フリーターから正社員になる方法!就活方法とおすすめの仕事について
- 「フリーターから正社員になりたいけど、どうすればいいのかわからない。」
- 「フリーター歴の長い自分が正社員として働けるのか…」
いつかは正社員として働きたいという思いはあるものの、就活や就労後の不安があって、なかなか一歩踏み出せないあなた。
実はこのままフリーターを続けるのは思った以上に危険!長い目で見ると、人生かなり損をします。
例えば、フリータ歴が長くなればなるほど、正社員として働きたくなっても仕事がなかったり、稼げる金額が低いまま老後を迎えて生活に困ったり。
この記事に出会った今こそ、フリーターを脱出するチャンスです。
こちらでは、フリーターが本当に正社員に就職できるのかについて詳しく解説します。
- フリーターから正社員おすすめの職種
- フリーターから正社員になるために仕事探しのポイント
- 企業側がフリーター正社員採用時にチェックするポイント
- フリーターから就職成功率を高める方法
フリーターが正社員を目指すための成功の秘訣をたっぷり紹介しています。
ぜひ参考にしてください。
「エーマッチ」編集長。
ウェブマーケティング会社経営者。上場企業からスタートアップまで7回の転職経験を元に転職エージェントマッチングメディア「エーマッチ」を運営。
転職ノウハウだけではなくビジネス全般、キャリアアップ、独立起業、最新ビジネスニュースなどをお届け。
そもそも「フリーター」ってどんな状況の人
そもそもフリーターとはどんな存在なのでしょうか。
まずはフリーターと正社員それぞれの定義について説明します。
フリーターの定義について
厚生労働省によると、フリーターは以下のように定義されています。
フリーターの定義は、15~34歳で、男性は卒業者、女性は卒業者で未婚の者のうち、
以下の者の合計。
フリーターの定義は、15~34歳で、男性は卒業者、女性は卒業者で未婚の者のうち、
以下の者の合計。厚生労働省『若年者雇用に関する参考資料』
- 雇用者のうち「パート・アルバイト」の者
- 完全失業者のうち探している仕事の形態が「パート・アルバイト」の者
- 非労働力人口で、家事も通学もしていない「その他」の者のうち、就業内定しておらず、希望する仕事の形態が「パート・アルバイト」の者
もともと1985年ごろから「フリーアルバイター」としてメディアに取り上げられるようになり、後に「フリーター」と略されるようになりました。
アルバイトを続ける人たちのことを指しており、34歳以下と定義されているものの40代以上のフリーターもいます。
日本にはなんと138万人(2019年)ものフリーターがいる!
日本には現在138万人ものフリーターがいます。
総務省の労働力調査によると、2011年には日本のフリーターの数は184万人でした。
引用 労働力調査(詳細集計)2019年平均(速報)結果の概要
しかし15歳〜34歳の人口が減少していることに加えて、ここ数年は正社員採用が増えているので、減少傾向にあります。
正社員とは
一方で、正社員はどのように定義されているのでしょうか。
正社員も厳密な定義があるわけではないものの、以下の2点が他の雇用形態と異なります。
- 期間の定めのない契約で雇用されている
- 企業の規則によって定められている所定労働時間の上限まで(フルタイム)で働くことを義務づけられている
上記2点を満たす雇用形態を、一般的に「正社員」と呼んでいます。
補足:フリーターとニートの違い
「ニート」はフリーターとどう違うのでしょうか。
ニートは就学・就業しておらず、かつ職業訓練も受けていない人のことで、英語の”Not in Education, Employment or Training”の頭文字に由来しています。
フリーターとニートはアルバイトでも就業している・していないという点において明確な違いがあります。
フリーターと正社員の違いを理解しよう
正社員を目指すにあたってフリーターと正社員にはどんな違いがあるのでしょうか。
以下では、フリーターと正社員の違いを、給与や待遇、社会的な地位などさまざまな観点から説明します。
稼ぐ額が全然違う!生涯年収は2億以上の差になることも
フリーターと正社員は生涯年収に大きな違いが生じます。
フリーターの時給が大きく上がることはありませんが、正社員は着実に昇給していくからです。
厚生労働省の平成30年賃金構造基本統計調査によると、毎月の賃金は正社員の場合は年齢が上がると増加していますが、非正規社員の賃金はあまり上がりません。
※厚生労働省 平成30年賃金構造基本統計調査 結果の概況 雇用形態別 第6-1表のデータから作成
これが生涯賃金になると差はこんなに!
