会社員向いていないと思ったときに選択肢6つ!他の働き方やジョブチェンジするときのポイント
- 「会社員に向いていない場合は起業するしか道はない?」
- 「会社員に向いている人・向いていない人とは」
- 「完全在宅で仕事ができないかなぁ?」
そんな疑問はありませんか?
会社員は多くの人と接するので、気疲れする瞬間が多いですよね。
結論をいえば、一時的な感情だけで会社員に向いていないと決めつけない方がよいです。
まず自分の特性を客観的に把握することからスタートして、その上で最適な働き方を見つけていくのが問題解決の近道になります。
この記事を読むメリットを厳選すると以下の通りです。
- 会社員に向いていない場合の最適な進路が分かる
- 自分が本当に会社員に不向きなのかが理解できる
- フリーランス(起業)の道は自分に合っているか判断できる
- 在宅勤務の求人を受ける際に失敗が少なくなる
すでに会社員以外の道を検討している方、今の仕事が何となく軌道に乗らないという方は、ぜひ最後までご覧ください。
「エーマッチ」編集長。
ウェブマーケティング会社経営者。上場企業からスタートアップまで7回の転職経験を元に転職エージェントマッチングメディア「エーマッチ」を運営。
転職ノウハウだけではなくビジネス全般、キャリアアップ、独立起業、最新ビジネスニュースなどをお届け。
会社員に向いていない!と思ったら有効な選択肢6つ
どこの会社でもなぜか上手くいかず、いつもストレスフルな状態だと会社員に向いていないと思いますよね。
「職場の悩みだけで心が支配されて人生終わってしまいそう。」
「サラリーマンって辛いだけ。」
そんな気持ちになり、会社員としてはやっていけないと思った時に、他の有効な選択肢を6つ紹介していきます。
1:まずは別部署に異動できないか掛け合って見る
会社員に向いていないと思うのは、努力しても仕事で結果が出せず、単純に悩んでいるだけの可能性もあります。
その場合、仕事内容さえ合えば結果を出せるようになる可能性が高いので、働き方云々よりも、今の職場で別部署に異動できないか掛け合ってみるのが先決です。
転職や起業には多少なりともリスクが伴います。
職場環境を変えなくて済むなら、可能な限り今の職場で自分のスキルを最大限に活かせる仕事を探してみましょう。
2:思い切って転職する
今の職場でこのまま継続して働くのが難しいと思った場合は、まずは自分に適した転職先がないか検討してみましょう。
会社員が向かないと思った時に、真っ先に考えるのはおそらくフリーランスの道でしょう。
しかしフリーランスはスキルがあるだけではなく、営業力がないと安定して収入を得るのが難しく、さらに身の周りのこと全てを自分でおこなう必要があります。
ノウハウが全くない状態で、フリーランスに後先考えずになるのはおすすめしません。
3:全く畑違いの仕事に挑戦してみる
会社員が向いていないと思ったら、今の仕事と性質が反対の仕事はどのようなものがあるか調べてみましょう。
努力しても一向に結果が出ず、仕事が苦痛に感じるレベルなら、性質が反対の仕事に適性がある可能性が高いからです。
全くの未経験から異業種への転職は一般的にハードルが高いですが、20代はもちろん30代前半までなら十分に間に合います。
ただし、30代に足を踏み入れるとポテンシャルが重視されにくくなるので、なるべく早く転職活動をスタートさせた方がよいでしょう。
30代や40代が未経験から異業種に転職を成功させるには、他業種での経験やノウハウを掛け合わせることで活躍できる根拠をアピールする必要があります。
今の職場で活躍できる場所がなく思い悩んでいるのであれば、まずはこれまでの実績を活かせる転職先を探していきましょう。
4:スキルを活かしてフリーランスの道を検討する
独立できるスキルとノウハウがあれば、フリーランスの道も検討してみましょう。
自分の好きな時間や場所で働けるので、組織のルールに縛られるのが苦痛な人にとっては最適な働き方といえます。
収入が安定するまで時間がかかったり、契約の都合で収入が一時的に途絶えたりするリスクはありますが、自分の好きな仕事で生計を立てるやりがいを感じられます。
会社員に比べて人間関係も限定されるので、パワハラやセクハラで悩むなど余計なストレスが減り仕事に集中できるでしょう。
5:派遣社員として特定の仕事で働く
派遣社員は基本的に派遣先と契約した業務のみを担当するので、苦手な仕事を避けられる場合が多いです。
残業や休日出勤も少なくないので、時間に融通が効きやすいメリットもあります。
ただし派遣期間に合わせて雇用契約を結ぶ形なので、派遣先との契約が切れると同時に収入が途絶えてしまいます。
派遣社員で働く場合には、基本的に雇用が不安定になることは覚悟しなければならないでしょう。
年齢が高くなると派遣先が見つからないリスクもあるので、一定のスキル・実績を身に付ける目的で働くのがベストといえます。
6:HSPや大人の発達障害の診断を受ける
HSPや大人の発達障害の特性は、次に説明する会社員に向いていない人の特徴と非常に似ている部分が多いです。
かりに診断基準を満たせば配慮を受けながら働くこともできるので、今まで転職を繰り返してきた人でも1社に長く定着できる可能性があります。
職場環境や仕事内容に関わらず、社会自体に適応できないと感じている人は一度診断して、その後どうするか考えてもよいかもしれません。
実際に診断を受けて自分のことを深く理解でき、人生が好転する人も多くいます。
一方で、診断に絶望して気力をなくす人もいるので、診断の受け止め方は医師をはじめ周囲と十分に相談しましょう。
会社員に向いていない・辛いと感じてしまう理由8選
ではどんな人が具体的に会社員に不向きなのでしょうか?
