やりたくない仕事を乗り切る方法6選!モチベーションを上げる・回避する方法など紹介

やりたくない仕事を乗り切る
  • 「やりたくない仕事でもモチベーションを上げる方法を知りたい。」
  • 「転職した方がよい判断基準や転職活動のポイントを理解したい。」

本記事は、このような疑問や悩みを解決する目的で書いていきます。

日常的に自分のやりたい仕事だけできるケースはほとんどありません。

どんな仕事でも辛い一面はあるので、自分なりにモチベーションを上げて乗り越えていく場面も必要です。

ただし、能力的に貢献するのが難しいと判断した場合は、できるだけ会社に迷惑がかからないように早めに今後の方向性を決めなければいけません。

本記事を読めば、やりたくない仕事に出会った場合の向き合い方が理解できます。

やりたくない仕事の影響で転職するか迷っている人は、ぜひ最後までご覧ください。

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この記事の監修者
転職コンサル山田
コンサル山田

「日刊お仕事マガジン」編集長。
ウェブマーケティング会社経営者。上場企業からスタートアップまで7回の転職経験を元に「日刊お仕事マガジン」を運営。
転職ノウハウだけではなくビジネス全般、キャリアアップ、独立起業、最新ビジネスニュースなどをお届け。

やりたくない仕事でも乗り切れる理由を3つの視点から解説

やりたくない仕事を乗り切る
  1. 職場環境・人間関係
  2. 仕事探し
  3. 体調・メンタル面

辛い仕事を避けてしまうのは、上記3つのうちいずれかに問題があり、気持ちが仕事に向いていない可能性が高いです。

ここでは、3つそれぞれの視点から、やりたくない仕事ができてしまう理由を詳しく解説していきます。

1、職場環境・人間関係

パワハラ・セクハラの横行、低賃金・長時間労働など、劣悪な職場はその場にいるだけでストレスが並大抵ではありません。

職場の雰囲気が悪いと、離職者は次から次へと増えます。

人員が減れば必然的に時間外労働が増え、社員1人1人の業務負担は増える一方です。

その結果、本来は大変でも取り組みがある仕事が、面倒くさいだけのやりたくない仕事に変わってしまいます。

職場環境と仕事の中身は何ら関係ありません。

それにも関わらず、劣悪な職場環境に嫌気がさすことで、取り組んでいる仕事にまで価値がないと思い込んでしまう場合もあるでしょう。

2、仕事探しを誤った可能性

第一志望の会社に入社できず、希望の働き方を実現できなかった人も多いでしょう。

どんな仕事でも楽しいだけではく、辛く泥臭い一面もあります。

その中にやりがいを見つけられなければ、ひたすら苦痛に耐えるだけのやらされ仕事になってしまいます。

転職活動の段階で、いざという時に手を抜いてしまった人ほど、入社後にミスマッチを感じる機会は多いでしょう。

例えば、第一志望の会社に受からなかった失意から、自分の強みを活かせる他の仕事を探す努力を怠り、とりあえず選考が通りそうな求人を受けた場合です。

当然、仕事に対する意欲が薄いので、何のために辛い想いをしてまで仕事をしているのか意義を見出せません。

だからこそ、1度でも業務中に苦い経験をすると、その仕事を簡単に「やりたくない仕事」にカテゴライズしてしまうのです。

3、体調・メンタル面

体調やメンタルが優れない時は、物事をマイナスに捉えやすくなります。

心身ともに安定している状態であれば、仕事でミスを注意されても、それを成長の機会と捉えて前向きに努力できます。

やりたくない仕事があった場合でも、本格的な業務をおこなう前の基礎を構築している時期と捉え、将来を見据えた考えができるでしょう。

