仕事が終わらない原因と改善策について。主な原因は上司・会社にある

仕事が終わらない
  • 「毎日仕事が終わらなくて泣きそう」
  • 「仕事が終わらなくて深夜まで働いている」
  • 「仕事が終わらないのに残業できない。終業時間までに終わらせるにはどうしたらいいの?」

など、大量の仕事を抱えて仕事が終わらないことを悩んでいる人が多数います。仕事が終わらなくて悩んでいる人はぜひこの記事を参考にしてください。

この記事で伝えたいこと
  • 仕事が終わらない原因
  • 仕事が終わらない時に自分でできる改善策
  • 仕事が終わらないのに残業禁止されている人ができること
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この記事の監修者
転職コンサル山田
コンサル山田

「エーマッチ」編集長。
ウェブマーケティング会社経営者。上場企業からスタートアップまで7回の転職経験を元に転職エージェントマッチングメディア「エーマッチ」を運営。
転職ノウハウだけではなくビジネス全般、キャリアアップ、独立起業、最新ビジネスニュースなどをお届け。

仕事が終わらなくて深夜まで働いている人へ何が原因なのか考えてみよう

「仕事が終わらないから家に帰れない…」

仕事が終わらないために深夜の帰宅や徹夜を続けていると、だんだん判断力が鈍ってきて仕事でミスをしたり、心身の健康に悪影響が出てくることも。

仕方がないと諦める前に、まず「なぜ仕事が終わらないのか」考えてみましょう。

会社や職場が原因なら

  1. 人手不足
  2. 仕事量が多い
  3. 上司の仕事配分の方法に問題がある
  4. 新人、時短勤務の人、仕事ができない人が職場にいて仕事量が偏っている
  5. 取引先や監督官庁への対応はノーリミット

ということが考えられます。

あるいは、もしかしたら自分の仕事の進め方が原因という場合もあります。

人手不足

  • 会社が業務に必要な人数を採用できない
  • 所属部署に十分な人員が配属されていない
  • 年度途中に退職者が続出しているのに補充されない

などの理由で人手不足のために、仕事が終わらないという場合があります。

このようなケースは会社が原因です。

なので上司に所属部署の増員を求めること以外に自分でできることは少ないです。

ただ求人募集や異動はすぐにできることではありません。

慢性的な人手不足で心身の健康に悪い影響が出ているような状況であれば、転職も選択肢の一つに考えておくことをオススメします。

仕事量が多い

単純に仕事量が多くて終わらないというケースもあります。

  • 急に商品を増産する/取引量が増加することになった
  • 大きなミスが発生して解決に膨大な時間が必要

など職場のキャパを超えるような急な仕事量の増加で仕事が終わらなくなることもあります。

このような場合でも

  • 上司が他部署に応援を要請する
  • 上司が仕事に優先順位をつけて部下に割り振る

など、上司の采配が上手い下手によって問題の解決ができるかどうか決まることが多いです。

上司の仕事配分の方法に問題がある

上司の仕事配分の方法に問題があって、1人だけまわりより仕事量が多いために、仕事が終わらないこともあります。

優秀な上司は部下の状況に応じて仕事を配分できる、という意見もあります。

  • 部下のやりたい仕事や得意・不得意を把握している
  • 部下が声を上げやすい環境を作る
  • 上司の役割をはっきりさせている

ことができる上司は仕事の配分を偏らせることなく、業務を進めて成果を上げることができると考えられています。

なので、職場で1人だけ多い仕事を抱えているなら、問題は上司にある可能性があります。

参考サイト 部下が6人を超えると上司の負担が激増する?(タイヤモンドオンライン)

新人、時短勤務の人、仕事ができない人が職場にいて仕事量が偏っている

  • まだ仕事を覚えていない新人
  • 育児や介護で時短勤務の人
  • 仕事をサボる人やできない人

が職場にいると、自然と仕事量が偏って1人だけ仕事が終わらないとなってしまうケースもあります。

新人さんはやがて仕事を覚えるので、時間が解決してくれるでしょう。

でも時短勤務の人や仕事ができない人がいて仕事が偏っている場合は、上司に相談した方が良いです。

取引先や監督官庁への対応はノーリミット

  • 取引先との間でミスが発生
  • 取引先からの急なお願い
  • 監督官庁の検査が入る

などの対応はできるまで終わらないことが多いです。

毎日起こるケースではありませんし、取引先の重要度によっては早急な対応をしなくてもよいことがあるかもしれません。

ただし重要な取引先に関連する仕事や監督官庁の検査に対応する場合は、徹夜も休日出勤もなんでもアリになりがちです。

あるいは効率的に仕事を進められない自分自身に問題が…

これまで会社や職場が原因で仕事が終わらないケースについて解説しましたが、もしかしたら自分自身の仕事の進め方に問題があって仕事が終わらないということも考えられます。

