アルバイトで一生暮らしていくことって可能なの?将来の不安からメリット・デメリットまで解説
皆さんは「正社員で働くのは面倒だしキツイ!できることならばアルバイトで気楽に一生暮らしていきたい」と考えた経験はありませんか?
正社員のように長時間仕事に縛られることなく、自分が働きたい時にシフトを入れて働くアルバイトで一生暮らしていけるならば正直そうしたいものです。
事実、この世界ではアルバイトで一生暮らしていきたい!自分はアルバイトで一生暮らしていくつもりだ!という人がいます。
では実際にアルバイトで一生暮らしていくことは可能なのか…
今回は「アルバイトで一生暮らしていく」というキーワードを元に様々な情報をご紹介します。
この記事で伝えたいこと
- みんながアルバイトで一生暮らしいきたいと考える理由
- アルバイトで一生暮らしていくメリット・デメリット
- どうしてもアルバイトで一生暮らしていきたいなら
- アルバイトで一生暮らしていくことに不安を感じる時は
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「エーマッチ」編集長。
ウェブマーケティング会社経営者。上場企業からスタートアップまで7回の転職経験を元に転職エージェントマッチングメディア「エーマッチ」を運営。
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みんながアルバイトで一生暮らしていきたいと考える理由
まずは皆さんが「アルバイトで一生暮らしていきたい!」と考える理由には一体どんなものがあるのでしょうか。
その理由を調査しましたので詳しく深掘りしていきます。
とにかく正社員は大変だから
大きな理由として挙げられるのは正社員って色々大変だから!でした。
正社員って大変なイメージがありますよね。
アルバイトと比べると拘束時間も長いですし責任やプレッシャーも大きくなっていく正社員は正直面倒だと感じる人も多いはずです。
それに比べてアルバイトはシフトも自由、特に大きな責任やプレッシャーもないですし、学校や家事・育児と合わせて働くこともできる点が魅力とも言えます。
自由に生きたいから
次に「私は自由に生きたい!」というタイプの人からすれば上でも紹介した正社員はキツイと感じる人もいます。
自由の中には様々な業界・職種で働いて見聞を深めたり、自分が都合の良い時間帯に収入を得たりという点も含まれるでしょう。
正直、決められた時間は必ず働かなくてはならない!となると色々不都合が生じて窮屈に感じてしまいますよね。
以前正社員で働いていてプライベートな時間が持てなかったから
その他にも、以前正社員で働いた経験があり、プライベートな時間がまったく持てなかった!という理由からアルバイトを選ぶ人もいます。
生きていく上で仕事は大切ですが、自分のために使えるプライベートな時間も同様です。
アルバイトならばプライベートな時間も持ちつつ仕事もできて最高!充実している!と考える人もいます。
将来に夢もないから
また「自分は将来に何か夢があるわけでもないし、正社員で働く理由が見当たらない」という人も。
例えば将来はこんなことがしたいから、そのために資金を集めよう!とか、結婚したい人がいるから正社員で安定した暮らしをしたい!などの何かしら夢がある場合はアルバイトだと現実的ではありません。
しかし特に夢もなくとりあえず困窮しない程度にお金を稼いでいられればそれで良い人にとっては、アルバイトでも何の不満も不自由さも感じないのでしょう。
家族に迷惑はかけていないから
以前大手の有名質問サイトに「自分はフリーターだが親に金銭面で何一つ迷惑をかけていないし、一人暮らしもやっていけている。貯金だって出来ている。しかしまわりは正社員になれと言う。一生フリーターである事の何が悪いのか」という内容の質問が投稿されました。( 参考:「一生フリーターである事」の何がいけないのでしょうか?Yahoo!知恵袋)
この人はフリーターとして働き何一つ不満も不自由もなく暮らしており「今の生活が楽しい」とも記載しています。
結論として一生フリーター、アルバイトで生きていくことが悪い!ということはないです。
自分自身が不満も不自由さもなく、家族や知人に一切の迷惑をかけていないのならばまったく問題はありません。
このような理由があり、アルバイトで一生暮らしていくんだ!と考えている人からすればこれは正当な理由ですよね。
将来なんてわからない!今を生きられればそれで良い!
最後に「今を生きられればそれで良い!」「将来なんてどうなるかわからないんだもの!」という人もいましたよ。本当にその通りですね。
ただし考え方を変えれば「明日」も将来に入ります。
その明日、もし何か事故に合ったりケガをしたりした時のために最低限の貯金はしておくべきでしょう。
誰だって数十年後の将来なんてどうなっているかわかりません。
しかし近い将来はある程度検討がつきますよね。そのために最低限の備えをしておいて損はないはずです。
アルバイトで一生暮らしていくのはダメなの?