ここからは、会社員に向いていないと感じやすい人の特徴を8つ厳選して紹介します。
結論をいえば、今から紹介する何個かに当てはまっても、一概に会社員に不向きとは断言できません。
しかし大多数に該当してしまった場合は、他の会社に転職しても上手くいかない可能性は非常に高いです。
その場合、会社員がベストな働き方とはいえないので、すでに紹介した他の選択肢も検討する必要があるでしょう。
1:人付き合いが苦手
会社員は仕事ができるだけではなく、社会性も同じくらい要求されます。
上司・同僚との付き合い、忘年会などの各種イベントなど、社内のメンバーとコミュニケーションを取る機会はたくさんあります。
人付き合いが苦手で可能な限り1人で居たいタイプだと、会社員として働くのが辛いと感じる瞬間は多いでしょう。
2:過去に職場環境が合わないケースが多かった
転職して何度か職場を変えても、どうしてもストレスを感じてしまう機会が多かった人は会社員には向かない可能性が高いです。
会社員は多くの人とコミュニケーションを取りながら仕事を進めるので、臨機応変な対応が求められます。
人や環境によって精神面が左右されやすく、アウトプットの質にも差が出やすい人だと、どうしても活躍の場が制限されてしまうでしょう。
3:組織のルールに順応するの辛い
- 「朝は8時30分までに全員出勤する」
- 「〇時~〇時まではネット閲覧は禁止」
- 「定時までに日報を提出する」
など会社にはたくさん社内ルールがあって、覚えるだけでも大変です。
中にはルールを破るとペナルティを課す会社もあり、ただでさえ仕事が忙しい会社員にとって煩わしく感じる場面が多いでしょう。
組織には「これどうなの?」といいたくなる非現実的なルールがまだまだ存在するので、自分のやり方を重視したい人は苦痛に感じる可能性が高いです。
4:会社のあいまいな評価基準で働きたくない
会社の人事評価は、主に以下3つの項目に分類しておこなわれます。
- 能力評価(職務遂行能力やスキル到達度)
- 業績評価(仕事の成果や目標に対する達成度)
- 情意評価(仕事に対する姿勢や社内における生活態度)
しかし多くの会社は評価基準があいまいで、成果がしっかり報酬に反映されているのか疑問を持ちながら働いている人も多いです。
上記アンケートの結果からも分かる通り、何を根拠に評価が決まっているか分からず不満を感じている人は多いといえます。
成果に対する正当な評価を強く求める人は、会社員に向かない可能性が高いです。
5:仕事の得意・不得意に差がある
会社員は多くの仕事を同時並行でこなせる「マルチタスク能力」が求められます。
管理職を例にすると、自分の仕事を進めながらメンバーの進捗も把握して、適切な指示を送り続けなければいけません。
会社員は事務的な仕事をスピーディーにこなすだけではなく、コミュニケーション能力や管理的な能力を必要とする仕事も同時に進める機会が多いです。
特定の仕事だけ著しく苦手だと、周囲に迷惑がかかる場面が多いでしょう。
6:自分の目標を優先させた人生を歩みたい
サラリーマンは在籍している会社の利益を最優先する必要があるため、自分の実現したい目標が達成できるとは限りません。
目標の実現には程遠い泥臭い仕事を担当する機会も多いので、理想と現実のギャップに戸惑う人もたくさんいます。
目標に対する達成意欲が強いほど、会社員として働いている時間が障害になっていると感じるでしょう。
7:通勤が苦痛
総務省の統計によると、通勤時間の全国平均は往復で1時間19分、片道に換算すると約40分という結果が出ています。参考 総務省統計局 令和3年社会生活基本調査の結果
人口が多く公共交通機関での移動がメインの関東・関西地域ほど通勤時間が長くなり、通勤を負担に感じる人は多いでしょう。
通勤のためだけに約1時間も費やすことに価値を見出せず、いつも会社に着く頃には様々なストレスで疲れ果てている人は会社員は辛い働き方といえます。
8:空気を読むのが苦手
空気を読むとは、相手の表情・しぐさから感情を読み取ったり、周囲の状況から今自分が取るべき言動を瞬時に判断する能力をいいます。
普段から空気を読むことを意識すれば、相手の立場にたった行動が取れるので、大きな対人トラブルを防げるでしょう。