  • 仕事を頼まれると断れない
  • 優先順位をつけて仕事に取り組むことができない
  • 納期や締め切りを守るのが苦手
  • 人に仕事を振れない
  • わからないことがあっても質問しない

などが原因で、仕事が終わらないということもあるのです。

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コンサル山田

結局のところ「仕事が終わらない」原因は会社・上司によるものが多いな。

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終わらない仕事の不安と焦り!怒られる前に自分でできる解決策はある?

徹夜をしても終わらないかもしれない仕事を抱えていると不安と焦りで苦しくなります。

ここでは、「まだ終わらないのか?!」と怒られる前に自分でできる以下5つの対処法を紹介します。

  1. 上司・先輩・同僚に相談する
  2. 無理な仕事を断る
  3. 急な仕事が入る状況を想定してスケジュールに余裕を持たせる
  4. 重要な仕事を見極める
  5. 自分の仕事を人に振れるようにできるだけマニュアル化する

上司・先輩・同僚に相談する

仕事が終わらないという問題は、1人で抱えていても解決しません。

まずは、上司・先輩・同僚に相談しましょう。

相談することで、

  • 職場の人員を補充
  • 仕事の割り振りを見直す
  • 仕事を手伝ってもらえる

などの解決策が講じられるかもしれません。

もし相談しても一向に改善されない、さらに仕事が増える、または、とても相談できる雰囲気の職場ではない、というならその会社はブラック企業の可能性大です。

仕事が終わる前に病気になるかもしれないので、転職を考えた方がいいかもしれません。

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無理な仕事を断る

無理な仕事は「できません」と断れば、仕事が増えて終わらないという状況を解消できる可能性が高くなります。

でも仕事を頼まれやすい人っていますよね。

仕事を頼みやすい人というのは、だいたい、嫌な顔をしないしすぐに頼んだ仕事をやってくれる人です。

そういう人は、なかなか「できません」と言えないものです。

なので、いきなり「NO!」と断るのではなく、「今、手一杯なので少し待ってもらってもいいですか?」と「後でね」という感じならできるのではないでしょうか。

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「いい人」でいることで自分にだけ負担がかかることもあるので断ることも重要です。

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急な仕事が入る状況を想定してスケジュールに余裕を持たせる

断れないような重要な仕事が、突然「これ大至急で!」と入ってくることがあります。

そのようなケースに備えて、毎日のスケジュールに余裕を持たせるのも手です。

「急ぎの仕事」をする時間を先に確保しておいて、残りの時間でいつもの仕事をこなすようにしておけば、急な仕事が入って仕事が終わらないという状況を回避することが可能になります。

また大至急の仕事がない日は余裕を持って仕事に取り組むことができるようになります。

コンサル山田

ある程度自分でスケジュールができる立場なら、あえて仕事の予定を入れない日・時間帯を作るんだ。

重要な仕事を見極める

たくさん仕事が振られている中で、どの仕事が重要で、急いで対応する必要があるのか見極めることが大切です。

納期や締め切りの期限が迫っているものから仕上げていくのは当然ですが、他にも見極めるポイントがあります。

例えば、人によって「大至急」と言っても、「すぐに提出しないと困る」という意味で言う人と、「急いでないけど大至急って言わないとやってもらえそうもないから」と言う理由で言う人がいます。

もちろん確認が必要ですが、Aさんの「大至急」は即対応だけど、Bさんの「大至急」はそうでもない、というように仕事の重要度を見極められるようになりましょう。

自分の仕事を人に振れるようにできるだけマニュアル化する

終わらないほどたくさん仕事があるときは、人に仕事を振ることで解決することもあります。

でも、その際いちいち仕事のやり方を教えていたら、かえって時間がかかってますます仕事が終わらなくなるなんてことにも…。

そうならないように、自分の仕事をできるだけマニュアル化しておいて、誰にでもお願いできるように準備しておきましょう。

これを見ればわかるというマニュアルがあれば、仕事を引き受ける人も気軽にできるようになります。

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仕事が終わらないのに残業できない時はどうしたらいいの?

