない
- 体が疲れている
- 職場の人間関係がよくない
- 仕事が評価されない
- 仕事でミスをしてしまう
- 労働時間が長すぎる
- 仕事のモチベーションが下がっている
下記でそれぞれの原因について見ていくので、なぜ仕事へのやる気がないのか、自分の気持ちを探ってみてください。
休み明けで気分が乗らない
ゴールデンウィークや正月、または有給を使っての長期休暇などの後は仕事をするのが嫌になります。
休み気分を引きずったまま、まだ仕事への切り替えができていない状態です。この場合しばらくは辛い日々が続きますが、仕事が忙しくなるにつれてやる気が徐々に戻ってくることがほとんどです。仕事に打ち込むことが唯一の解決策でしょう。
休憩をとりながら、まずはマイペースに仕事を進めてみてください。
体が疲れている
残業が続いている・接待で飲みすぎた・休みの日に無理なスケジュールをこなした…などさまざまな理由により、体が疲れているのかもしれません。
体の調子がよくなるにつれて仕事へのやる気も戻ってきます。
職場の人間関係がよくない
自分は頑張っているのに周りが協力してくれない、上司が自分のことをわかってくれない、いじめにあっている…など、職場の人間関係に問題があれば仕事どころではなくなります。
職場の人間関係は労働環境のよし・悪しを判断する上で非常に重要な要素です。
逆に少々仕事は辛くても職場の人間関係がよければ頑張れる、ということもめずらしくありません。
関連記事 職場の人間関係が最悪で本気で悩んでる人へ
仕事が評価されない
自分のやった仕事が評価されないと、会社に行く意味がなくなってしまいます。
私たちはお金を稼ぐためだけでなく、自己実現やキャリアアップのためにも仕事をしています。
業務の効率化を試みた施策を「会社のルールに従っていない」と見なされてしまったり、大口顧客の契約を獲得したのに「運がよかっただけ」とボーナスにまったく反映されないことないなど理不尽な目に遭ってしまうと、仕事への意義を見出せなくなってしまいます。
仕事でミスをしてしまう
仕事で大きなミスをしてしまうと会社に行くのが憂鬱になってしまいます。
上司を怒らせてしまったり、自分以外の人間に謝罪に出向かせるようなことになったり、会社に損害が発生してしまうようなことだとなおさら行きたくなくなります。
「このまま逃げてしまいたい」と思いますが、逃げてもやってしまったミスはどうすることもできません。仕事でリベンジするのが唯一の解決策です。
労働時間が長すぎる
労働時間が長すぎて自分の自由時間がなくなってしまうと、会社に行きたくなります。
仕事ばかりでかわり映えのない毎日に嫌気が差してしまうでしょう。
月の残業が45時間を超えると黄色信号です。80時間に達すると過労死ラインだということを覚えておきましょう。
月の残業が80時間を超える日々が続くと心身ともに健康を失いかねません。
仕事のモチベーションが下がっている
仕事のモチベーションが下がっていて、会社に行きたくなくなるのも仕方ありません。
なぜ仕事のモチベーションが下がっているのか、その理由を探ってみましょう。
このまま毎日仕事に行くことでモチベーションが戻るのか、もしくは具体的な行動が必要なのかどうかを見極めることが大切です。
会社に行きたくないときにやってはいけないこと
会社に行きたくないときは、その気持ちに流されてしまうと危険です。
特に、以下の3つの行動は絶対にやらないよう注意してください。
会社に行きたくないときにやってはいけないこと
- 即日退職する
- 無断欠勤をする
- 自分の気持ちを押し殺す
それぞれの行動の危険性を説明します。
仕事に行きたくない時にはつい衝動的に行動しがちです。
衝動に任せて行動すると後悔することになりかねません。十分気をつけてください。
即日退職する
会社に行きたくない気持ちがあまりにも強いと、「もう二度と仕事に行きたくない」と思うかもしれません。
しかしそのまま即日退職することは避けましょう。退職するにしても最短でも1ヶ月前には通知しないと、会社に迷惑がかかってしまいます。
また一時的な気持ちにも関わらず退職してしまうと、後悔してもしきれません。
転職活動をしようと思っても空白期間があると不利になります。貯蓄が十分にないと、転職活動が長引いた時に妥協して満足のいかない仕事に就いてしまうことも考えられます。
即日退職はリスクが大きすぎます。
無断欠勤をする
とにかく会社に行きたくなく、連絡するのも煩わしくて仕方ないことがあります。
しかし欠勤するなら必ず一報入れましょう。電話が辛い場合は、メールでもかまいません。
無断欠勤をしてしまうと評価が下がり、もし二度目が起こった場合には懲戒の対象になることも考えられます。
自分の気持ちを押し殺す
「会社に行きたくないけど、でも行かなければいけない」と自分の気持ちを押し殺すことはやめてください。
行きたくない時は会社に連絡して適宜休みましょう。
自分の気持ちを押し殺し続けると、次の見出しで説明するようにうつ病を発症することになりかねません。自分の気持ちには正直になりましょう。
無理をしすぎるとうつ病に?!
