【不採用企業への再応募】期間・タイミング・受かるポイントから注意点まで解説!
第一志望の企業から不採用通知を受け取ったけれど、どうしても諦めきれない。
再応募しようと考えたとき「不採用になった企業に一定期間空けたら再応募してもいいの?」「再応募までどのくらいの期間を空けたほうが良いの?」「そもそも再応募ってOKなの?」といった悩みや疑問がありますよね。
不採用になった企業に再応募をしたいと思っている人はぜひ参考にしてください。
「エーマッチ」編集長。
ウェブマーケティング会社経営者。上場企業からスタートアップまで7回の転職経験を元に転職エージェントマッチングメディア「エーマッチ」を運営。
転職ノウハウだけではなくビジネス全般、キャリアアップ、独立起業、最新ビジネスニュースなどをお届け。
一度不採用になっても再応募OKの企業は多い
実は、一度不採用になっても再応募OKの企業は多いのです。
人材紹介会社ワークポートが2014年に企業に対して「過去に不採用にした人からの“再応募”はどの程度の期間が空いてれば可能ですか?」という調査を行いました。
その結果、調査対象となった企業のうち約80%が、 「不採用になってから2年以内の再応募OK」と回答しました。
そして「再応募は不可」と回答した企業は全体の1割でした。
不採用から再応募まではどのくらいの期間空けるのか
ただし「不採用になっても再応募OK」とは言っても、「不採用になった求人の募集がまだ出ているから再応募しても良い」という意味ではありません。
先ほど紹介したワークポートの調査でも、50%の企業が「不採用になってから1~2年開けて再応募ならOK」と回答しています。
転職業界では1年と言われている
転職業界では「不採用になってから再応募するまで1年空ける」と言われています。
これは1年空ければキャリアやスキルをアップさせることができるので、1年前より応募条件にふさわしいキャリアやスキルで採用選考に臨めるからです。
前出のワークポートによる調査では、「スキルアップするのに2年がちょうど良い期間である」と回答している企業もありました。
専門性の高い職種だと2年くらい必要ということもあるでしょう。
企業によっては半年・3ヶ月でも受け付けている企業もある
不採用から半年や3ヶ月でも再応募OKの企業もあります。
期間は短めに設定していても、いずれの企業も「不採用になった理由が解消されていればOK」というスタンスです。
例えば、SPI(適正検査)で不合格になってしまった場合などでしたら、3ヶ月〜半年あれば対策して再びチャレンジすることができます。
不採用になったときとは別のポジションで募集がでることもあるからな。
不採用になった理由が再応募をするかしないかのポイントになる
不採用になった企業に再応募するかどうか決めるポイントは不採用の理由にあります。
しかし不採用の理由を企業は応募者に教えてくれないことが多くあります。
そのときは不採用の理由は面接のやりとりを思い返したり、提出した応募書類のコピーを見直したりして推測するしかありません。
例えば、
- 応募した職種に関連する業務の経験が1年未満しかないなら、業務経験不足
- 応募した職種に関連する資格を持っていないなら、資格を保有していないこと
- 採用面接で緊張しすぎて上手く話せなかったなら、入社の熱意が伝わらなかった
- 採用面接で面接官と何となくウマが合わなかったなら、社風にあっていないこと
が不採用の理由と考えられます。
ただ、転職エージェントを利用して応募した企業に不採用になった場合は不採用理由を教えてくれることがあります。
転職エージェント経由で応募して不採用になった場合は、必ず担当のアドバイザーに何がいけなかったのか聞いてください。
ここでは4つの不採用理由について再挑戦できるかどうかを解説します。
不採用の理由が業務経験不足の場合
不採用の理由が業務経験不足の場合は、業務経験を積めば再挑戦で採用のチャンスがあるかもしれません。
不採用後1〜2年経ってから再応募すれば、キャリアもスキルも向上していることが見込まれるからです。
もちろん、
- 別の会社へ転職・部署に異動して同様の業務に携わっている
- 不採用後1〜2年くらいのタイミングで同じ求人が出る
という条件が揃うことが必要です。
不採用の理由が資格を保有していないことの場合
不採用の理由が資格を保有していないことの場合は、その資格を取得すれば再挑戦で採用のチャンスがあるかもしれません。
資格によっては年1回しか受験できないものも、試験会場数が少ないものもあるので、試験日時と場所を調べて準備しましょう。
ただし、再応募する場合は資格を実際に取得してからにしてください。
資格試験を受けて、結果待ちだけど「自己採点で多分合格できていると思います。」の状態で再挑戦はオススメできません。
不採用の理由が入社の熱意が伝わらなかったことの場合
採用選考で入社の熱意が伝わらなかったことの原因として
- 応募書類の志望動機が良くなかった
- 面接で緊張し過ぎて上手く話せなかった
などが考えられます。
こういう場合は、
- 入社の熱意が伝わるような志望動機を用意する
- 面接で緊張しないように練習する
などの準備をしっかりすることで、再チャレンジが可能になります。
「これが最後の転職です」というような入社の熱意が伝わる応募書類や面接対策は、転職エージェントを利用するとサポートしてもらえます。