一方で、心身ともに弱っていると1つの失敗で自分自身を卑下してしまいます。

注意されても人格否定と捉えて自分を責めるだけではなく、徐々に自分自身を守るようになり、周囲に反発するようになるでしょう。

「自分は無能ではないか(自責)」→「何で批判するの?誰も理解してくれない(反発)」

このようにマイナスな方向に心境が変化していき、他人のアドバイスも素直に聞き入れられなくなります。

やりたくない仕事を振られると、真っ先に嫌な仕事を押し付けられたと批判的な気持ちが先行してしまうでしょう。

やりたくない仕事でモチベーションを保ち乗り切る方法6選

やりたくない仕事をがんばる方法

どんな仕事にも辛い面があるとはいえ、やりたくない仕事はモチベーションがどうしても下がってしまうもの。

そこで、ここではモチベーションを保ち辛い仕事を乗り越えるための方法を、6つ厳選して紹介していきます。

やりたくない仕事に対する向き合い方を変えるだけでも、心境はかなり変わります。

書いている内容を理解するだけではなく、ぜひ意識して実践してみてください。

1、まずは体調やメンタルを安定させる

繰り返しますが、心身の状態が不調だと物事をマイナスに捉えやすくなります。

仕事のネガティブな面ばかり注目し、前向きに取り組めなくなる可能性が高いです。

やりたくない仕事はただでさえモチベーションが低下しやすいので、体力・気力ともに限りなく万全な状態にもっていくことが大切です。

本調子ではないという自覚があれば、少しでも休養の時間を増やし、ずっと頭の中にある仕事から意識を離してみてください。

悩みやすい人ほど、ON・OFFの切り替えが上手くできないものです。

就業時間外は誰も文句を言わないので、遠慮せずもっと好きなことをしましょう。

体調やメンタルは、社会人生活を送る上でのベースになります。

自分は大丈夫と過信せず、休める時にしっかり休むようにしましょう。

2、仕事の楽しい面を探す

やりたくない仕事でも、楽しい一面を見つければ「やらせら仕事感」がなくなります。

仕事を楽しめれば主体的に業務をおこなっている感覚になるので、時間の経過がいつもより早く感じるでしょう。

とはいえ、やりたくない仕事のどこに楽しさなんてあるか分からない人も多いと思います。

その場合は、見つけるのではなく、自分から作ることを考えてみてください。

(例)

  • パソコンで顧客情報をひたすら打ち込む業務

→前回は1時間で100件打ったので今回は150件を目標

  • よく怒鳴られるテレアポ

→今回は自分が話すよりも顧客の話を聞くことを意識して、どういう反応になるか確かめてみよう

このように、仕事における課題や問題点を、ゲーム感覚で1つ1つをクリアしていくようなイメージにしてみてください。

そうすると、仕事の進め方を改善していく楽しみが生まれ、やりたくないという感情は薄れていきます。

3、やりたくない仕事でも将来に活きると考える

そもそも、日常の業務からやりたいことだけできる人はほとんどいません。

よく自分の好きなことを仕事にした方がよいといわれますが、あくまでも「最終目標」の達成を目指し、日々の業務を頑張る過程が充実して楽しいという主旨です。

自分の好きな仕事だけやれば、楽になるとは一切いっていません。

寧ろ仕事は責任を伴うので、楽しい時よりも辛い瞬間の方が多いです。

それでも、自分が人生をかけてでも達成したい目標があることが、泥臭い仕事を頑張る原動力になります。

やりたくないと思っている仕事は、本当に辛いだけで得られるものがないでしょうか?

