ニートから就職するまでの期間ってどのくらいかかるのか解説

ニート 就職までの期間

長い期間ニート生活を送っている人が働きたいと思った時、このような悩み疑問はありませんか?

ニートから就職するまでの期間ってどのくらいかかるの?

やはりニートだと就職までの期間が長くなってしまうのかな…面倒だな…と思う人もいるでしょう。

そこで今回は、ニートが就職するまでの期間は一体どのくらいかかるのかをご紹介します。

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この記事の監修者
転職コンサル山田
コンサル山田

「日刊お仕事マガジン」編集長。
ウェブマーケティング会社経営者。上場企業からスタートアップまで7回の転職経験を元に「日刊お仕事マガジン」を運営。
転職ノウハウだけではなくビジネス全般、キャリアアップ、独立起業、最新ビジネスニュースなどをお届け。

ニートの就活から就職できるまでの期間は3ヶ月〜半年

ニート 就職までの期間

ニートの就職に特化した就職エージェントサイト「ハタラクティブ」によると、一般的にニートが仕事探しから就職までを経るために必要な期間は3ヶ月~半年とされています。(参考:ハタラクティブ

しかしすべての人がこの期間で就職できるというわけではなく、あくまで目安となりますが、就活を成功させるポイントとして求人数が増える時期と言われる「3月・4月の春」と「9月・10月の秋」を狙って就職活動を進めることがオススメです。

20代ニートなら就職はそこまで難しくない

ニートでも20代でニートという場合、就職はそこまで難しくありません。

なぜならまだ若いですし、まだまだこの先長い期間働いていけるわけですから人材を育てる側もそこまで苦労しないからです。

30代を超えたニートは通常より就職に時間がかかる

しかし30代を超えたニートは通常よりも就職に時間がかかるようになります。以下は年齢別の就職率です。

年齢層正社員移行率
15歳~19歳29.9%
20歳~24歳32.7%
25歳~29歳25.5%
30歳~34歳18.1%
35歳~39歳15.5%
40歳~44歳15.6%
引用:労働政策研究・研修機構「若年者の就業状況・キャリア・職業能力開発の現状3(72p)

これを見ると30代以降、段々と就職成功率が減少している傾向にあります。

理由として、30代といえばある程度実績やスキルを積み重ねている時期で、その時点で働いた経験が皆無であったり、全くの未経験であったりすると就職が難しくなってしまうのです。

就職までのニート期間が1年ならばセーフ!それ以上だと危険

「自分はずっとニートだったわけではない」という人はブランクが1年以内ならば「スキルアップのために勉強をしていた」「就職活動をしていた」等、企業側も違和感を持たずに面接をスムーズに進めることができます。

ただし、1年以上ブランクが空いてしまうと「この人には何かあるのではないか」と書類選考で落とされる確率が高まります。また面接にこぎつけても「なぜこんなにブランクがあるのか」と応募企業側から質問されるようになるので対策を講じる必要があるでしょう。