1人で準備するのは不安という人は転職エージェントに登録して、転職のプロの指導を受けましょう。
不採用の理由が社風に合わないの場合
不採用の理由が社風に合わないという場合は、再挑戦が難しいかもしれません。
これは不採用後どれだけ間をおいても解消されるものではありません。
無理に社風に合うように取り繕って仮に入社できたとしても、そこで長く働き続けるのはツラいでしょう。
社風に合わないというのは単に相性が良くないというだけなので、その場合は割り切って別の求人を探す方が良いです。
再応募OKの企業なら不採用になったことを気にせずに応募しよう
不採用になったら「悔しいから二度と同じ企業に応募しない」と言う人もいますが、「どうしても諦めきれない」と言う人も数多くいます。
再応募OKの企業なら不採用になったことを気にせずに応募することをオススメします。
多くの再応募OKの企業は1年程度間を開けてから再応募という条件をつけています。そのくらい時間が経つと、採用の基準や採用担当者が変わっている可能性もあります。
また再応募を好意的に捉える企業もありますので、熱意を行動に移して後悔しない転職活動をしてください。
採用の基準が変わっている可能性があるから
不採用通知を受け取ってから1~2年経つと、その会社を取り巻く世の中の状況も、経営状況も変わります。
それに伴い会社や部署の業務内容や規模が変わってくることも十分ありえます。
そうなると同じ求人募集が出ても、不採用になった時より
- 採用人数が増えている
- 求められるキャリアやスキルが変わっている
- 新しい部署で求人がでている
など採用の基準も変わっている可能性があります。
採用担当者が変わっている可能性があるから
不採用になってから1〜2年経つと、人事の採用担当者が変わっている可能性があります。
採用担当者が変われば応募者の選び方も変わるかもしれません。
とくに面接担当者のタイプが
- 厳しい態度で質問する人 → 柔らかい口調で質問する人
- 応募者の苦労話を好む人 → 応募者の数値実績に興味がある人
のように大きく変わることもあります。
面接で失敗したという人は、このような変化が有利に働く可能性を期待することができます。
入社の熱意が高いと解釈される可能性もあるから
企業によっては、再応募してくる人を「入社の熱意が高い人」「あきらめない人」「行動力のある人」として高く評価するところもあります。
一度不採用になったら諦めて別の会社に転職してそのまま、というケースが多い中、「うちの会社にそんなに入社したいのか」と熱意とヤル気を買ってもらえる可能性はあります。
「あのとき再応募しておけばよかった」とずっと後悔し続けるくらいなら、「どうしてもこの会社に入りたい」という熱い想いをぶつけて再チャレンジするのもアリです。
不採用になった企業に再応募するときの注意点
不採用になった企業に再応募することを決めたら、注意してほしいことがあります。
ここでは、再応募するときの注意点について解説します。
募集要項をよく確認する
不採用になった企業に再応募するときは、まず募集要項をよく確認してください。
確認するポイントは
- 再挑戦がOKかどうか
- 不採用になった後どれくらいの期間が必要か
- 応募条件に変更はないか
ということです。
例えば、リクナビNEXTで検索した東芝エレベータ株式会社の求人情報です。
この企業の場合は、不採用になってから1年以内の人は再応募できません。
募集要項に再応募について書かれていなければ、会社に直接問い合わせましょう。
必ず再応募であることを伝える
不採用になった企業に再挑戦するときは、必ず「再応募である」ことを伝えて応募してください。
応募書類を送るときに、カバーレターに再応募であることを書いておくのがオススメです。
その際、
- x年x月に不採用になった
- 〇〇の業務を△年経験した
- xxの資格を取得した
という情報も書くようにしてください。
しれっと何も書かずに送ってもダメではないかもしれません。
でも、「過去に不採用になったけれど、その時から成長しましたので再応募します」と明確に伝える方がずっと好印象でオススメです。
再応募でも不採用になったら…
再応募しても不採用になる可能性はあります。
再応募OKの会社なら、もう一度不採用になった理由を見直して再チャレンジすることもできます。
どうしてもその会社に入りたいのなら、別の職種で挑戦する選択肢もあります。
また、「縁がなかった」と割り切ってあきらめるのもアリです。
外から魅力的に見える会社でも、実際働いてみると合わないことはよくありますから。
別の会社で働いているうちに仕事にやりがいを見つけて面白くて辞められない、となる可能性だってあります。
時にはこだわりを捨てて、別の角度から状況を眺めてみるのも大切です。
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不採用企業への再応募 まとめ
不採用になった企業が再応募OKなら、もう一度チャレンジするのは全く非常識ではありません。
多くの企業が不採用後1年以上経てば再応募を受け付けています。
ただし、不採用になった理由によって再応募しても大丈夫かどうか見極める必要があります。
再挑戦するときは、必ず「再応募」であることを応募時に会社に伝えて、前回からどれだけ成長したかをアピールするようにしましょう。
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