仕事が覚えられない人へ即実践できる方法から時間をかけて学ぶ方法まで紹介
- 仕事を覚えられなくて悩んでいる人
- 新しい仕事を覚えられるかどうか不安な人
- 部下や後輩が仕事を覚えてくれなくて困っている人
は、仕事を覚えられない原因を知ることで対策が見つかる可能性があります。
仕事が覚えられない人も教える側の人もぜひ参考にしてください。
「エーマッチ」編集長。
ウェブマーケティング会社経営者。上場企業からスタートアップまで7回の転職経験を元に転職エージェントマッチングメディア「エーマッチ」を運営。
転職ノウハウだけではなくビジネス全般、キャリアアップ、独立起業、最新ビジネスニュースなどをお届け。
なぜ仕事を覚えられないのか?その原因とは
仕事を覚えられない人には以下のような特徴があります。
- メモを取らない/メモの取り方が下手
- わからないことを質問しない
- 何の仕事をどんな目的でしているのか理解していない
- 覚える気がない/仕事に興味がない
以下で、それぞれの特徴について解説しするぞ。
メモを取らない/メモの取り方が下手
仕事を覚えられない人は、仕事を教わってもメモを取らないか、メモの取り方が下手です。
ものすごく記憶力が良い人でない限り、メモを取らなければ教わったことを忘れてしまいます。
またメモをとったとしても
- 大事なところをメモっていない
- 自分でも読めないくらいキタナイ
- あとで読み返したら意味不明
- メモを見ても再現できない
というようなメモであったら役に立ちません。
わからないことを質問しない
仕事を覚えられない人は、説明を受けた時にわからないことがあっても質問しないでわからないままにしておく傾向があります。
質問しない理由は
- わからないと言うと教えてくれた人に申し訳ない
- 忙しそうだから遠慮してしまう
- 質問するのが恥ずかしい/怖い/面倒
- どこがわからないのかわからない
など、さまざまです。
何の仕事をどんな目的でしているのか理解していない
与えられた仕事だけを見ていても、どんな目的で行う何の仕事なのか、わかりにくいのが普通です。
でも、仕事の流れ全体の中で自分の仕事の目的や意味を知っていると、仕事を覚えやすくなります。
例えば、データ入力の仕事で、
- 入力しているデータは何のデータなのか
- データはどうやって集められたのか
- 入力したデータは何に使われるのか
ということを知っているだけで、仕事を飛躍的に覚えやすくなることもあります。
仕事を覚えられない人には、自分以外の人の仕事を含めた全体的な流れを理解していない人が多いです。
覚える気がない/仕事に興味がない
覚える気がない、または仕事に興味がなくて覚えられない人もいます。
理由は人それぞれかもしれませんが、覚える気がない人が仕事を覚えられないのは当たり前です。
また、仕事に興味がないと、モチベーションが上がらず、仕事を覚えることができません。
仕事に興味を持てない理由は様々で、
- 希望した部署に配属されなかった
- 就職した会社が第一希望でなかった
- 希望の会社に入社したけど、入社後にこんなはずではなかったとギャップを感じた
- 特に目標も希望もなく入社した
- 仕事で扱うものに苦手意識がある(PCが苦手など)
などがあります。
また「高所恐怖症なのに工事現場の仕事」「アレルギーがあるのに、食品工場の仕事」など、体質的に無理な仕事なので、覚えられないという仕方のないケースもあります。
仕事を覚えられないと誤解されているケースもある
仕事を覚えられない人について調べていると、実は仕事を覚えられないと誤解されているケースもあることがわかりました。
以下が主なケースです。
- 仕事の量が多すぎる
- 仕事を覚えるまでに時間がかかりすぎる
- 仕事を覚えられるけれどミスが多い
- 教える側に問題がある
仕事の量が多すぎる
まずは、与えられている仕事の量が多すぎて仕事を覚えられないというケースです。
仕事の量が多すぎて覚えられないのは当たり前です。
問題なのは、そのような仕事の割り振りをする上司や職場の方です。
その上「仕事を覚えられない」と叱責するようなことがあるなら、かなりトンデモな職場です。
仕事を覚えるまでに時間がかかっているだけ
最終的には仕事を覚えることができるのに、時間がかかりすぎるために「仕事を覚えられない」と思われてしまう残念な人もいます。
仕事を覚えるのに必要な時間というのは仕事の種類によっても、難易度や量によっても異なるので、一概には言えません。
一番多いのは、教える側の人が自分の経験に基づいて「この仕事を自分は1ヶ月で覚えたから、1ヶ月で覚えて欲しい」という基準を設けるケースではないでしょうか。
人より時間がかかるという理由で「仕事を覚えられない」と思われてしまうのは損です。
次に紹介する「仕事を覚える方法」を実践してみて、スピードアップを試みてください。
仕事を覚えられるけれどミスが多い
仕事を覚えているけれどミスが多いので、結局「仕事を覚えられない」と思われてしまう人もいます。
せっかく仕事を覚えても、ミスを連発していると、結果として「覚えられないから仕事ができない人」と同じになってしまいます。
実は、仕事でミスが多い人の特徴も
- メモを取らない/上手くメモが取れない
- わからないところがあっても「大丈夫です」と言ってしまう
など、仕事を覚えられない人の特徴と似ているのです。
こういう人は、次に紹介する仕事を覚える方法を実践するとともに
- 確認作業を怠らない
- ミスの原因を分析する
- 再発防止策を考える
- 上司や同僚に相談する