上で紹介したようにアルバイト生活に不満も不自由さも感じていない人からすれば「正社員になれなんて余計なお節介だ」「そもそもアルバイトで一生暮らしていくってダメなの?」と思うことでしょう。
次は現実的に考えた結果、アルバイトで一生暮らしていくってダメなことなのかを考えていきます。
自分が今のアルバイト生活に満足しているならばダメではない
先ほど紹介した「私はフリーター生活が楽しい」と投稿している人がいるように、自分が今の生活に満足しているならばダメと言い切ることはできませんよね。
例えばアルバイト生活をしていることで親や知人からお金を借りたり、助けを求めたりしているならばアルバイトで一生暮らしていくことはNGです。
しかし誰に迷惑をかけることもなく慎ましく暮らしているならば、それは誰かが無理にアルバイト生活を辞めさせて安定した道へ進めと説得する必要はありません。
将来を考えた時にアルバイトだと人生が詰んでしまう可能性はある
しかし今は特に問題もなく「このままでも十分やっていけるだろう」と考えていても何十年先に結婚や何か大きな夢が出来た時に「うわぁ、人生詰んだ」となる可能性もあります。
もちろんそんな先の将来はわからないじゃないか!と言われてしまえばその通りですが「このまま自分はどうなってしまうのだろうか」と考えた時に不安を感じる時期も来るでしょう。
以上を踏まえて、アルバイトで一生暮らしていくと決めているならば、現状できる限りの貯金をして将来に備えておく必要がありますね。
生涯独身を貫くつもりなら問題はないのでは
「自分は生涯独身を貫くつもりだ!」という人はアルバイトで一生暮らしていくことに問題はありません。
自分の好きなことにお金を使って、その分を自身で補填して生きていく…誰にも迷惑はかかっていませんから誰かがあなたに「そんな生活はやめなさい」と言う筋合いもないはずです。
ただ生涯独身を貫くつもりだったとしても、何かのきっかけで結婚を考えた時に「アルバイトの人と結婚はできない。せめて正社員になってくれ」と言われてしまう可能性はあります。
アルバイトで一生暮らしていくメリット
次はアルバイトで一生暮らしていくことへのメリット・デメリットです。
デメリットに関しては「そのデメリットをどう解決するか」もあわせて考えていきます。
働く日数や時間を自分で決めることができる
アルバイトは働く日数や時間を自分で決めることができるため、用事や家事・育児の時間の合間にちょこっと働く!ある程度長時間で働く!など、人それぞれに都合の良い働き方ができます。
正社員になると簡単には休めないですし、決められた日数と時間働かなければならないので自由が利きづらいです。
そのためご家庭やお子さんがいらっしゃる人にとってはアルバイトの方が都合良いと感じます。
副業をする時間もある
どうしてもアルバイトだけだと生活が不安……将来的に何かあった時のために蓄えが欲しい……という人はスマホやPCなどで副業を行う時間もあります。
その他にもちょっとした単発バイトを副業にしたり、株やFXで小額投資して資金を増やしたりと、時間にある程度余裕があればできることも増える!
そのためにはアルバイトとしての働き方がピッタリです。
大きな責任やプレッシャーを感じる機会が少ない
大きな責任やプレッシャーって嫌ですよね。
それも自分だけではなくお店、会社にも関わるような責任やプレッシャーとなるとメンタルが弱い人はすぐに根を挙げてしまう可能性も。
もちろんアルバイトでも小さな責任やプレッシャーは発生しますが、あなたの失敗によって何千、何億の赤字が出るような仕事を任せられることは滅多にありません。
それに伴って責任を取って辞職!というドラマのような展開もアルバイトならばそうはないでしょう。
所帯を持たない限り、金銭面で自由が利く
結婚をしない限り、あなたが稼いだお金はすべてあなたのものです。
金銭面である程度の自由が利く点は所帯を持たないアルバイトのメリットと言えます。
もちろん正社員で所帯を持たない人でも同様のことが言えますが、肉体的精神的な自由+金銭面の自由を求めるならば断然アルバイトで暮らしていく方が良いですよね。
会社に縛られないので辞めたい時に辞めることも
正社員が会社を辞めようと考えたら、数か月前から様々な準備が必要です。
例えば上司に納得してもらえる退職理由を考えて、引継ぎや新たな転職先探しなど結構な時間と労力がかかります。
中には「君に辞められると仕事が成り立たない!」なんて言われて辞められない正社員もいるのではないでしょうか。
しかしアルバイトならば、そこまで引き留められることもなく引継ぎと言ってもそんなに時間がかかるものでもありません。
辞めたい!となれば比較的に辞めやすい点もメリットです。
様々な業界・業種で働くことができる
アルバイトならば数多くの業界・業種が求人を募集しているため、様々な業界・職種で働くこともできます。
正社員になろうとすれば実績やスキルが必要になりますが、アルバイトならば雇われやすく、色々な経験を積むこともできるでしょう。
そこから自分が本当にやりたい仕事を見つけることもできるかもしれませんね。
アルバイトで一生暮らしていくデメリット
アルバイト人生にはメリットもありますが、デメリットもあります。