もし答えがYesで単に辛いだけなら、転職して自分の居場所を見つけてもよいでしょう。

ただ、やりたくない仕事の中にも将来的にプラスになる部分が少しでもあるのなら「今の辛い感情は目標達成」のためと割り切って努力することも必要です。

4、やる気が湧かなくても生活のためと割り切る

仕事内容云々の前に、収入を得なければ生活の基盤を築けません。

やりたくない仕事でウンザリしたら、あなたが仕事を辞めて最悪な状況になった場合を想像してみてください。

失って初めて大切さに気付くといわれるように、転職活動で苦労して焦っている時ほど、辛くても仕事を辞めなければよかったと後悔するでしょう。

気分が乗らない時は誰にでもあります。

やりたくない仕事の影響で体調が悪くなるレベルでなく、単純にやる気が湧かないのであれば、生活のためと割り切って気持ちを奮い立たせる場面も必要でしょう。

5、自己啓発をして徹底的にスキルアップに励む

任された仕事が苦手な分野だったら、いっその事全力でこなすことを考えてみてください。

仕事に関連する分野は積極的に学習するなど、とにかくやるだけやってみる。

そうすることで雑念が消え、仕事が辛くても成長したい気持ちが勝るようになります。

仕事の面白さはすぐには発見できません。

上手く行かず色々と模索する中で、徐々に仕事の魅力に気付いてきます。

やりたくない仕事と切り捨てず、1度は全力で向き合うことも大切です。

6、理由をアレコレと考える前に実行する

物事に集中して取り組むには、初動が大切です。

取り組み始める前は憂うつになることでも、少しだけと思ってやり始めると以外に問題なくこなせる場合があります。

例えば、アウトドアの最中に川で水浴びするシーンを想像してみてください。

最初は冷たくて川の中に入るのをためらいますが、一度入ると冷たさに慣れ抵抗感がなくなりますよね。

やりたくない仕事も原理は同じです。

アレコレとやりたくない理由を考えるよりも、まずは5分でも10分でもやってみる。

そうすれば、気持ち的にやらざるを得ない状況になるので、最初は気乗りしなくても問題なく仕事をこなせるようになるでしょう。

やりたくない仕事を避ける方法は2つだけ

やりたくない仕事を避けるには

やりたくない仕事を避ける方法は、周囲に配慮してもらうか、環境を変えるかのどちらかしかありません。

現状でどちらも難しければ、仕事に対する向き合い方を変え、可能な限り自分を適応させていくしかないでしょう。

ただ、周囲に配慮してもらうことも、環境を変えることも、いきなりは難しくても仕事に懸命に取り組むことで少しずつ可能性が見えてきます。

「やりたくない」「苦手だ」一時の感情で最初から仕事を放棄するのではなく、将来的なことを考えて全力で向き合えば、周囲の理解を徐々に得られるでしょう。

1、周囲に配慮してもらう

自分がその仕事を担当することで、納期遅れが生じる可能性があるなど、明らかに迷惑がかかると判断した場合は断っても問題ありません。

ただし、断り方には注意が必要です。

伝え方によっては、仕事を完全放棄したと捉えられ、社内に居場所をなくしてしまいます。

印象を悪くしない断り方として、以下の4つを意識してみてください。

  1. スキルが少ないことを伝える
  2. 自分が担当するリスクを伝える
  3. 次回依頼された際は対応できるように努力する旨を伝える
  4. 「代替案」または「一部だけ担当だけないか」提案してみる

(伝え方の例)

  1. 「その業務は覚えたばかりで、まだ完全に1人で対応できない状態です。」
  2. 「現状のスキルだと納期に間に合わない可能性があります。」
  3. 「次に依頼される頃には業務に慣れるようにします。」
  4. 「(代替案)今回は代わりに○○の業務で貢献できないでしょうか?」
    または
    「○○ならできるので、この部分だけ担当させていただけないでしょうか?」

