合わない仕事を続けた結果は人生後悔だらけに!見極め方と対処法を解説

会社を休む理由
  • 「今の仕事は自分に合っていない気がする。」
  • 「頑張っているのに評価されない。」
  • 「このまま続けていいのかな。」

このような悩みを抱えつつも、退職に踏み切れないという人もいるのではないでしょうか。

たしかに仕事が合ってないからといって、勢いで辞めてしまうのは短絡的かもしれません。

しかしだからといって合わない仕事を続けて転職を先延ばしにしていると、自分の適性や価値観に合った仕事に就く機会を逃し、結果として将来後悔することになるでしょう。

そうならないためにも、自分に合わない仕事を見抜き、より良い転職先を探すためのポイントを知ることが大切です。

この記事では、合わない仕事の見極め方や対処法、自分に合った仕事の見つけ方について解説していきます。

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この記事の監修者
転職コンサル山田
コンサル山田

「日刊お仕事マガジン」編集長。
ウェブマーケティング会社経営者。上場企業からスタートアップまで7回の転職経験を元に「日刊お仕事マガジン」を運営。
転職ノウハウだけではなくビジネス全般、キャリアアップ、独立起業、最新ビジネスニュースなどをお届け。

合わない仕事を続けた結果起こる5つのこと

合わない仕事続けた結果

合わない仕事を我慢して続けると、次のようなことが起こる可能性があります。

  • ストレスで体調を崩す
  • 自己肯定感が損なわれる
  • モチベーションが保てなくなる
  • いつまで経っても評価されない
  • 人間関係が悪化する

1つずつ見ていきましょう。

ストレスで体調を崩す

合わない仕事は常に緊張状態が続くため、帰宅後も仕事のことで頭がいっぱいになり気が休まりません。

過度なストレスが長期に渡ると、

  • 眠れない日が続く
  • 動悸やめまいがする
  • 疲れがとれず熱っぽい
  • 原因不明の体調不良が続く
  • 頭痛や腹痛の症状がよく出る

といった身体の不調が現れ、体調を崩してしまいます。

そのまま放置すると次第に身体が動かなくなり、最終的にはうつ病を発症してしまうケースも少なくありません。

自己肯定感が損なわれる

自分に合わない仕事を続けていると「こんな自分ではダメだ」というネガティブな感情が止まらなくなり、自己肯定感を損なう原因となります。

根本的に向いていない仕事で成果を出すのは容易ではありません。それなのに同僚や後輩と自分を比較してしまい、ますます自信を喪失してしまうでしょう。

モチベーションが保てなくなる

先ほどお伝えしたように、合わない仕事を続けると自己肯定感が損なわれます。

結果「どうせ自分なんて」と自分を卑下するようになり、高いモチベーションで仕事に取り組むのが難しくなります。

モチベーションが低い状態で仕事をすると、ミスが増えて繰り返し上司に叱責されるようになり、さらに仕事に対するやる気を失うという悪循環に陥るでしょう。

いつまで経っても評価されない

取り組んでいる業務が向いていなければ、評価も上がりづらくなります。

普段からやる気のない状態で働いていると、上司は「仕事を任せて大丈夫だろうか」と不安になり、あなたに仕事を回しづらくなります。

大きな案件や難易度の高い業務を受け持つ機会を失い、いつまで経っても成長できず評価されません。

人間関係が悪化する

合わない仕事を続けると評価が低くなり、社内で「仕事ができない人」と認識されてしまう可能性があります。

周囲からの目が気になって職場で委縮するようになり、さらに仕事に集中できなくなるでしょう。

次第に周りとコミュニケーションがうまく取れなくなり、上司や同僚との関係が悪化して精神的に辛くなる恐れがあります。

職場の人間関係でのストレスが原因で体調を崩してしまうケースはよくあるので注意が必要です。

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自分に合わない仕事を見抜く4つの判断基準

今の仕事が「なんとなく合わない」と感じていても、本当に自分に合わない仕事なのか判断するのは難しいものです。安易に仕事を辞めてしまうと後悔する恐れがあります。

そこで、自分に合わない仕事を見抜くための判断基準を4つご紹介します。次の4つの項目で該当するものがあれば、今の仕事はあなたに合ってないのかもしれません。

  • 同じミスを繰り返してしまう
  • 仕事が楽しいと思う瞬間がない
  • プライベートを楽しめなくなった
  • 直感で「この仕事無理かも」と感じている

1つずつ解説していきます。

同じミスを繰り返してしまう

今の仕事が自分に向いていないか判断するために、まずは仕事中に同じミスを繰り返していないか振り返りましょう。

上司から何度も同じ指摘を受けている場合、その業務が自分に向いていない可能性があります。

例えば「日付の勘違い」「書類の不備」などのケアレスミスに心当たりはないでしょうか。この場合、スケジュール管理やメモを見直すことで改善できるかもしれませんが、そもそも事務処理が苦手な人が完璧にこなすのは厳しいでしょう。

