履歴書の手書きはマイナス?採用担当者に聞いた面接時に重視しているポイントと履歴書手書きのメリットとデメリット!
「履歴書って手書きじゃないと印象が悪くなることってあるの?」
「履歴書を手書きで指定する会社ってどうなの?」と。
最近はパソコン作成での履歴書作成OKな企業も増えている中、一体「手書き」と「パソコン」どちらが良いのか迷ってしまいますよね。
そこで今回は、上記の疑問はもちろん「手書きで履歴書を書く際のメリットとデメリット」「好印象を与えやすい履歴書の書き方のポイント」等、気になる情報をまとめてご紹介しますのでぜひご覧ください。
「エーマッチ」編集長。
ウェブマーケティング会社経営者。上場企業からスタートアップまで7回の転職経験を元に転職エージェントマッチングメディア「エーマッチ」を運営。
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履歴書は手書きとパソコンどっちが好印象?
最初の疑問、履歴書は手書きとパソコン、どっちが好印象なのかを採用担当者経験のある方に聞いてみました。
応募先から指定がない限り手書き・パソコン作成どちらでも良い
基本的に応募先から「手書き」「パソコン作成」と指定がない限りはどちらで履歴書を作成してもOKです。
そのため、特に指定されていないならばどちらで作成しても印象が悪くなってしまうということはありません。
どうしても気になる場合はネットで「〇〇業界 履歴書」と検索して手書きとパソコンどちらが多いのか、書き方を参考にしてもOKです。
企業によっては手書きの履歴書を時代遅れと取られる場合も
応募先から指定がない限りどちらでも良いと説明しましたが、近年IT企業や外資系企業だと手書きの履歴書は時代遅れと取る場合もあります。
特にIT企業ともなると一定のPCスキルが必要となるため、手書きの履歴書を敬遠する企業もあるのです。
しかし歴史的な企業や古い趣を大切にしている企業や業界は手書きの履歴書を好印象に感じるという実態もあるため、これらを踏まえて履歴書の書き方に指定がない場合は、応募した企業によって手書きかパソコンかを使い分ける必要がありますね。
手書きの場合は文字の綺麗さ、パソコンの場合はミスがないかが重要
手書きの履歴書でもパソコンの履歴書でも、採用担当者が重要視する点は手書きならば文字の綺麗さを、パソコンの場合はミスがないかを重視しています。
例えば文字が友人に手紙を書くような丸みを帯びた文字だったり、メモ書きのような読みづらい文字だったりしたら印象は悪くなるはずです。
またパソコンの場合は文字の綺麗さは関係ないものの、ミスが目立っていたり誤字脱字があったりすればチェックスキルのなさが露呈してしまいます。
人事部の採用担当は何百という履歴書を見てきています。履歴書の作り方が雑な応募者を前向きにとらえることはありません。
「履歴書はとりあえず読めれば良い!」「面接でアピールすれば良いや!」などと考えずに手書き・パソコンどちらで履歴書を作成する場合でも重要なポイントは外さないように意識しましょう。
履歴書に手書きを指定する企業の理由とは
次は2つ目の疑問、履歴書に手書きを指定してくる企業の真意とは一体何なのかです。
このご時世、手書きの履歴書は古いと考える企業も多くなりました。しかし数ある企業の中には「履歴書は手書きで」と指定してくる場合も。ではどうして履歴書に手書きを指定するのでしょうか。
熱意や本気度が知りたい
履歴書を手書きで書く場合、非常に手間がかかりますよね。
一文字でも間違えれば書き直し、綺麗に文字を書く為に労力も使うでしょう。
実はそこが企業や採用探勝が重要視しているポイントで、企業や採用担当者は「本当にわが社で働きたいのか」「わが社への就職に関してどの程度本気なのか」を手間のかかる履歴書から判断しているのです。
面接時の応答は練習をすればそれなりに熱意と本気度をアピールできます。しかし履歴書に関しては誰にも見られていない場所で書くわけですから気のゆるみや面倒だと感じる心が文字に現れるのかもしれませんね。
文字の丁寧さや書き方でその人の性格が大体把握できる
文字はその人を表すと言いますが、実際綺麗な文字を書く人のイメージは「しっかりしていそう」「仕事ができそう」と感じる人も多いでしょう。
事実、履歴書を雑に書くような人を採用したいと考える企業や採用担当者はいません。
要するに、文字の上手か下手かではなくて下手でも丁寧に書こうとしている姿勢からその人の性格を把握しているのです。
例えば文字を書くのは苦手という人が一生懸命丁寧に書こうとした姿勢が見えれば「頑張り屋さんだな」と感じますよね。
昔からの企業文化なので
しかし、企業の中には上2つの理由などではなく「単純にこれが昔からの我社の文化だから」という場合もあります。
その他には企業自体がパソコンをそこまでパソコンを扱わない場合も手書きの履歴書を指定してくることも。
この場合は単純に昔から決まりだから手書きの履歴書を指定しているだけで、採用に関しては人柄重視という企業が多いでしょう。