仕事を断るにしても、少しでも貢献する姿勢を示せば、寧ろメンバーの負担を考えていると好意的に捉えられる場合もあるでしょう。

「なぜ仕事を断るのか」を納得できる形で伝え、周囲の理解を得られるようにしましょう。

2、環境を変える

環境を変えれば「今の」やりたくない仕事は避けられます。

  • 部署異動の希望を出す
  • 転職する
  • スキルを活かしてフリーランスとして独立する

ただし、どのルートを選択するにしてもスキルや実績がなければ成し得ないことです。

特に今の会社で部署異動を希望する場合は、普段の仕事に対する姿勢も考慮されます。

どんな仕事にも辛い面はあるので、仕事を変えた時に同じ過ちを繰り返さないか、周囲の不安を払拭できるかがポイントといえるでしょう。

苦手でも懸命に仕事に取り組んでいれば、見ている人は必ずいます。

自分を信じて努力を継続していくことが大切です。

やりたくない仕事から逃げる判断基準

転職はリスクもあるので、慎重に決断することが大切です。

やりたくない仕事から逃げる判断基準は色々ありますが、一言でいえば「何かしらの原因で仕事に全力で向き合えなくった」タイミングでしょう。

今後の進路は他人が決めることではないので、まずは自分の意思で判断してみましょう。

その上で、エージェントやキャリアコーチングなど転職のプロの力を借り、最終決断していく流れが最適といえます。

仕事以前に人間関係が最悪

厚生労働省の調査によると、労働者が感じる仕事による主要なストレス3つのうち26.2%は対人関係によるものでした。

人間関係が悪い職場で我慢して働き続けていると、自分では気づかないうちにストレスを溜め込んでしまうでしょう。

出典 : 「令和4年 厚生労働省 安全労働衛生実態調査(実態調査) 14P」

就業中は仕事そっちのけで他人の悪口ばかり言い合うなど、在籍しても何1つ学べることがない職場で、我慢して働き続ける必要はありません。

周囲の言動に気疲れするばかりか、仕事について相談できる雰囲気でもないので、まともにスキルも身に付いていかないでしょう。

最悪の場合は、人間関係によるストレスで体調を崩し、休業せざるを得ない状況になってしまいます。

ワークライフバランスが悪い

仕事と生活の両立ができない状態を、ワークライフバランスが悪いといいます。

例えば、毎日のように残業が発生したり、仕事を持ち帰ったりするなど、プライベートを犠牲にしてまで仕事に取り組んでいる状態を指す場合が多いです。

このような生活を長く続けていると、仕事とプライベートの区別がつかなくなり、心身ともに疲弊してしまいます。

最初は意気込んでいても、疲労から仕事のモチベーションが徐々に下がり、生産性にも影響が出てしまうでしょう。

ワークライフバランスの良し悪しに明確な基準はありません。

ただ、家族との団らんや趣味に充てる時間が少ないと「自分自身で」感じる瞬間が多ければ、それは働きすぎの証拠でしょう。

自分が潰れてしまっては仕事どころではなくなります。

会社側に労働環境を改善する姿勢が見られなれば、転職を検討した方がよいでしょう。

うつの症状が出ている

厚生労働省は次のうち5つ以上の症状が2週間以上続いていたら、うつ病の初期症状の可能性が高く、専門家に相談することをすすめています。

  1. 悲しく憂うつな気分が一日中続く
  2. これまで好きだったことに興味がわかない、何をしても楽しくない
  3. 食欲が減る、あるいは増す
  4. 眠れない、あるいは寝すぎる
  5. イライラする、怒りっぽくなる
  6. 疲れやすく、何もやる気になれない
  7. 自分に価値がないように思える
  8. 集中力がなくなる、物事が決断できない
  9. 死にたい、消えてしまいたい、いなければよかったと思う

引用 : 厚生労働省「心の病気について知る うつ病」

これらに加え、吐き気や頭痛など何かしらの身体症状が出た場合は、初期症状から本格的なうつ病になっている可能性が高いといえます。

医療機関での投薬治療をはじめ、休職する必要も出てくるでしょう。

うつ病は初期症状の段階で適切に対処すれば、仕事に影響が出ない場合も多いです。

もし初期症状が出ているにもかかわらず、やりたくない仕事を無理やり続けている状態なら、早めに対処した方がよいでしょう。

相場と比較して給料が安すぎる

給料額が相場より低いことは、転職を決断する1つの目安になります。

現段階で同業他社よりも給与額が著しく低いのであれば、今後いきなり大幅に昇給して、同水準の報酬が支払われる可能性は考えづらいからです。

まずは、自分の給与額が相場と比較して適正な額かどうか確かめてみてください。

最も正確に判断できるのは、転職エージェントに分析してもらうことです。

業種問わず多くの企業と長年のつながりがあるので、より正確な回答をもらえるでしょう。

その他でいえば、会社四季報や転職サイトで同業他社の給与額を調べても、ある程度は参考になります。

ただし、同業他社に転職して高い給料を得るためには、どのようなスキルが必要か、今の職場と働き方がどう変わるかを確認する必要があります。

一般的に報酬が高いほど仕事は大変なので、今の実力に見合った会社に転職しなればミスマッチを起こすでしょう。

現状で自分が長く定着できそうな会社があるか、慎重に検討してみてください。

正当な評価制度ではない

明らかに自分より結果を残せていない人が、なぜか出世が早かったり、多くの報酬をもらっていたりして、悔しい思いをした経験が1度はあるのではないでしょうか?