とはいっても、誰しもが仕事でミスをする可能性があります。とくに実務経験が浅い時期は仕事に慣れるまで時間がかかるため、同じミスを繰り返すのは致し方ありません。

しかし1年以上経験しても改善されない場合は、その仕事が自分に向いていない可能性を疑いましょう。

仕事が楽しいと思う瞬間がない

ここ最近の仕事を振り返った時に、楽しいと思った瞬間がなければ、その仕事は自分に向いていないと判断していいでしょう。

実は「仕事が楽しい」と感じていれば、後天的に「向いている」仕事に変えることが可能です。

どういうことかというと、たとえ現段階でスキルや適性がなくても「仕事が楽しい」「この職場でなんとかやっていきたい」という強い思いがあれば、努力によって適性を補うことができるのです。

逆に言うと、仕事が楽しくなければ高いモチベーションが維持できず、なかなか成果に結びつきません。

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プライベートを楽しめなくなった

近頃プライベートの時間を楽しめなくなったと感じたら要注意です。仕事が合っていないことが原因で、大きなストレスを抱えているかもしれません。

今の仕事を始めてから次のような状況が続く場合は、向いていないといえるでしょう。

  • 常に気分が落ち込んでいる
  • 仕事のことを考えると憂鬱になる
  • 休日も仕事のことが頭から離れない
  • 趣味や好きだったことに関心がなくなった

この状態がさらに悪化すると、うつ病や適応障害といった病気をを招く危険性があります。一度休みを取って仕事から離れたり、転職を検討してみるのがおすすめです。

直感で「この仕事無理かも」と感じている

向いていない仕事の判断基準の一つとして意外と重要なのが「直感」です。

なぜかというと、普段働いている中で感じている業務への苦手意識などのストレスが積み重なると「この仕事を続けたくない」「もう無理かもしれない」という本音(直感)が頭をよぎるからです。