周囲との衝突が減れば仕事がスムーズに進むので、空気を読む力は会社員にとって大切な能力です。
普段から後先考えずに行動しがちで、相手を怒らせてしまう機会が多い人は会社員がベストな働き方とはいえないでしょう。
ただ、すぐに物事を判断できる決断力は長所にもなるので、仕事内容によっては高い成果を上げる可能性もあるでしょう。
会社員の方が確実に向いている人の特徴について
逆に会社員がベストな働き方の人はどのような特徴を持っているのでしょうか?
ここでは、起業や他の働き方よりも、会社員が向いている人の特徴を紹介します。
今から紹介する特徴に多く当てはまった場合、たとえ会社員が向かないと思っても、他の会社に転職した方が希望のキャリアを実現できる可能性が高いでしょう。
自分で決断するのが苦手でルールに従って働きたい
普段の仕事で、特定のルールがないと次に何をしてよいか分からなくなるタイプの人は、会社員の方が安心して働けるでしょう。
1日の流れや業務手順がある程度は明確に決められているため、組織に所属していれば自分で仕事の進め方を最初から考える機会は極めて少ないでしょう。
また、何かしらトラブルがあった際に、周りのサポートを受けられるメリットもあります。
何事につけても自己決断するのが苦手な人であれば、会社員として働いた方が楽でしょう。
経済的な安定・社会的信用を得たい
すでに説明した通り、フリーランスは人によって収入が安定するまで時間がかかりますし、誰でも急に収入が途絶えるリスクもあります。
また会社員と比較して社会的な信用が低いので、ローンを組めない場合も多いです。
ローンの審査は安定的な収入と勤続年数が最重視されるので、特にフリーランスになって間もない人はお金が借りられない可能性が高いです。
安定志向が強い人は、確実に会社員のまま働き続けた方がよいでしょう。
何事も平均以上にできる器用な人
会社員にとって器用さは大きな武器になります。
会社員は1つの仕事ではなく、複数の仕事をバランスよくこなせる能力が必要です。
特定の業務が極端に苦手で常に人に頼っている様では、仕事の進捗が遅れ、アウトプットの質にも影響が出てしまいます。
また、対人関係における器用さも大切です。
場の空気を読む力に長け、苦手な人とでも上手く打ち解けられる能力があれば、社会を上手く渡っていけます。
秀でている能力がなくても全ての業務で平均点を取れるタイプ、どんな人とでも合わせられる器用さを持った人は、会社員の方が強みを活かせる可能性が高いです。
仲間と1つの目標を成し遂げたい
「1人だと何か張り合いがない」「同じ喜びを分かち合う仲間が欲しい」という考えを多少でも持っていれば、会社員の働き方が合うでしょう。
フリーランスや派遣など会社員以外の働き方でも、業務上で人間関係は発生します。
ただ、会社員の方が周りのメンバーと歩調を合わせて仕事をおこなう機会が多く、業務内容も多岐にわたります。
メンバー全員と一丸になって何か1つの目標を成し遂げたい場合は、会社員の方が適しているでしょう。
出世欲が強い
- 「将来は部下の上に立ちリーダーシップを発揮したい」
- 「上流工程の仕事に昇進して、安定的に高収入を得たい」
これらの目標は、会社員として継続的に結果を出すことで成し得ることです。
フリーランスや派遣は、基本的にプロジェクト単位で契約するので、長期的なキャリアを形成する目的には向きません。
スキルが付いてきたと思っても、契約が満了すれば新たに仕事を見つける必要があるので、中々キャリアップできない問題もあります。
対して会社員は自分の会社で働くので、継続的なスキルアップが期待でき、それに伴って収入や地位も上がっていきます。
将来的に出世したい気持ちが強い人は、会社員として長く働いた方が目的が実現しやすいでしょう。
将来的に独立を考えている
フリーランスとして独立するには、特定のスキルを持ち合わせているだけでなく、自分で身の回りのことは何でもできる様々なノウハウが必要です。
- 経理や税金関係
- 営業スキル
- スケジュール管理
独立するのであれば、これらに関する内容は常識レベルで身に付ける必要があります。
会社員として多くの経験を積み重ね、豊富なビジネススキルを習得すれば将来的な独立も現実味を帯びてきます。