正社員の生涯賃金 | 非正社員の生涯賃金 | 差額 |
1億5,798万2400円 | 9,974万4,000円 | 5,823万8,400円 |
※厚生労働省 平成30年賃金構造基本統計調査 結果の概況 雇用形態別 第6-1表のデータから20歳〜60歳の賃金で算出
ただしこの「厚生労働省の賃金データ」にはボーナスや退職金が含まれていません。
それらを含めると正社員とフリーターでは生涯年収が1億5千万〜2億円くらいの差になることもあります。
社保年金・雇用保険・福利厚生が違う
正社員とフリーターの違いに福利厚生の有無も挙げられます。
正社員は健康保険料や年金などの支払いを会社が一部負担してくれます。
一方、フリーターは自分で全額負担せねばならず、かつ支払い手続きも自分で行わなければなりません。
正社員は雇用保険にも加入できるため、万が一職を失った時には失業保険の給付を受けることができます。
住宅補助や扶養手当が出る企業もあり、正社員の福利厚生にはたくさんのメリットがあります。
給与体系が違う
多くの企業は正社員の給料を日給月給制にしています。
日給月給制というのは、1ヶ月分の給料が決まっていて、そこから欠勤・遅刻・早退した分の給料を差し引いて支払う制度です。
これに対して、通常フリーターは時給制か日給制で、働いた時間や日数に対して給料が支払われます。
そうすると、たとえば祝日で会社が休みだと、フリーターにその日の給料は支払われません。
しかし日給月給制の正社員は祝日分の給料を減額されることがありません。
社会的信用度が違う
社会的信用度は、正社員がフリーターよりも圧倒的に上です。
正社員の雇用は安定しており給料も高いので、ローンの審査が通りやすく、クレジットカードもスムーズに作ることができます。
仕事の責任の重さが違う
正社員とフリーターでは仕事の責任の重さが違います。
正社員の仕事には裁量や専門性があり、年次を重ねるごとに仕事の難易度も高まっていくものです。
昇進もあり、プレーヤーからマネージャーへシフトすることもできます。
一方でフリーターの仕事は誰でもできる単純なものが多く、大きな責任が伴う仕事は任せてもらいにくいでしょう。何年経っても同じ仕事を続けるばかりで、スキルも管理能力も身につかない、という側面もあります。
将来への安心度が違う
フリーターは収入が少ないので、将来に備えて貯蓄をするのはキビシイです。
仮に定年までアルバイトを続けても、退職金は支払われません。
年金については、正社員と違って加入条件があるので、フリーターが全員厚生年金に加入しているわけではありません。
厚生年金に加入していないと老後は国民年金しか受け取れません。
こういう状況で老後を迎えるので、生きている限り働き続けます。
でも高齢になると採用してもらえる職種がどんどん少なくなるのが現状です。
一生フリーターだと将来どんなリスクがあるの?
フリーターをしていると、「このまま一生フリーターではまずい」と気が付くはずです。
一生フリーターのままだと将来どうなってしまうのか、以下で考えてみましょう。
フリーターでいきていくのはおかしいこと?
フリーターでいることに確固とした目的がある場合は、フリーターを続けるのもアリです。
どうしても叶えたい夢があるのでフルタイムで働けない、副業の収入や不労所得があり正社員として働く必要がない…そんな場合にはフリーターとして生きていくのもよいでしょう。
しかしただなんとなくフリーターを続けているだけなら一刻も早く正社員になることを強くおすすめします。
彼女ができない!結婚できない!
フリーターを続けていると、年齢を重ねるごとに恋愛をするのが難しくなってしまいます。
経済的な理由から結婚に踏み切れないこともあるでしょう。
結婚の際、相手の両親から了承を得られやすいのはフリーターより正社員であることは明らかです。
友人との格差に悩むことも
周りの正社員の友達とフリーターの自分を比べ、悩んでしまうこともよくあります。
同世代の友達は着々と昇給し、家や車を購入し、家族を増やし…と順調な人生を送っているのを目にして嫉妬をしてしまうかもしれません。
友達と遊んでも贅沢できずに格差を感じ、友達と疎遠になる可能性も考えられます。
年を重ねるごとに…仕事がなくなってくる
フリーターの仕事は肉体労働が多く、年をとるときつくなります。
技術がつく仕事でもないので、年を重ねるごとに仕事の幅が狭まるのが事実です。
「今の仕事を辞めたい」と思っても、年齢が高くなると次に就ける仕事がないかもしれません。
フリーター歴が長くなると正社員採用も難しくなる
フリーター歴が長い場合、正社員採用が難しくなってしまいます。
年齢が上がるほどマネジメント経験や専門性など、求められるものが高度になります。
フリーターは基本的にスキルがないと見なされるので、「スキルがないなら長く働ける若い人材を」と企業は判断しがちです。
30代に差し掛かるとフリーターから正社員になるハードルが一気に高くなります。
老後のお金がない!年金はもらえない可能性大
フリーターは年金を納めていないことも多く、納めていても国民年金のみであることがほとんどです。
年金をもらえない可能性があり、かつもらえても国民年金だけだと決して十分な額だとは言えません。老後のお金に困る事態が予想できます。
最終的には生活もままならない 社会から孤立する人も
就職氷河期で正社員になれずにフリーターになるしかなかった人たちの中には、健康上の理由で仕事を続けることができなくなり、生活保護を受給せざるをえなくなった人たちもいます。
生活保護を受けるようになると1人で部屋にこもりがちになり、社会から孤立してしまいます。
その分孤独死のリスクも高まることにも留意しましょう。
本当にフリーターから正社員になれるの?