直感はあなたの心の声そのもので、それを無視して同じ場所で働き続けると、のちに我慢が限界を迎えるでしょう。

仕事は我慢するものと思われがちですが、決してそんなことはありません。自分に合った環境を見つければ、驚くほど快適に楽しく働くことができるはずです。

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今の仕事が合わないと感じた時の対処法

仕事が合わないと思ったときは

今の仕事が向いていないと感じた時に、試してほしい対処法は次の4つです。

  • 仕事の進め方や作業を見直す
  • 有休を取得して休んでみる
  • 異動を申し出る
  • 転職に向けて準備を始める

1つずつ解説していきます。

仕事の進め方や作業を見直す

業務自体が合わないと感じている時の対処法として、仕事の進め方や作業を見直してみることをおすすめします。

とくに実務経験の少ない業務は、少し改善しただけで仕事に対する苦手意識が和らぐことがあります。

上司や先輩社員の仕事の進め方を参考に、仕事の優先順位を見直して不要な作業を減らしてみると、スムーズに仕事を進められるでしょう。

その結果、周りから評価されるようになり、自然と仕事にやりがいを感じるようになるかもしれません。

有休を取得して休んでみる

有休を取得してのんびり過ごすのもおすすめの対処法です。

自分には合わないと思いながら働いていると、ネガティブ思考から抜け出せず視野も狭まります。

そんな時は仕事を離れてどこかへ旅行に行ったり、お気に入りの場所に出掛けたりすると、気分をリフレッシュさせることができます。

思考がクリアになり、仕事への向き合い方を見直すきっかけになるかもしれません。

異動を申し出る

業務内容や人間関係が合わないと感じているならば、異動を申し出るのも一つの手段です。

業務内容が合っていない場合は、部署を異動することで自分に合った業務が見つかるかもしれません。

上司や教育担当者とのコミュニケーションがうまくいっていない場合は、他の営業所へ転勤することで人間関係の悩みが解消される可能性があります。

転職する前に、まずは社内で自分に合った環境を探してみるのもいいかもしれません。

転職に向けて準備を始める

会社自体が合っていないと思うなら、転職に向けて準備を始めましょう。

転職活動となると、応募書類の作成や面接対策などやることが多すぎて面倒くさいという人も多いかと思います。

最初から本格的に行動する必要は全くないので、まずは情報収集や自分に合った環境の把握から始めるのがおすすめです。 

実際に転職をした友人に転職の進め方や体験談などを聞いてみるのもいいかもしれません。常にアンテナを張っておくことで、転職を決意した時に素早く行動できるでしょう。

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合わない仕事に見切りをつけるタイミング

次に、合わない仕事に見切りをつけるタイミングについて解説していきます。

入社半年以内は時期尚早

今の仕事を始めて半年以内の場合は、もう少し様子を見ることをおすすめします。

なぜなら、まだ業務を覚える時期であるため、一時的に向いていないと感じている可能性が高いからです。

1年ほど経験を積めば業務に慣れてきて、今より気持ちが楽になるケースもあります。辞めたことを後悔する可能性もあるので、入社半年以内の退職はおすすめしません。

すでにストレスが身体に現れている場合を除いて、勢いで退職するのは避けましょう。

入社1年後は最適なタイミング

今の仕事に1年以上携わっている場合は、仕事に見切りをつける良いタイミングです。

「とりあえず入社して3年は働くべき」という考え方もありますが、向いていない仕事を我慢して3年間も続けるのは辛いですし、キャリアアップの機会を逃す恐れがあります。

今すぐ辞めたい訳ではないけど違和感を感じている場合は、「5年後も今の仕事を続けたいか」という視点でキャリアについて再考してみましょう。

大きなプロジェクトが終了した後

勤務年数が長い場合は、大きなプロジェクトが終了したタイミングで退職を切り出すと区切りがいいのでおすすめです。

プロジェクト進行中の途中退職は、他のメンバーに負担がかかることはもちろん、新たな人員補充を検討しなければなりません。そうなると、周りから無責任だと思われて円満退職が難しくなります。

気持ちに余裕があるのであれば、プロジェクトが一段落した後で退職の意思を伝えましょう。

業務が落ち着いている閑散期

会社の閑散期もキリの良いタイミングです。

閑散期は職場全体の業務が落ち着ているため、部署内のメンバーへの影響を最小限に抑えることができます。

退職の意思はなるべく早めに伝え、丁寧に引継ぎを行えば円満退社につながります。

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すぐに合わない仕事を辞めた方がいいケース

合わない仕事をすぐに辞めほうが良いケース

見切りをつけるタイミングをお伝えしましたが例外があります。次に紹介する状況に当てはまる場合は、今すぐ退職を決断しましょう。

  • パワハラ・セクハラを受けている
  • 長時間労働が常態化している
  • 体調不良で業務に支障が出ている

それぞれ詳しく見ていきましょう。

パワハラ・セクハラを受けている

今パワハラやセクハラを受けている場合は、一刻も早くその職場から離れることをおすすめします。

パワハラ・セクハラが放置されている職場は健全な会社ではありません。被害を受け続けると心に深い傷を負い、一生を棒に振ることになります。

取り返しのつかない状態になる前に、自分を守るためだと思ってさっさと辞めましょう。

長時間労働が常態化している

長時間労働が常態化している会社で働き続けるのは危険です。

「残業するのが当たり前」「残業する人が評価される」という古い体質の企業で働き続けると、社内の非効率なやり方に固執してしまい成長できなくなります。

また慢性的な残業が続くと、疲労が蓄積されて業務に集中できなくなります。プライベートの時間も少なくなるため、気分転換がうまくできず心身にも影響が出てくるかもしれません。