ことでミスを防ぐことに努めてください。
教える側に問題がある可能性も
教える側に問題があるから仕事を覚えられない、という可能性もあります。
- 教えるのが下手
- 教える人が忙しすぎて、仕事をほとんど教えてもらえない
- 職場で業務がマニュアル化されていない
- 職場の人間関係が悪くて、仕事の引き継ぎができない
単純に教えるのが下手なケースから職場がブラックなのが原因という場合まで色々です。
教えるのが下手な人には
- いちいち質問して確認する
- とったメモの内容を見せて確認してもらう
という対策を取ることで、問題解決できる可能性があります。
でも職場環境が原因で仕事を覚えられないのであれば、解決はチョット難しいです。
【即日実行編】仕事を覚える方法
ここでは、即日実行できる仕事を覚える方法を3つ紹介します。
- メモを取ったら書いた内容を確認してもらう
- わからないことはその場で質問する
- 自分のオリジナルマニュアルを作ってみる
いちいち確認してもらったり、質問したりするのは申し訳ない、と思う必要はありません。
自分が教える側だったら、と想像してみてください。
確認したり、質問に答えたりすることで仕事を覚えてもらえるのなら、喜んでしますよね。
質問も何もないけれど、仕事を覚えてくれない、というのが一番困るのです。
メモを取ったら書いた内容を確認してもらう
まず、メモを取る習慣がない人は、教わったことを必ずメモに残すようにしましょう。
その場では聞いただけでわかったような気がするかもしれません。
でも、とったメモを読み返して脳の中で情報の整理をしないと、記憶として定着しません。
メモを取ったことがないと難しいかもしれませんが、
- 日付
- 仕事の期限
- 仕事の内容・順番等
- 注意すること
- わからない用語など
を書くように心掛けましょう。
メモを取っているのに仕事を覚えられない人は、上記のポイントをおさえてメモを取れているか確認してください。
そして取ったメモを指導を担当する人に見せて確認してもらうようにしましょう。
人に見せると思ったら、まず、読めるようなメモを書きますよね。
プラス書いた内容を確認してもらうことで、
- 間違っていること
- 抜けていること
- 足りないこと
がわかります。
わからないことはその場で質問する
仕事の説明を受けているときに「わからないこと」があったら、その場で質問しましょう。
わからないことをそのままにしておいては、いつまでたっても仕事を覚えることができません。恥ずかしいとか怖いとか色々と思うかもしれません。
でも、質問しないために仕事を覚えられず、怒られたり呆れられたりするよりはずっと良いですよ。
また「何がわからないのかわからない」というレベルの人は、仕事の理解度がまだかなり低い可能性があります。
そういう場合は、指導担当者に相談するのが良いかもしれません。
自分のオリジナルマニュアルを作ってみる
自分の仕事についてマニュアルを作ってみるのも仕事を覚える助けになります。
マニュアルを作ることができる、ということは、教わったことを再現できるレベルに仕事を理解できているということです。
そして、マニュアルがあれば、いつでも見返すことができるので、忘れにくくなります。
マニュアルができたら、必ず、指導担当の人に見せて内容をチェックしてもらいましょう。
間違っているマニュアルは、仕事を覚える時の役に立ちません。
【時間を掛けて実行編】仕事を覚える方法
次に、時間がかかるけれど、仕事を覚える方法を2つ紹介します。
- 職場における仕事全体の流れを理解する
- 仕事や業界に関する用語や知識を学ぶ
職場における仕事全体の流れを理解する
所属する部署の仕事全体の流れを理解するようにしましょう。
その中で自分に与えられている仕事の意味や目的がわかるようになって、仕事を覚えやすくなります。
また自分の仕事が、例えどんなに小さくても簡単でも、仕事全体の流れの中で欠かせないものだということがわかるようにもなります。
その結果与えられた仕事に対する責任感も増すはずです。責任感は仕事を覚えようとする気持ちをサポートします。
職場の仕事の流れを把握するには、他の人の仕事についても多少理解する必要があるので、時間がかかります。
でもこれは時間をかけてでも理解する価値アリです。
仕事や業界に関する用語や知識を学ぶ
仕事や業界に関する知識がないと、使われている言葉すらわからないこともあります。
このような知識があると、仕事の内容が頭に入りやすくなり、仕事を覚えやすくなります。
ネットや新聞で日頃から業界の情報を収集しましょう。
また業界の専門用語とは別に、会社内でだけ使われる社内用語もありますので、先輩や上司に質問して知識を増やしていきましょう。
これも時間がかかることなので、すぐに効果は出ないかもしれません。
でも努力する価値アリです。
仕事を覚えられないに関するよくある質問
仕事を覚えられないに関するよくある質問をまとめています。仕事を覚えられないについて疑問や質問があるかたはぜひご覧になってください。
仕事が覚えられない まとめ
仕事を覚えられない人は、ぜひ、ここで紹介した仕事を覚える方法を試してみてください。
すべての方法を実行してみても改善しない場合は、もしかしたらその仕事が合っていない可能性もあります。
また紹介した方法を試させてくれないような職場だったら、かなりのブラック企業かもしれません。
- 仕事が合わない
- 仕事に興味が持てない
- 職場環境が悪い
という理由で仕事が覚えられないのなら転職で解決するのもアリです。