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今日から始める!ニートが就職までの期間にすべきこと5つ

今日から始める

「よし!働こう!」そう思ったら、今日から始める就職までの期間にやるべきことを5つご紹介します。

規則正しい生活

ニートと言えば昼夜逆転生活をしている人が多いのではないでしょうか。

基本的に夕方に起きて夜間から朝方までゲームを楽しんだり、自分の趣味を楽しんだり……。

しかし就職となればそうはいきません。朝早く起きて会社やお店に通う必要があるので今のままの生活リズムだと体調を崩しやすくなる可能性が高くなるのです。

ですから朝起きてしっかりと日光を浴びて、夜は決まった時間に眠るという根本的なところからなおしていきましょう。

面接対策

規則正しい生活を始めるとオンラインゲームで集っていた仲間もその時間はおらず、正直に言って暇でやることがない時間帯が長くなります。

そんな時は就職のために「面接対策」をしてみませんか?例えば自分はどんな仕事に就職したいのか、自分にはどのような仕事が向いているのかを自己分析するのです。

周りから「早く働きなさい」と言われてしぶしぶ就職しようと考えるニートも多いかもしれません。

とはいえ未経験の場所にいきなりポイっと放り込まれたからと言って仕事ができるかと言えばできないでしょう。

それに無理やり決めた職場で何かしらのトラウマが生じてしまえばニートに逆戻りです。

だからこそ自分に合った仕事を選ばなければいけないので、そのためには面接対策や自己分析が必要になります。

コミュニケーション能力を回復させる

「自分はオンラインゲームで文章でのチャットやボイスチャットをしているしコミュニケーション面は大丈夫!」と思う人もいるかもしれません。

しかし実際に人と面と向かって会話をしたりコミュニケーションを取ったりなると話が全く違うのです。

これから出会う人はあなたと全く話したこともなく、どんな人間かもわからない人々です。そして仕事をしていく上で連携が必要になります。

となれば「おはようございます」という軽い挨拶から何かを質問した時、ミスをしてしまった時に「ありがとうございます!」など些細な会話、コミュニケーションが大切です。

例えばみんなが連携して頑張っている時に「そんな必死になって草」「草すぎて大森林」と同世代しか意味の分からないキーワードを連発する人間、誰が仲よくしようと思うでしょうか。

「自分、本当はこんな仕事したくなかったんすよ」「まじやりたくない」と心底嫌そうな顔をして言う人間に、誰が協力して仲よくしようと思いますか?

社会に出れば自分の言いたいことを相手にわかりやすく伝えるように考え、言ってはいけないこと、してはいけない態度というものが出てきますよね。

ニートの皆さんの場合は、いままでは気心の知れた家族とのコミュニケーションのみという人も多く、最初は本当に些細なところでつまずいて嫌になってしまうこともあるかと思いますので、そうならないために、コミュニケーション能力の回復も必須です。

就職に有利な資格勉強・取得

ここまで読んできて「やっぱり働きたくない!」「社会が怖い!」そう思った人は、まず就職に有利な資格勉強を始めてみませんか?

例えばコミュニケーション能力がどうしても厳しい場合は、通信講座でコミュニケーション講座などを受講しても良いでしょう。

いままではゲームのキャラクターに課金して強くしてきました。しかし今後は自分に課金してレベルアップしてみると考えればどうでしょうか。

自分が段々と今よりも強くなって「デキル人間」になると考えればやる気が出てくるかもしれませんよ。

参考 資格・検定の記事一覧(キャリアマガジンZ)

利用できるものはすべて利用する

人生、利用できるものはすべて利用することは大切です。

就職までの期間を短くするために求人サイトやアプリ、転職サイトや転職エージェントなど、就職する上で使えるものはすべて使うのです!

資格取得に関しても、資格を取得すれば就職が有利に進む場合もあります。

先ほどの話に戻りますがゲームのキャラを強くするためにはバトルで経験値を稼いだり課金して強い装備や武器を買ったりしながら少しずつ強化していきますよね。

「でもそんなに課金できないよ」という人は、定期的に行われるボスバトルやレイドバトルを利用して強くなっている人もいるはずです。

就職までの期間も同じく、利用できるものはすべて利用して自分のレベルアップに繋げるのだと考えれば良いのです。

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注意!ニートが就職までの期間を長引かせてしまう原因

就職が長引く原因

次は就職を決めたニートがぶつかる「就職までの期間を長引かせてしまう原因」を3つご紹介します。

「ありのままの自分で面接に挑む」だとマイナスになることも

長いことニートだった人が「ありのままの自分」で面接に挑んでも採用される確率は低いです。

これはニートだから!というだけではなく、普通に仕事をしてきた経験がある人でも同じことが言えます。

普通に仕事をして来た経験がある人でも不採用になってしまった…と悩んでいるご時世で、全くの未経験ニートが応募して来ても採用されるかと言えば答えはわかりきっていますよね。

履歴書・職務経歴書も「自分に合う仕事がなかったから仕事しなかった」「給与は高い方が良い」などありのまま書いてしまえばマイナス印象です。

履歴書・経歴書はもちろん、面接はある程度自分を良くみせるために取り繕う必要がある場所です。

だからこそ応募企業の心を掴むテクニックや対応・姿勢を知っておかないと、どんなに面接を受けても採用される確率は低くなります。

もし仮に採用されてもブラック企業だった!なんてことも十分ありえる話です。

「自発的に動かない」と長引く

ニートの人々の中で「別に自分は働かなくても良いと思っているのに、働けと言った人が仕事探してきて紹介してよ」なんて思っている人はいませんか?