上記で「自分の気持ちを押し殺す」ことが危険だと述べました。
無理をしすぎるとうつ病になる可能性があるからです。
うつ病は一度発症してしまうと完治することがなく、今後一生付き合うことになってしまいます。そのため、うつ病にならない前に心と体が発するサインに気をつけることが何よりも大切です。
「うつ病チェックリスト」以下の項目にあてはまるものはありますか。
うつ病チェックリスト
- 体がだるく疲れやすい
- 騒音が気になる
- 気持ちが沈んだり落ち込んだりする
- 音楽を聞いても楽しくない
- 特に朝は無気力になる
- 議論に熱中できない
- 首や肩がこる
- 頭痛持ち
- よく眠れず朝早く目覚める
- 事故や怪我をしやすい
- 食が進まず味を感じない
- テレビを見ても楽しくない
- 息がつまり、胸が苦しい感じがする
- のどの奥にものがつかえている気がする
- 人生がつまらない
- 何をするのもめんどうに感じる
- 本来は几帳面で仕事熱心
これらの項目にあてはまるものが多いほど、うつ病に近い状態である可能性が高くなります。
あくまで目安ですが、あまりにも多くの項目があてはまる場合は一度心療内科の受診をおすすめします。仕事を休み、治療に専念した方がよいかもしれません。
まずは毎朝の対処から
会社に行きたくなくやる気がわかない時、まずは毎朝の対処が大切です。
新しい習慣を獲得するように努めてみましょう。
会社に行きたくない時におすすめの朝の習慣
- 好きな音楽でテンションを上げる
- リフレッシュできる習慣を身につける
- 人間関係の考え方を変える
- 生活習慣を変えてみる
- 運動を取り入れる
上記の5つの項目のうち、自分にあうものから取り入れていってください。
以下でそれぞれの項目の具体的なやり方について見てみましょう。
好きな音楽でテンションを上げる
音楽は気持ちを変えるために効果的です。好きな音楽を聴いて、テンションを上げながら朝の辛い時間を乗り越えてみましょう。
朝の準備中に音楽を聴けば、起きるのも少しは楽になるかもしれません。
リフレッシュできる習慣を身につける
リフレッシュできる習慣を身につけてみましょう。
朝お香を焚く、シャワーを浴びる、半身浴をしてみる…自分の好きなこと、すっきりできることならなんでもOKです。
少し早起きしてリフレッシュしてから出かけることを習慣にしてみてください。
人間関係の考え方を変える
職場の人間関係で悩みがあるなら、考え方を変えてみるのもありです。
話が通じない上司なら「大きな赤ちゃんだ」と思い込んでみたり、職場の関係に依存しないよう別のコミュニティで人間関係を持つようにしてみたりしてはどうでしょうか。
嫌な人と話す時、「この人を味方にするのがミッションだ」とゲーム感覚で挑む人もいるようです。
生活習慣を変えてみる
朝が辛いなら生活習慣を変えてみましょう。
夜、仕事が終わればできるだけ早く寝て、やりたいことを朝にするようにしてみましょう。
そうすることで、朝のだるさが軽減されるかもしれません。しかし、生活習慣を変えるには定時で仕事をきっちり終える必要があります。
残業続きにならないよう、仕事をうまく調整しましょう。
運動を取り入れる
体を動かすことで幸せホルモンのセロトニンが分泌され、気持ちが高揚する効果があります。
朝軽く運動するようにしてみましょう。ヨガをしたり、ランニングをしたり、ストレッチをしたりなど無理しない程度の運動をおすすめします。
それでも会社に行きたくないときは
いろいろ試してみても、それでも会社に行きたくないこともあるかもしれません。
そんな時には、今までとは異なるアプローチを取ってみる必要があるかもしれません。
どうしても会社に行きたくないときは
- リフレッシュするために長期休暇をとる
- 信頼できる人に相談してみる
- 転職することを考える
この3つのどれかによって、状況を打開するこができる可能性が考えられます。
上から順番に試してみてください。
リフレッシュするために長期休暇をとる
一度仕事から離れ、自分自身を見つめてみましょう。
リフレッシュのために長期休暇をとってみてください。ずっと行きたかった場所に一人旅に行ってみるのもよいでしょう。
仕事から離れることで初めて気がつくこともたくさんあります。辛くなったら、無理をせず休暇をとるようにしてください。
信頼できる人に相談してみる
本当に会社に行きたくなさすぎて辛い時には信頼できる人に相談してみましょう。
できれば家族や会社の人以外を相談相手に選んでみてください。家族や会社の人は「仕事を辞めてほしくない」気持ちから、無理に励ましてしまいがちです。
自分が仕事に行かなくても迷惑がかからない、中立な立場でアドバイスをしてくれる友達に相談することがおすすめです。
転職することを考える
完全に仕事が自分に合っておらず、このまま仕事をし続けても状況が改善しないと確信しているなら、転職してしまいましょう。
転職して職場環境を刷新することが唯一の解決策となりえます。ただ、現職を辞める前に転職活動をし、次が決まってから辞めるようにしてください。
先に仕事を辞めてしまうと、前述したようにさまざまなリスクを負うことになります。
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「会社に行きたくない」は心の危険信号! まとめ
会社に行きたくない状態が一時的な場合・慢性的な場合で対処方法は異なります。
慢性的なやる気のなさに襲われている場合は、状況改善に努めましょう。
朝の習慣を変える、人に相談する、もしくは転職も選択肢の一つです。
我慢しすぎるとうつ病になる可能性もあるので、休暇を取りながら自分の気持ちに向き合ってみることが大切です。
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