キャリアアップが期待できず無駄な時間を過ごすことになるので、早いうちに見切りをつけましょう。

体調不良で業務に支障が出ている

すでに体を壊している、あるいは心身が限界なのに我慢して働いている場合は、今すぐ辞める選択をしましょう。

このまま働き続けるとさらに悪化して病気になってしまう可能性が高いからです。

うつ病などの精神疾患は治るのに時間がかかる上に再発しやすい病気です。身体が動かなくなる前に、合わない仕事から一旦離れることをおすすめします。

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自分に合った仕事を見つける方法

自分に合った仕事を見つける方法

仕事選びで後悔しないためには自分の強みを知り、資質に合った環境をじっくりと探す必要があります。

自分に合った仕事の見つけ方は以下の3つです。

  • 自己分析で自分の強みを知る
  • 興味のある仕事に就いている人に話を聞く
  • 転職エージェントに相談してみる

1つずつ解説していきます。

自己分析で自分の強みを知る

自分に合った仕事を見つけるために、まずは自己分析から取り組むことをおすすめします。

自己分析で自分の強み・弱みを洗い出し、自分のスキルや経験と照らし合わせることで、得意なことや苦手なことが整理できるからです。

そうすることで、次の仕事選びでは苦手なことを避け、自分の強みが生かせる仕事に就ける可能性が高まります。

自己分析をすると転職の軸が定まるだけでなく、面接対策や志望動機を練る際にも役立ちます。自己分析関連の書籍を読む、もしくは無料の診断ツールを使うなどして自分と向き合う時間を取りましょう。

興味のある仕事に就いている人に話を聞く

興味のある業界・職種に就いた経験がある知人がいる場合は、直接話を聞いてみましょう。

業界の取り巻く状況や具体的な仕事内容など、リアルな情報を入手できるので仕事選びの精度が上がります。「やっぱり自分には無理そう」「意外と自分に合ってそう」という新たな気付きもあるかもしれません。

インターネット上で情報収集することも大切ですが、経験者から直接話を聞くことでより濃い情報を得られるでしょう。

転職エージェントに相談してみる

自分に合った仕事を探すために、転職エージェントに相談してみるのも一つの手です。

転職エージェントの役割
転職エージェントの役割について

転職エージェントでは、あなたの経歴や要望に応じた求人をピックアップして紹介してくれます。会社の職場環境や雰囲気など詳しい情報を提示してもらえるため、自分が働く姿をイメージしやすいのも特長です。

まだ転職するか迷っている人も、面談で今後のキャリアを相談することができます。転職エージェントに自分の希望を明確に伝えるためにも、まずは自己分析をして転職の軸を整理しておくことをおすすめします。

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合わない仕事に関するよくある質問

ここでは、合わない仕事に関するよくある質問にお答えしています。

「合わないから辞める」は甘えだと思われる?

年齢や立場によっては「合わないから辞める」は甘えだと思う人もいるでしょう。

しかし、合わないから辞めたいと感じるのは決して甘えではありません。むしろ、辞めるという選択肢が浮かんでくるのは、自分のキャリアをより良いものにしようと真剣に考えている証拠です。

とくに年代が離れている人とは生きてきた時代が違うため、価値観が異なるのは当たり前です。周りの意見を参考にすることも大切ですが、最後は自分の意思を尊重しましょう。決して自分を責める必要はありません。

今すぐ仕事を辞めたい場合どうすればいい?

仕事が合わなくて苦しいのなら、退職代行サービスを利用しましょう。退職代行を利用すれば即日・引継ぎなしで会社を辞めることが可能です。

退職を受け入れてもらえない、会社とトラブルになりそうなどの問題を抱えている場合も、あなたの代わりに確実に退職の意思を伝えてくれます。「職場に迷惑をかけるかも」と気に病む必要はありません。悪いのはボロボロになるまであなたを追い詰めた会社です。

今の職場に未練がなく、とにかく早く職場から去りたいのであれば、退職代行の利用を検討しましょう。

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まとめ:合わないと感じたら我慢せず辞めてOK!

ここまで、合わない仕事の見極め方や対処法についてお伝えしてきました。

人には向き不向きがあるので、仕事が合わないと感じるのは決して恥ずかしいことではありません。我慢する必要は全くないので、合わないと感じたらさっさと辞めて大丈夫です。

「合わないと分かったからラッキー」「次に生かそう」とポジティブに考えて、次の仕事選びに生かしましょう。

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この記事の監修者

「エーマッチ」編集長。
コンサル・マーケティング会社経営者で自らも7回もの転職経験者。
自らの転職経験を元に転職エージェントマッチングの「エーマッチ」を運営。転職エージェントの紹介だけでなく転職ノウハウ、キャリアアップ・独立起業などビジネス全般、最新ビジネスニュースなどをお届け。

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