これはゲームしている暇があるなら仕事探して来なさいよ!なんて言われて思ったことがある人もいるはずです。

仕事は向こうから「働いてください!」と来るわけではありません。

仮に「あなたのスキルと実績をぜひ活かしてください!」と言われる程のスキルや実績があれば話は違いますが。

特に仕事をしたことがないとなればこちらから自発的に動かない限り、一生就職することはできせん。

事実、ニートで就職までの期間が空いてしまう原因として「自発的に仕事を探さない」が上位にランクインする原因と言えます。

「就職できればどこでも良い」精神で仕事を探すと逆に長引く

「ニートでも雇ってくれるならどこへで!」と考えている人も多いです。

面接でのニートの印象はあまり良いものではないですし、それが採用を担当する側からすると「どこでも良い」というのはなおさら印象は良くありません。

反対にそれでも雇う会社・お店の場合「雇ってやってんだから感謝しろよ」とハラスメント気味の上司が多いかもしれませんよ。

焦ってブラック企業に入ってしまうとまた就職に対してネガティブな考えになってしまい以前よりも更にニート化する可能性が高くなってします。

どこでも良い精神ではなく「自分に合った仕事」「長く続けられる仕事」と感じられる就職先を探しましょう。

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ニートから就職までの流れ

スタートライン

それでは実際にニートの就職の流れを見ていきましょう。

STEP1:転職エージェントや転職サイトを利用

まず「親が見つけてくれた」「紹介してくれた」求人は置いておいて、自分で転職エージェントに登録したり、転職サイトを利用したりして仕事を探してみましょう。

自分から何かをする時は不安もありますが、まず第一歩を踏み出すのです。

転職エージェントの中には「ニートは登録不可」というところもあるので、「ニートに強い転職エージェント」「転職サイト」を利用することをおすすめします。

STEP2:気になる求人へ応募

次は実際に求人を探したり、紹介されたりしたものを見て気になる求人へ応募です。

転職サイトなどは名前と年齢、学歴などそこまで詳しく入力・記入する必要はありませんのでとにかく1度応募してみましょう。

またよくある質問で「複数に応募して全部が受かってしまったら…」という理由から応募を1~2個に絞る人がいますが、数十件送って1件通るかどうか、ですので気にせずどんどん応募しましょう。

数打てば当たる精神でとにかく気になったら片っ端から応募することをおすすめします。

その後、連絡が来たら面接日の調整、持ち物確認をしていざ面接です。

STEP3:自己分析の結果を活かした志望動機と自己PRを作成

面接で好印象を与えるためには「ニートが就職までの期間でやること」で紹介した自己分析を本格的に整理して応募企業の求めるニーズを確認しつつ、志望動機と自己PRを作成します。

この時点でいまいち自己分析がうまくいかなかったという人は転職エージェントやネットを調べて志望動機と自己PRを考えてもOKです。

注意点として自分が全く思ってもいないことを書くのはやめましょう。

例えば「御社の経営理念に共感して」などは実際に面接の場で「どこらへんに共感したの?」と聞かれて答えられない可能性があります。

自己分析をした結果とある程度関連性があって、聞かれた質問に答えられるような志望動機と自己PRにしてくださいね。

また履歴書に関しては以下の記事を参考にして手書きかPCかを選んで書いてみましょう。

STEP4:応募企業を研究

志望動機と自己PR、つまり履歴書と職務経歴書が作成し終わったら、次は応募企業を詳しく研究します。

どんな会社で、どんなことを行っていて、どんな人材を求めているのかを改めてじっくり研究するのです。また実際の口コミサイトで評価をチェックしてみても良いかもしれません。

理由としては、会社要項や求人には良いことばかりが書かれていても実際はブラック企業という可能性もあるからです。

また詳しく研究することで新たに見えてくる会社の良さ、志望動機に繋がるものが見つかることもあります。

ただしネットに書かれていることだけが真実と思わないことも大切です。最近ではネット上の口コミ・評判を操作している企業も多くあります。参考程度に評価を見つつ、応募企業を研究しておきましょう。

STEP5:面接対策をする

よくある面接の質問に対する答えを事前に準備しておきましょう。

「強みと弱みは何ですか?」や「これまで困難をどのように克服しましたか?」などの良く聞かれるであろう質問は、あらかじめ回答を準備しておきましょう。

STEP6:いざ面接!

さぁ、ついに面接です!

緊張しすぎずにいままでの成果を発揮しましょう。自信を持って!

STEP7:内定が決まれば終了!不採用ならばSTEP1に戻る

その後、当日または1週間以内に採用通知書や連絡があれば採用です!

残念ながら不採用ならばSTEP1に戻ってもう一度仕事探しから始めましょう。

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ピンチ!やりたい仕事が全くない!そんな時の対処法

ピンチ!やりたい仕事が全くない!