「フリーターから正社員になりたい」自分の決意が固まったとしても、本当にフリーターから正社員になれるものなのでしょうか。
フリーターから正社員にはなれるものの、いくつかの条件があります。
その実態を以下で説明します。
新卒以外でも本当に正社員になれる?
新卒以外でも正社員になれます。新卒一括採用をしている企業が多いので、新卒が就活で有利なのも事実ではありますが、しかし既卒だと正社員になれない、ということではありません。
マイナビの調査によると、既卒学生の就職率は45%というデータがあります。(参考 2018年度マイナビ既卒者の就職活動に関する調査)
新卒学生の就職率が80%以上であることに比べると低く思えますが、既卒でもしっかり就活に取り組めば、時間はかかることはあっても正社員になることは可能だと言えます。
フリーターから正社員を目指すなら20代がタイムリミット
フリーターから正社員を目指すなら、20代のうちに就活を始めましょう。
30代になると、内定を獲得するのが一気に難しくなります。
20代のうちはスキルや能力、給料の差が正社員とフリーターの間でもまだ小さいので、希望があります。
しかし30代になるとその差が大きく広がるため、正社員を目指すのは早ければ早いほどよいと言えます。
フリーターから正社員になるための準備 仕事探しのポイントは
フリーターから正社員になるには、念入りな準備が欠かせません。
以下で仕事探しのポイントを紹介するので、仕事を探す前に必ず押さえておいてください。
まずは「正社員」の実績を作る キャリアアップを想定して就活しよう
みんなが希望するような人気に企業・職種をいきなり目指すのは難しいこともあるでしょう。
いきなり希望の仕事に就こうと思わずまずは「正社員」としての実績をつくるため就職する方法もあります。
一度正社員になると転職しやすいので、その後自分が希望する企業・職種へキャリアアップすることも前提に就活してください。
仕事探しの条件を絞りすぎないこと
仕事探しの条件を絞りすぎないことが大切です。
「あれもこれも」と希望すると、応募できる求人がなくなってしまいます。広く様々な求人に応募してみてください。
譲れない点・妥協できる点を明確に
まずは正社員といはいえ「譲れない点」「妥協できる点」を明確にしておきましょう。
就活中には多種多様な条件によって迷ってしまいがちなので、あらかじめ重視することを決めておくことが大切です。
時給制・単純作業の仕事は避けよう
時給制や単純作業の仕事は中身がフリーターと変わらないどころか、スキルが身に付かずキャリアアップになりません。
たとえ正社員であっても今後につながらないので、時給制や単純作業の仕事は避けるようにしてください。
好きなことより「避けたいこと」を重視して
何をしたいか、ということよりも「避けたいこと」を重視して仕事を探しましょう。
好きなことを選ぶより、「楽なこと」を選ぶ方が長続きしやすいからです。
そのためにも、避けたいことを明確にして仕事を探すと、適職が見つかりやすくなります。
焦ってブラック企業に就職しないよう要注意
ブラック企業は常に人手不足なので、内定をすぐに出します。
正社員になりたいと焦るあまり、ブラック企業に就職してしまわないよう注意してください。
ブラック企業は面接がすぐ終わったり、内定が即日出たりします。あまりにもスムーズに選考が進む場合はブラック企業であることを疑いましょう。
フリーターから正社員になりやすいおすすめ職種は
では、一体どんな職種ならフリーターから正社員になりやすいのでしょうか。
以下ではフリーターから正社員を目指す時におすすめの、5つの職種を紹介します。