現段階で独立できるスキルやノウハウを持ち合わせていない人は、まずは会社員として経験を積むのがベストな選択でしょう。
会社員に向いていないと感じ組織に属さない道を選択する際の注意点
組織に属さない働き方を選択する場合は、
- 本当に会社員に向いていないのか・無理なのか
- 他の働き方のリスクをしっかり理解しているか
- スキルや実績は十分なのか
特にこれらの内容は、実際に動き出す前に何度も確認する必要があります。
後先考えずに軽い気持ちで決断すると、将来的に行き場をなくし路頭に迷う原因を作ってしまうでしょう。
一時的な感情で会社員が向いていないと思っていないか確認する
会社員が向いていないと思ったら、単純に今の会社や仕事が合っていないだけの可能性がないか考えてみましょう。
仕事で失敗が続けば、誰でも感情的になり会社員をやめたくなるのは当然です。
しかし仕事で結果が出ない現実と会社員が向かないこととは結びつきません。
職場環境が変われれば状況が好転する場合もあるので、一時的な感情で会社員に向いていないと決めつけ、焦って進路を決めるのはやめましょう。
転職活動をスタートすれば意外と働きたい会社が見つかり、会社員として働くのも悪くないと思うかもしれません。
フリーランスになったら自由が手に入るという考えは大間違い
結論をいえば、フリーランスは自由ではありません。
これまでも説明してきた通り、スキルがない人や独立に必要なノウハウがない人にとっては寧ろリスクが大きいです。
確かに、会社員と比較して人間関係のしがらみは少なくなりますが、色々な面で精神的な負担が増えるでしょう。
それに、フリーランスの方が他人と関わる機会が少ない分、担当プロジェクトの関係者と少ない時間で人間関係を構築しなければいけません。
- 「初対面が苦手」
- 「自分から話しかけられない」
フリーランスになったら、そんな悠長なことはいってられないでしょう。
フリーランスは「自由」という誤った認識は捨て、実際にデビューした人から話を聞くなど現実を意識することが大切です。
転職や独立できるだけの実績があるか確認
転職するのであれば転職エージェント、独立を考えるのであればフリーランス専門エージェントに相談して市場価値を正確に把握しましょう。
自分の目的に特化した転職エージェントであれば、より実用的なアドバイスをもらえます。
転職エージェントは相性もあるので、ファーストコンタクトで印象が良かった会社や希望する求人を多く扱っている会社を中心に選ぶとよいでしょう。
また大手エージェントでも拠点によって対応が全く違うので、有名な会社だから安心だと決めつけず、実際に接して良し悪しを判断することをおすすめします。
会社員に向いていないと思う人に最適な転職先の特徴
ここでは会社員以外の働き方を探してはいるものの、他の働き方はハードルが高いと感じている人に向けて、最適な転職先の特徴を紹介します。
たとえ現状で向かないと思っている会社員でも、職場を変えれば十分に活躍できる可能性はあるのでぜひ参考にしてみてください。
在宅でできる仕事
コロナの影響もあり、在宅でできる仕事は増加しています。
基本的に自分のペースで進められるので、会社員の働き方に向かないと感じている人にはおすすめです。成果さえ出せば、仕事の進め方は自由なので時間に融通が効きやすいメリットがあります。
求人サイト「求人ボックス」で完全在宅というキーワードで検索したところ、8万件以上の求人がヒットします。(2023年9月現在)
特に募集が多かった職種は、以下の通りです。
- 事務系
- エンジニア系
- デザイナー・Web制作
- カスタマーサポート
- 各種アシスタント業務
- ライター・編集者
条件がよい求人ほど競争が激しく応募資格も厳しめのところが多いので、内定を獲得するまでに時間がかかることは覚悟する必要があります。
また、業務委託や派遣など非正規雇用の求人も多いので、いきなり正社員はハードルが高いと感じる人は実績を積む目的で受けるのも有りです。
事務系は人気職種ですが、総じて実務未経験でも応募を受け付けている会社が多いので、挑戦してみる価値はあるでしょう。
コミュニケーションの機会が少ない仕事