あれ?全然やりたい仕事がない!そんな場合は以下の対象法を実践してみることをおすすめします。

もう一度自己分析をしてみよう

どんなに仕事を探してみてもやりたいと思える仕事がないということはニート以外でもよくある話です。

また不採用になった原因としてもしかすると自己分析が足りずに、自身をアピールできなかったのかもしれない……と思ったら改めて自己分析をやり直してみましょう。

しかし「この仕事がやりたい!」「この仕事以外やりたくない!」そんな仕事に出会えることは滅多になく、ある程度自分のスキルや実績が活かせたり、少しでも興味があったりするならば応募してみることをおすすめします。

自分にできる仕事の範囲を広げてみる

何をどうしてもやりたい仕事がない!そんな時は自分にできる仕事の範囲を広げてみることもおすすめです。

仕事の範囲を広げることで、自分がやりたい仕事や興味がわく仕事に出会える確率が高くなります。

自分がやってみたいことと仕事を繋げてみる

ニートの皆さんが「これやってみたい」と思うことはなんですか?

例えば「ゲームを配信して、それを仕事にしたい」「こんな仕事があったらやってみたいのにな」など、自分がやってみたいことと仕事を繋げてみるのも良いでしょう。

自分がやりたい仕事と求人が繋がらないのならば自身で起業して少しずつ仕事をしていったり、興味のある在宅ワークに挑戦してみたりするのも一つの方法になります。

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1日でも早くニートから脱出したいなら転職エージェント

どうしても自分で仕事探しから就職までをやりきる自信がない…何度か応募して面接したけれどやっぱり無理だった…そんな時はニート専門の転職エージェントを活用してみましょう。

働いたことがなくてもOK

ニートが就職する上で1番ネックになるのが「働いたことがない」ということです。

どの企業やお店もある程度は働いたことがあるという実績のある人を採用する確率の方が高くなります。

また大手転職エージェントとなると職歴がないと仕事が紹介できない…という場合も。

しかしニートに強い転職エージェントならば、職歴がなくても大丈夫です!しっかりとあなたの話を聞いてあなたに合った求人を探してくれますよ。

履歴書から面接時の対応まですべて学べる

また自己分析のお手伝いはもちろん、履歴書や職務経歴書の書き方、面接対応まですべて教えてくれます。

ですから仕事探し~面接対策まできちんと学ぶことができるので「この履歴書って大丈夫なのかな」「面接時のこんな質問にどう答えたら?」などの疑問を解決することもできるのでおすすめです。

内定後の給与交渉もしてくれる

採用された後「もう少し給与をあげて欲しい」などは、なかなか自分では言いづらいものです。

その点も転職エージェントにお任せ!転職エージェントによっては内定後の給与交渉もしてくれます。

もちろん確実に給与が上がる、待遇が上がるという確証はありません。

しかし言いづらいこと聞きづらいことも転職エージェントが代わってきちんと交渉してくれる点は嬉しいですよね。

大切な「自己分析」にも繋がる

転職エージェントと話していると「あれ?自分ってこんなことに興味があるんだ」「客観的に見るとこんな風に見えるんだな」と自己分析にも繋がります。

やはり自分で自分自身を見るのと、客観的な視点からあなたを見るのでは評価も違います。

例えば自分では優れていると思っていた部分も客観的に見ると「それはもう少しこうした方が良いかもしれない」などの発見があるのです。

また逆も然り、自分の武器にはならないと思っていた弱みが意外なところで強みに変わることもあります。

それはやはり誰かと接して、会話してみないとわからないことなのです。

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まとめ:ニートから就職までの期間 

今回はニートの就職までの流れを一気にご紹介しました。今、ニート就職を考えている方はぜひ参考にしてみてくださいね。

また「ニートだから就職ができない」ということはありません。

またすぐに規則正しい生活をしたり、面接に挑んだりは難しいかと思いますので、就職を考えたら少しずつ体と精神を慣らしていくのがおすすめです。

ニートで就職したい!と考えている人は本記事を参考に無駄のないスピーディーな就職を目指しましょう!

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この記事の監修者

「エーマッチ」編集長。
コンサル・マーケティング会社経営者で自らも7回もの転職経験者。
自らの転職経験を元に転職エージェントマッチングの「エーマッチ」を運営。転職エージェントの紹介だけでなく転職ノウハウ、キャリアアップ・独立起業などビジネス全般、最新ビジネスニュースなどをお届け。

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