最近は「働き方改革」が徐々に職場にも浸透し、NO残業が奨励されるようになってきています。

ところが、「残業するな」と「まだ仕事が終わらないか?」の板挟みになって悩んでいる人が増えてきているようです。

ここでは、仕事が終わらないのに残業できない時の対処方法について紹介します。

自分の仕事方法を徹底的に効率化する

まずは、自分の仕事の進め方を徹底的に効率化することです。

上司への報・連・相を十分にしながら

  1. ツールなどを使ってスケジュールとタスク管理
  2. 仕事に優先順位をつける
  3. 手抜きしても大丈夫な仕事は頑張らない
  4. できるだけマニュアル化して周りの人に仕事を振る

などで効率重視で仕事を早く終わらせるようにしてください。

また、睡眠時間を十分にとって集中して仕事をすることも大事です。

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仕事が終わらなくても定時に退社する強いメンタルを持つ

どんなに仕事を効率化しても、それを上回る仕事量が与えられていたら、仕事は終わりません。

それなのに「残業するな」という上司からの命令が…。

そうなったら、「仕事を終わらせろ」「残業するな」の2つの命令のうち、「残業するな」の方を選んで、仕事が終わらなくても命令に従って定時に帰るのも選択肢です。

上司:「仕事はまだ終わらないのか?」
部下:「はい、残業するなと言われたので昨日は定時で帰りました」

と言える自信があれば、これもアリです。

サービス残業で仕事を終わらせることを期待されているなら仕事を辞めて転職 もアリ

徹夜しても終わらないくらい仕事の量があるのに上司が「残業するな」と命令する時、サービス残業で仕事を終わらせることを期待されているケースもあります。

「残業をしない」というのは「残業代を支払わないという意味」と会社が考えている場合です。

これは完全なブラック企業のやり方です。

残業代なしで山のような仕事を徹夜でしてはいけません。

転職を考えることをオススメします。

時短ハラスメントの可能性もある

働き方改革が進む中、「時短ハラスメント」という新しいハラスメントも出てきています。

「時短ハラスメント」というのは、何も対策をせずに残業なしには終わらない量の仕事を与えるのに、残業させないというハラスメント行為です。

残業させてもらえないから仕事が終わらないのに「お前のせいで周りが迷惑している」なんて怒られていたら、それは「時短ハラスメント」です。

こういう場合は、会社の人事部かハラスメント相談窓口に相談する必要があります。

会社に相談しにくい場合は、各都道府県の労働局にある雇用環境・均等部(室)に相談することができます。

参考サイト:「時短ハラスメント」起きる会社の残念な勘違い 」(東洋経済オンライン)

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仕事が終わらないに関するよくある質問

仕事が終わらないに関するよくある質問をまとめています。仕事が終わらないについて疑問や質問があるかたはぜひご覧になってください。

仕事が終わらないから毎日残業ばかりです。自分で何とか解決したいのですが良い方法はありませんか?

とにかくたくさんの仕事を抱え込まないようにするのが最善策です。自分でできる解決法としては、①上司・先輩・同僚に仕事が終わらなくて困っていると相談する。②無理な仕事を引き受けない。③スケジュールに余裕を持たせて急な仕事に備える。④仕事の優先順位を見極める。⑤自分の仕事をマニュアル化して人に振れるようにする、があります。

仕事が多くて終わらない。私だけのせいじゃないよね?

深夜まで残業しても終わらないような仕事量がある場合、職場の人手不足、職場の人数に比べて仕事の量が多すぎる、上司の仕事配分に問題あり、職場に新人、時短勤務の人、仕事ができない人がいて仕事の配分が偏っている、という原因も考えられます。こういう場合は自分だけでは解決できないので、上司、先輩、同僚に相談してみることをオススメします。

仕事が終わらないのに残業させてもらえません。これって時短ハラスメント?

時短ハラスメントというのは、残業なしに終わらないような量の仕事を与えておいて残業させない、という働き方改革時代のハラスメントです。時短ハラスメントの場合は、パワハラやセクハラと同様に、会社の人事部かハラスメント相談窓口に相談するのがベストです。

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仕事が終わらない まとめ

残業しても終わらないくらい大量の仕事を抱えている人は、「仕方がない」と諦める前に何が原因で仕事が終わらないのか考えてみましょう。

原因がわかれば、早く仕事が終わるように対処することが可能です。

ただ「仕事が終わらない」原因は会社や上司にあることが多いです。

上司や会社に相談しても一向に改善されない・サービス残業を強いられているのなら転職も視野にいれて考えいてきましょう。

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この記事の監修者

「エーマッチ」編集長。
コンサル・マーケティング会社経営者で自らも7回もの転職経験者。
自らの転職経験を元に転職エージェントマッチングの「エーマッチ」を運営。転職エージェントの紹介だけでなく転職ノウハウ、キャリアアップ・独立起業などビジネス全般、最新ビジネスニュースなどをお届け。

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