履歴書を手書きで書くメリット
次は履歴書を手書きで書くメリットについて見ていきます。
採用担当者に熱意や誠意をアピールできる
企業や採用担当者側が「手書きの履歴書で熱意や本気度を見ている」とお話ししましたが、これはこちらにとってメリットでもあります。
一生懸命に履歴書を書くことで「本当にこの会社で働きたいと思っています!」という熱意や誠意をアピールすることができるからです。
実際、企業によってはパソコンだとなんとなく1枚の紙という感じで熱意が伝わりにくいと感じているところもあります。
もちろんIT企業のように、PCスキルの判断材料として履歴書を活用するならば良いのかもしれませんが面接は人対人で行われるものですから、手間をかけて手書きで書いた履歴書の方が、温かみを感じる人も多いのです。
丁寧に書くことで人柄が伝わる
手間と時間がかかる手書きの履歴書を丁寧に書くことで自身の人柄を伝えることもできます。間違えたら再度一から丁寧に書きなおす…を繰り返せる人は端から見ても細かいことにこだわった仕事ができる人・丁寧な人ととらえてくれます。。
どんなに面倒なことでもしっかりと丁寧に何かを行える姿勢は採用にプラスになります。
履歴書を手書きで書くデメリット
次は履歴書を手書きで書くデメリットです。
作成に手間がかかる
履歴書を手書きで作成するには非常に手間がかかります。
履歴書を購入、ダウンロードして来て綺麗な机の上で一文字ずつ丁寧に書くわけですから時間もかかりますよね。
パソコンと違って一文字間違えれば消しゴムのように消せるわけでもない為、間違えないように集中力も必須です。またもし少しでも手元が狂ってしまえば一から書き直し…と履歴書を手書きで書くのは本当に労力がいります。
確かにやる気や本気度をアピールするには絶好のアイテムですが、その為の時間や労力があればパソコンで何枚でも履歴書が作成・コピーできますし忙しい時間を有効に使うこともできるはずです。
業界・企業によってはマイナス印象も
履歴書手書きが読みにくい・古い考え・非効率ととらえられることもあります。
とくに外資系企業や効率や生産性を考えるITベンチャー企業だと「わざわざ手書きにする必要ない」と考える企業もあるので注意が必要です。
履歴書を手書きで書く際のポイント
「今度の面接、履歴書は手書きで指定された」「自分は字も上手じゃないし正直自信がない」そんな方に向けて次は履歴書を手書きで書く時のポイントをご紹介しますのでぜひ参考にしてみてくださいね。
POINT1:ゲルインクボールペンで書く
ゲルインクボールペンは滑らかな書き味でにじみにくいという特性を持っているため、履歴書を手書きで書く際は油性のゲルインクボールペンで書くことをおすすめです。
履歴書を手書きで書く際に鉛筆は当然NGですが、万年筆も要注意です。文字の綺麗さに自信があるなら万年筆も良いですが、自信がないなら万年筆は避けましょう。また万年筆は綺麗に書ける反面、インクがにじみやすいという弱点もあります。
無難に油性のゲルインクボールペンにしましょう。
POINT2:文字の大きさをバランスよく整える
文字の大きさが一文字ずつバラバラだと見た目的にも印象が良くありません。
そのため何文字か文字を書いた後、全体的に履歴書を確認して文字の大きさがバランスよく整っているかチェックしましょう。
豆知識として「漢字は大きく・ひらがなは小さく」「文字の傾きを揃える」を意識して書くとバランスの良い文字列になるので試してみてください。
POINT3:適度な空白を入れる
集中して履歴書を書いていると気づくと文字同士の空白が空きすぎていたり、近すぎたりすることがあります。
空白が空きすぎると間延びしたイメージになり、近すぎると窮屈なイメージを与えてしまうため、適度な空白も必要です。
また文章が途中で次の段落に行く…というのも読みづらく見づらくなる原因ですので上の文字の大きさをバランスよく整えることもあわせて意識して書いてみましょう。
POINT4:文章は横にまっすぐを意識
上3つを意識して書けば心配のないことなのですが、特に意識せずに文字を書くと段々と文章が右上に上がっていたり、逆に左下に下がったりしていることがありませんか?
特に大きな余白部分に文字を書いているとありがちで、履歴書は罫線があるわけではないので文字が上下しやすいという特徴があるのです。
対策として予め鉛筆と定規で薄く「文字の上下」「左右」を囲む線を引いておくと自然と文字のバランスが整った綺麗な仕上がりになりますよ。
「履歴書手書き」に関するよくある質問
最後は手書き履歴書に関するよくある質問です。
履歴書手書きについて まとめ
今回は履歴書の手書きについてご紹介しました。
企業によっては手書きの履歴書を指定してくることもありますが、最終的に企業や採用担当者が重視するのは「履歴書の内容」です。
例えば志望動機やスキル、過去の実績等が企業の求めている基準に合えば履歴書が手書きでもパソコンでも採用される確率は高くなります。
履歴書を作成する際には手書きとパソコン、どちらを企業は求めているのかを確認することが重要です。