会社員に向いていない人は、人付き合いが苦手で、他人のペースに巻き込まれるのが苦手な人が多いです。
転職するのなら、コミュニケーションを取る機会が少なく、1人で黙々とできる仕事がおすすめです。
- ドライバー
- 製造・物流職
- 製品検査
- プログラマ―
- テスター
- クリエイティブ職
- 警備・清掃
- ビルメンテナンス
これらの仕事は人と接する機会が少なく、どちらかといえば自分の腕が問われます。
プログラマ―やクリエイティブ職は採用基準が高めですが、それ以外の職種は比較的採用されやすい職種でもあるのでおすすめです。
ただ誰とも全く接しない仕事は基本的に存在しません。
完全在宅の仕事でもない限り、休憩時間中の何気ない会話や社内手続きの際に事務スタッフと対応するなど、最低限のコミュニケーションはほぼ毎日発生します。
あくまでも「コミュニケーションの機会が少ない仕事」と捉えましょう。
フィールドエンジニア系
フィールドエンジニアとは、現場に訪問してパソコンやプリンタの修理、アフターメンテナンスを中心におこなう仕事です。
フィールドエンジニアは、顧客と仕事上の話は問題なくできるものの、どうしても集団行動が苦手で、同僚との雑談も苦手な人には特におすすめです。
1日の大半はオフィスにいないため、移動中など意外に1人になる時間もあり、周囲に気を遣わずに心を落ち着けられる瞬間もあります。
チームを組んで対応する場合でも少人数が基本なので、人間関係のストレスを感じづらいでしょう。
直行直帰の求人も多いので、お客様とのコミュニケーションが極端に苦にならなければ検討する価値はあります。
会社員に向いていない人が在宅勤務の求人を探す際の注意点
在宅勤務の求人を探す際は、ミスマッチがないか十分に確認してください。
周りからサポートを受けるのが難しい分、自分のスキルに見合わない点が多い仕事ほど、就業中にトラブルが発生する確率が上がります。
また、在宅勤務と求人票に記載しているのに、実際はほとんどの日を出社させる会社もあるので、応募先企業の実態を確認してから選考を進めましょう。
人と接する機会は少ないが、その分だけ高いスキルが求められる
在宅勤務の場合、周りに頼れる人は基本的にいません。
有効な連絡手段としてZoomやSkypeがありますが、サポートできる範囲は限定されます。
したがって、在宅勤務の場合は、突発的なトラブルがあった際に素早く自己解決できるスキルレベルを求められる場合が多いです。
人と接する機会は確かに少なくなりますが、スキルが低いと業務上で様々な不都合が出て、常にプレッシャーを感じてしまうでしょう。
在宅でできる仕事に採用されるには、どれだけのスキルを持っているかが大きなポイントといえます。
転職エージェントから応募先の情報を仕入れる
在宅勤務の求人を探す時は、ミスマッチを避けるためにも転職エージェントの利用を強くおすすめします。
一番の理由は、在宅勤務と求人票に記載しておきながら、実際は出社を要求してくる会社が多いからです。
要するに「釣り求人」が非常に多いといえます。
- 「来月から徐々に在宅の日も増やすから」
- 「将来的には在宅勤務になるけれど、今は出社してもらう」
など都合のよい理由をつけて、人材を確保しようとしているのです。
また虚偽の在宅勤務求人を掲載し、応募者の個人情報をだまし取ろうする「在宅ワーク詐欺」も横行しているので注意してください。
必ず転職エージェントなどから応募先企業に関する正確な情報を仕入れ、自分が納得した上で選考を進めるようにしましょう。
会社員に向いていない人に有益!自分の特性を高精度で診断できるツールやカウンセリング
自己分析ツールを活用すれば、データに基づく客観的な分析結果を得られます。
今まで自分自身が気付けなかった潜在的な一面も発見でき、自分に合った仕事を見つけるための有効なヒントが手に入るでしょう。
現在はオンラインで手軽に診断できるものが多く、忙しい会社員でも利用しやすいのがメリットといえます。
ただし、あくまでも診断結果はプログラミング判定なので、自己分析のヒントとして活用するのが望ましいでしょう。
より精度の高い診断結果が欲しければ、自分の特性をより詳細に分析でき、フィードバックの質にも定評のある有料版の自己診断ツールがおすすめです。