おすすめ正社員5職種
- 営業職
- 介護職
- 接客・販売職
- 技術職
- 事務職
営業職
営業にはいろいろな種類やスタイルがあります。
企業を顧客とする法人営業と個人を対象にする個人営業。
新規の顧客を開拓するための飛び込み営業もあれば、すでに取引がある顧客をまわるルート営業もあります。
また、自社の窓口に来る顧客を対象にする内勤営業もあります。
【おすすめな理由】
- 営業職は求人数が多い
- 営業職の未経験者でも大丈夫
- 営業結果をモチベーションにして働ける
【営業職に必要なこと・物は?】
- 営業先で断られても気にしない強さ
- 営業成績が伸びないときにプレッシャに負けない心
- 普通自動車免許が必要という求人が多い
介護職
介護職は、勤務する介護施設の種類によって仕事の内容が異なります。
- 入所型介護施設
特別養護老人ホームなどに入所しているお年寄りの介護をします。食事介助・排泄介助・入浴介助・移動介助などが仕事です。
- 通所型の介護施設
デイサービスセンターに通うお年寄りの世話をします。食事・入浴・レクリエーションの提供、自宅までの送迎が仕事です。
- 訪問型介護事務所
お年寄りの自宅で仕事をします。排泄介助から通院や買い物の付き添いまでお年寄りの状態によって行います。
【おすすめな理由】
- 介護職は求人数が多い
- 年齢・経験は関係ない
- 働きながら介護福祉士の資格取得できる
【介護職に必要なこと・物は?】
- 相手のことを思いやれる心
- 人の世話をするのが好き
- 地方だと訪問型の介護職は普通自動車免許が必要
接客・販売職
接客職は飲食店の接客サービスのようにサービスを提供する仕事です。
販売職はショップ店員のように商品を販売する仕事です。
両方ともアルバイトから正社員に登用されることがあります。
【おすすめな理由】
- 接客・販売職は求人数が多い
- 学歴・経験は関係ない
- 顧客からの反応をモチベーションにして働ける
【接客・販売職に必要なこと・物は?】
- 接客が好き
- 体力がある
- 気配りできる
IT技術職
IT技術者はITエンジニアと呼ばれ、具体的にはシステムエンジニア(SE)、プログラマー、サーバーエンジニア、などの職種があります。
- システムエンジニア(SE)
システムエンジニア(SE)は、システもの設計・制作・テストに携わる職種です。
- プログラマー
プログラマーは、システムエンジニア(SE)の設計に基づいて、プログラミングの仕事をします。
- サーバーエンジニア
サーバーエンジニアはサーバーの設計、構築、運用、保守を行います。
【おすすめな理由】
- IT技術職は求人数が多い
- 未経験者を採用して、研修でIT技術者を育てる企業が多い
- 手に職をつけることができる
【IT技術職に必要なこと・物は?】
- 常に勉強が必要
- チームで働くことが苦にならない
未経験からIT業界へ転職についてはこちらの記事でまとめています。
事務職
事務職には一般事務職、経理事務職、営業事務職、学校事務職など種類がたくさんあります。
どの事務職もとても人気があるのですが、実は正社員の募集は少ないので競争が激烈なことも。
競争が厳しいときは経験者が有利になるので、事務職のアルバイト経験があればチャンスはあります。
【おすすめな理由】
- 長期的に安心して働くことができる
- 土日祝日が休みの企業が多い
- パソコンのスキルが上がる
【事務職に必要なこと・物は?】
- 事務職の経験
- 簿記などの資格があると良い
補足: 正社員になるために「資格」は必要?