世の中には思わず批判したくなるような、おかしな評価制度がたくさんあります。

適切な人事評価がおこなわれず、能力面を正当に評価しない会社ほど、優秀な人材がやりがいを感じず離職する場合が多いです。

離職した社員が優秀であるほど、業務の質や生産性の低下は避けられず、当然その埋め合わせをする社員1人1人への負担は増します。

明らかに正当ではない評価制度など、仕事以外の要素でモチベーションの妨げになる部分が多いことは、転職を考える1つの目安といえるでしょう。

スキルが身に付かず将来的に不安

入社初期であれば、仕事の全体像を掴むため、簡単な仕事から担当するケースはあります。

しかし、面接時の話とは違い、仕事内容が一貫して単純労働のみであれば転職を考えても問題ありません。

すでに説明した通り、まずは目の前にある仕事を頑張ることは大切です。

努力なくして仕事に必要な能力は身につかず、スキルアップのためのベースはできません。

ただ、いくら地道にコツコツ努力しても、身につくのが業務スピードや正確性のみの単純労働だけを担当するとなると話は別です。

市場で評価される実績・スキルは一向に身に付かないので、昇給やキャリアアップにつながらず、年齢とともに転職も不利になるでしょう。

腰を据えて働く場所を間違えると、将来の見通しが立てられなくなります。

今の会社で自分が今後どのように活躍できるかを見極め、転職した方がよいと判断したら、1歳でも若いうちに決断した方がよいでしょう。

本質的に適性がない

仕事が向いてないと判断して転職を決断するのは、決して甘えではありません。

人によって元々備わっている能力は異なるので、努力すれば全員が必ずしも同じ結果を出せるとは限らないからです。

とはいえ、自分の能力を決めつけてしまう行為は成長を妨げる原因になります。

どうしても今の会社で数年後に活躍しているイメージを持てなければ、まずは解決の糸口がないか直属の上司に相談してみることをおすすめします。

その上で、上司のアドバイスと今まで自分なりにおこなった努力とを照らし合わせ、できる限りのことはやったという実感があれば、今後も結果を出せない可能性は高いでしょう。