また人が直接介入することで、さらに正確な自己分析ができるので、診断ツール以外にもキャリアコーチングサービスについても紹介していきます。
ストレングス・ファインダー
ストレングス・ファインダーは、世界最大規模の調査会社Gallup社が、様々な心理学やビジネスパーソンを対象にしたインタビューをもとに開発した才能(資質)診断ツールです。
オンラインテストは全部で177の質問にこたえる形で、所要時間は35分。
また177それぞれの質問に対して、2つずつ記述形式で回答を求められる部分もあります。
ストレングス・ファインダーは無意識の思考・感情・行動パターンを分析するため、自分の才能を高精度なデータとして目に見える形で残せます。
具体的には、4つの領域と34の資質をもとに自分の才能を可視化できます。
4つの領域とは「1、人間関係力、2、影響力、3、実行力、4、戦略的思考力」で、34の資質の中で自分に該当するものから1位~34位までランク付けします。
現状ある強みだけでなく、潜在的な強みや自分の弱みまで詳細な分析が可能です。
テストの種類は複数あり、料金は3,000円~12,640円で手頃な価格で診断できます。
参考 : ストレングス・ファインダー
Gene Life(ジーンライフ)
Gene Lifeは遺伝子情報をもとに、主に自分の「性格・体質・コミュニケーションの傾向・能力など」を判定する自己分析ツールです。
キャリア診断まではできませんが、遺伝子レベルで生まれ持った特性を知ることができ、違った視点から自己分析ができるでしょう。
Gene Lifeが展開している遺伝子検査の種類はたくさんありますが、自己分析であれば1万5千円程度で診断できます。
参考 : Gene Life
キャリアコーチングサービス
受講生ごとに専属コーチがつき、主に自己分析や転職支援、キャリアプラン設計のサポートをしてくれるのがキャリアコーチングサービスです。
有料ではありますが、転職エージェントより詳細なサポートを受けられ、現職の悩みにも向き合い解決策を示してくれます。
転職エージェントとは違い、必ず転職が正解という考えは持っていないので、今の自分にとって最適なキャリアを発見できる可能性は高いです。
特におすすめのキャリアコーチングサービス
サービス名 | おすすめ理由 |
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キャリート | ・HSP傾向を持つ人のキャリア支援を得意としている・転職回数が多い人の転職実績が豊富・副業や起業の相談も可能*30代まで |
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9つの能力「1.知的 2.言語 3.数理 4.書記的知覚 5.空間判断力 6.形態 7.運動共応 8.指先の器用さ 9.手腕の器用さ」を測定します。
適職診断というよりも、仕事の能力を客観的にはかる検査といったところでしょう。
ペーパーテストの他、器具検査もあり、かなり詳細に職業能力を把握できます。
検査の例
【ペーパーテスト】
- 「円打点検査」:円の中に点を打つ検査
- 「記号記入検査」:記号を記入する検査
【器具検査】
- 「さし込み検査」:棒(ペグ)をさし込む検査
- 「分解検査」:丸びょうと座金を分解する検査
無料とはいえ、自分の手・足を直接動かして検査する分、正確な診断ができるでしょう。
一般職業適職診断の一部が多くの採用試験で活用されているので、信ぴょう性のあるデータが得られる可能性が高いです。
どのような診断結果が出るかは、以下をご参照ください。
参考 : 厚生労働省 一般職業適職診断
まとめ:会社員向いていないと思ったら
仕事で失敗が続き会社員が向かないと思っても、フリーランスしか選択肢がないと思い込むのはやめましょう。
スキルに不安がある人や人間関係の構築が苦手な人は、フリーランスの方が寧ろ大変です。
自分に適した転職先や他の働き方は、探せばたくさんあります。
とにかく自分を客観的に見つめる機会を増やし、才能を活かせて本心からやりたいと思える仕事をじっくり見つけていきましょう。