正社員になるために資格は必ずしも必要ではありません。正社員採用では資格よりも経験が重視されます。
そのため、資格よりも同じ業種でのアルバイト経験の方がありがたがられる傾向にあります。
専門職に進みたい場合はビジネススクールに通うのもおすすめではあるものの、正社員になるために資格をわざわざ取得する必要はありません。
フリーターが正社員を目指す! 書類選考・面接の突破のポイント
フリーターから正社員になるには、書類整理と突破し、面接で内定をもらわなければなりません。
以下でその秘策をお伝えするので、念入りに準備して採用試験に挑みましょう。
まずは自己分析 難しく考えない!自己分析のやり方は
まずは自己分析から取り組みましょう。
自己分析と聞くと難しく感じるかもしれませんが、以下のことを明確にすることから始めてみてください。
- 得意なこと
- 好きなこと
- やりたくないこと
- 需要がありそうなこと
これらを考えるうちに、自分がどんな仕事をしたくて、どのように仕事で貢献できるかがわかってくるはずです。
行き詰まったら、キャリアパークによる「My analytics」やマイナビの「適職診断マッチ」など就活生向けの自己分析ツールを使ってみてもよいでしょう。強みや弱み、価値観の特徴などのヒントになります。
履歴書・職務経歴書の書き方のコツ
履歴書・職務経歴書を書く時は、アルバイトとして働いたことを隠す必要はありません。
また、アルバイトの経験に基づいて職務経歴書も作成するようにしてください。職務に関して書くことが少ない場合、自己PR欄に力を入れてみてください。
志望動機の答え方 ~困った時は「長く続けられそう」がカギ
志望動機の答え方はさまざまですが、困った時は「長く続けられそう」につなげてみてください。企業がもっとも重視する部分だからです。
悩んだら、仕事を長く続けられそうな理由を探してみてください。
「なぜフリーター?」は面接で必ず聞かれる
なぜフリーターをしているのか、就活をしなかったのかは必ず聞かれます。嘘をつく必要はないものの、しっかりと答えられるようあらかじめ回答を考えておきましょう。
「なんとなくフリーターになった」と答えると責任感がないように見え、なんとなくで仕事を辞めてしまいそう、と思われかねません。
将来のビジョンは明確にしておこう
今正社員になり、将来どうなってどんな仕事をしたいのか、そのビジョンを明確に持っておくことが大切です。
将来のビジョンが確固としている人なら、簡単に辞めないと思えるからです。企業を説得するために、将来のビジョンは不可欠だと言えるでしょう。
企業側がフリーター採用時に気にする4点
企業の採用担当者がフリーター採用時に見るポイントは決まっています。
企業が気にする4点について以下で説明するので、面接中にアピールするようにしてみてください。
長く勤めてくれるか
企業は、フリーターと聞くと「すぐ辞めてしまうのではないのか」との懸念をまず抱きます。
企業の不安を払拭するためにも、長く勤める意欲があることを積極的にアピールするようにしてください。
素直な性格か
フリーターの場合、人物像も重視されます。スキルがない分、素直な性格であることはマストです。
年下の社員から仕事を教えてもらうこともあるでしょう。立場にかかわらず、人の言うことを聞ける性格が求められます。
知識やスキルより意欲、将来性
フリーターから正社員になる時、知識やスキルはあまり重視されません。それよりも、仕事への意欲や将来どのようになりたいと考えているか、伸び代を期待されています。
フリーターを脱するにあたっての理由や将来のプランなど、生き生きと話せるようになっておいてください。
責任感があるかどうか
フリーターの仕事は責任が伴わないものが多い一方、正社員になると大きな責任を負うことになります。
責任感があるかどうかを注意深く見られるので、責任をもって仕事をまっとうしたエピソードを用意しておきましょう。
フリーターから正社員になる就職活動4つの方法
では、フリーターから正社員になるのはどうすればよいのでしょうか。
以下で考えられる4つの方法についてお伝えします。
バイト先での正社員登用を目指す
現在のバイト先の仕事が好きなら、正社員登用を目指すことをおすすめします。
もっとも近道かつ確実で、今までの経験も生かすことができます。一度正社員になればその後の転職も簡単です。
バイト先に正社員登用制度があるかどうか、一度確認してみてください。
ハローワークの若者支援
ハローワークの若者支援制度を利用するのも方法の1つです。
「わかものハローワーク」では、正社員登用を目指す若者を支援しています。若者の職業支援を専門とする職員が就職プランの作成や職業紹介、セミナーやグループワークの開催などを行っています。
ハローワークは地元企業の紹介に強く求人数も多いので、地元での就職を希望するなら一度相談してみてはいかがでしょうか。
参考 ハローワーク公式サイト
転職サイト
年収や職種、勤務地などの希望から仕事を探せる転職サイトもうまく活用してみてください。
希望の仕事に出会えるかもしれません。
転職サイトからの通過率はあまり高くなくかつ事前に企業名を伏せる転職サイトも多いので、他の転職活動の方法と併用することをおすすめします。
転職エージェント
転職エージェントは、求職者に仕事を無料で紹介してくれます。
しっかりとヒアリングを行った上で応募可能な案件を紹介してくれるので、マッチング率 や通過率が高くなります。
フリーターから正社員を目指す人を専門とした転職エージェントもあるので、ぜひ利用してみてください。
フリーターから正社員を目指すなら「転職エージェント」がおすすめ
「就職活動自体がはじめて」そんなフリーターが正社員を目指すにはフリーター特化の転職エージェントがおすすめです。
転職エージェントについてわかりやすく解説します。
転職エージェントとは
転職エージェントとは、企業と求職者(あなた)との間に入り転職活動のサポートをします。
転職エージェントの主な役割
- 転職全般のサポート
- 希望する企業を紹介
- 応募書類の添削
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- 給与や待遇などの雇用条件交渉
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フリーターから正社員になりたい! まとめ
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