どんなにやり方を工夫しても、周囲と比較して明らかにアウトプットの質が劣るなら、その仕事に関しては決して向いているとはいえません。

今の仕事に貢献できないと本心から思うのであれば、素直に心の内を打ち明け、今の仕事を離れる方向に動いた方がよいでしょう。

やりたくない仕事から転職を成功させる5つのポイント

ここでは、やりたくない仕事を離れる理由で転職活動をスタートさせた場合の、成功するポイントを5つ厳選して説明していきます。

今まさに仕事を辞めようとしている人は、転職のリスクを十分に意識する必要がありますし、明確な理由なく辞めた場合は、より選考対策に力を入れなければいけません。

自分の決断に後悔しないように、転職活動の方向性だけは間違えないようにしましょう。

1、今の状態で転職が可能かどうか客観的に判断する

本格的に転職活動をスタートさせる前に、キャリア相談をして現状で転職できる実績があるかどうか客観的に判断した方がよいでしょう。

特定の仕事がやりたくなくて転職を考えるということは、入社から結構早い段階で転職を決断している可能性が高いです。

短期離職をすると選考は一般的に厳しくなるので、後先考えずに転職を決断すると、内定を獲得できず路頭に迷うリスクがあります。

エージェントやキャリアコーチングサービスを利用すれば、自分の市場価値を客観的に把握できるので、転職できるかどうかの見通しがつくでしょう。

仕事を辞める前には、必ずワンクッションおいて慎重に検討することが大切です。

2、自己分析の質を上げる

やりたくない仕事があって転職活動をスタートさせたなら、なおさら自己分析の質を上げる必要があります。

自己分析のポイントとして、まずは自分自身の強みや価値観を明確にする必要があります。

現在までの経験を振り返り、

  • 物事に取り組む際にどのような考え方を持っていたか
  • 周囲との関り方はどうだったか
  • 何に喜びを感じ、逆に何が苦痛だったか

これらを探っていき、どのような仕事内容や職場環境であれば、強みを活かして長く活躍できるかを明確にする必要があります。

また「企業選びの軸」を明確にすることも、自己分析の大切な要素です。

転職は人物面も評価対象になりますが、基本的に求めるスキルや経験をどの程度満たしているかが最重視されます。

会社に対して即戦力という観点で採用メリットを示せるように、応募する会社の方向性をしっかり定める必要があります。

以上「1、自分自身の強みや価値観」「2、スキルや経験を活かせる企業選びの軸」を明確にすることこそが自己分析の本質です。

この2点を詳細に分析するほど、選考中の回答内容に一貫性が出て、より説得力があるアピールができます。

3、圧迫面接に対応できるレベルの面接力

  • 前職の在籍期間が極端に短い
  • 志望動機が浅はか(やりたくない仕事が理由で辞めたので)
  • 離職理由をごましているのが丸見え

応募書類や面接から上記の内容が伝わる場合、本当に自社の社員として長く働く覚悟があるかを会社は圧迫面接を通して見極めようとするでしょう。

圧迫面接で冷静に対応できるようになるためには、何よりも場数を踏むことが大切です。

「ハローワーク・ジョブカフェ・エージェント」は圧迫面接の練習を無料でおこなえます。

定期的に模擬面接を実施して面接力の底上げをはかれば、自信を持って本番に臨めるでしょう。

4、ブランク期間を作らないように時間を大切にする

出典 : ワークポート

転職サイト「ワークポート」の調査によると、90%以上の採用担当者がブランク期間を「不利になる」と回答しています。

また、1年未満の短期離職を不利になると答えた割合は63%という結果でした。

このように、日本の会社は短期離職よりブランク期間の長さを重く捉える傾向が強いです。

したがって、自分の市場価値とマッチした求人に的を絞り、効率よく進めていくことが転職活動においていかに大切かが分かります。

ブランク期間に対する捉え方は会社によって差はありますが、一般的に3か月~6ヶ月がマイナス評価につながらないボーダーラインといえるでしょう。

5、情報収集が内定を獲得するカギ

「同業他社ではなく、なぜ当社を志望しましたか?」

このような難しい質問にも回答の軸をぶらさずスムーズに答えられれば、他の質問にも難なく対応できるでしょう。

特に役員面接では、同業他社ではなく、敢えて自分の会社を志望した理由を重視されます。

役員は自社のサービスについて重い責任があるだけではなく、人一倍思い入れがあるので、中途半端な回答では納得しない場合がほとんどです。

サービスや仕事内容に加えて、同業他社についても徹底的に調べ上げれば、完全に役員を納得させる回答は難しくても、面接時の回答内容がより具体的になります。

役員面接を突破できなければ内定は獲得できないので、情報収集に時間をかけ、志望度の高さをアピールしましょう。

【経験談】やりたくない仕事から離れ職場にいく苦痛が消えた

誰にでも、苦手なことは1つ2つはあるもの。

私はどうしても車の運転が苦手で、取得するまでに人の何倍も苦労しました。

車を仕事で運転したのは総務として働いていた時で、主に役所や郵便局へ書類を提出する目的で使っていたので、運転の頻度はそこまで多くありませんでした。

ただ、車を運転する時はいつも最悪な状況を想像するぐらい気が重くて、ズル休みしようと考えたことも1度や2度ではありません。

得意な人は「車の運転なんて慣れだよ」なんていいますが、一向に慣れませんし、一時期本気で転職を考えたぐらいです。

そんな状況に耐えかね、上司に思いきって相談してみたところ「そうなの?もっと早くいえばいいのに」と意外にもあっさり受け入れてくれました。

不思議なもので「苦手な仕事が1つ減るだけでこんなにも楽になるものか」と感じるほど、その日を境に肩の荷が下りたかのように、職場にいく苦痛が消えましたね。

総務で車の運転は必須ではなかったので何とかなりましたが、営業だったらどうなっていたのだろうと今でも冷や冷やします。

皆さんも自分が担当すれば確実に迷惑がかかる仕事があると思ったら、勇気を振り絞って相談してみてはいかがでしょうか?

理由によっては、意外に受け入れられる場合も多いですよ。

まとめ

やりたくない仕事から逃げることは、決して甘えでも恥でもありません。

できる範囲の努力をしても一向に状況が好転しなければ、直属の上司に相談して転職をする選択も有りです。

最もやってはいけないのは、限界まで頑張ってしまい体調を崩すこと。

働けなくなっては元も子もありませんし、せっかくの努力が水の泡になってしまいます。

何事も無理のない範囲で、力を抜いて頑張っていきましょう。

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この記事の監修者

「エーマッチ」編集長。
コンサル・マーケティング会社経営者で自らも7回もの転職経験者。
自らの転職経験を元に転職エージェントマッチングの「エーマッチ」を運営。転職エージェントの紹介だけでなく転職ノウハウ、キャリアアップ・独立起業などビジネス全般、最新ビジネスニュースなどをお届け。

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