収入面が安定しない
例えばアルバイトは基本的に働いた日数・時間によって給与が変わるため、収入面が安定しないというデメリットがあります。
正社員は固定給や決められた日数と時間働くため、毎月の給与がそこまで大きく差が出てしまうことはないため、そこは正社員のメリットと言えるでしょう。
怪我や病気をした際の収入が0になる可能性
アルバイトの場合、怪我や病気をした際、収入が全く得られない可能性もあります。
働いたら働いた分だけ収入になるのがアルバイトです。
そのため、もし何かあったとしてもお店や会社が働けなかった分を補填してくれるわけではありません。
もちろん怪我や事故の場合、労災や保険などに入っていれば一定額は支給されますが、本来得る予定だった収入全額を得ることはできません。
その他にも保険や労災が使えない病気などで休むとなれば最悪収入が0になる可能性も。
もちろんこれは正社員も同様ですが、正社員の場合は本来消化予定だった有給を使って休みを取るということもできるのです。
アルバイトのまま結婚は難しい
次にアルバイトのまま結婚となると現状難しいと考える人も多いかと思います。
結婚をして暮らしていくうちに「我が家の場合、月収はこの額あればちょっと贅沢しても暮らせる」というような明確な数字が見えてきます。さらに子供がうまれるとなれば更に明確な数字は高まるばかりです。
加えて将来のために蓄えを!となればアルバイトで働くだけでは金銭面が苦しくなってしまいます。
しかしアルバイトだから絶対に結婚が出来ないというわけでもありません。
例えば相手が高収入でこちらはアルバイトでも問題がない場合やどちらかの家族と同居して負担を減らす、大人全員でお金を出し合って生活するなど、アルバイトでも結婚しようと思えば可能です。
ただ高収入なパートナーが働けなくなったり、出産で育児休暇を取ったりと考えるとなかなか不安が拭えない状況ではあります。
大きな仕事を達成するというやりがいは少ない
大きな責任やプレッシャーを抱える仕事は達成した際のやりがいも大きいです。
「やり切った!」「自分って凄い!」などの自己評価も高まりますが、アルバイトの場合そこまでやりがいを感じる機会が少ないかと思います。
もちろん小さなことにやりがいを感じられる人ならば不満もないかもしれませんが結果がすべての世界で働いていると「やりがい」はモチベーションアップのためにも重要です。
世間の視線が痛い
20代の頃ならば「アルバイトなんだね!これから頑張ってね!」と応援する声も多いのですが、段々と年齢を重ねていくと「あの人、あの年齢でアルバイトって……」「若い頃、何してたんだろうね」と周りからの視線が痛いと感じる時期が訪れます。
自分は自分だと割り切れる人ならば気にもとめないかもしれませんが、そのような視線に耐えられない人にとってこれは大きなデメリットです。
年金が重くのしかかる
アルバイトのデメリットとして「年金が高いから払えない」というものもあります。
正社員のようにある程度の収入があれば「高いよな」と言いながらも払える額ですが、アルバイトとなるとそう簡単にポンと払える金額でもなく、滞納すればそれは恐ろしい額になってアルバイター達に重くのしかかります。
年金が将来への貯金だとしてもアルバイトからすれば随分高額な貯金ですよね。
どうしてもアルバイトで一生暮らしていきたいならどうする?
メリット・デメリットはあるけれど、やっぱり自分はアルバイトで一生暮らしていくんだ!とお考えの人もいるでしょう。
そこで次は「どうしてもアルバイトで一生暮らしていくにはどうしたら良いのか」を考えていきます。
無駄な出費は抑えて少額でも良いから給与を貯蓄にまわす
アルバイトで一生暮らしていくためには基本として「とにかく無駄な出費は抑える」「少額でも良いから給与を貯金する」という点を頭に入れて生活しておきましょう。
これは趣味があったり、お酒やタバコを吸う人であったりするとキツイですよね。
しかしアルバイトで一生暮らしていくためにはもしもの蓄えが重要となります。
またどうしても辞めることができない趣味や嗜好品へ捻出する分、それ以外で無駄な出費を抑える努力も必要ですね。そして少額でも良いから将来のために貯金をすることも大切です。
家賃の安い家に引っ越す
「私はお酒もタバコもやらないし、特に趣味がない」という人も、できるだけ家賃の安い家に引っ越すことがアルバイトで一生暮らしていくための第一前提となります。
「実家にいたらいいじゃないか」と思う人もいるかもしれませんが、もしご家族が購入した家となるとそのお家は「固定資産」になります。
そうなればお家がある限り、通常の出費以外に固定資産税の支払もしなければなりません。
その他にもお家の維持費などもあるため、将来的に生活が苦しくなってしまう可能性もあるのです。
そのため実家で一生暮らしていくよりも家賃が安い賃貸に引っ越した方が良い時もあります。
フリーランスとして働いてみる
また現在働いているアルバイト先が未来永劫にあるかと言われれば何事もいつかは衰退していくものです。そのため年齢を重ねた頃に会社やお店がなくなってしまったら一気に路頭に迷ってしまいます。
そのためフリーランスで様々な会社から仕事を請け負ったりするのも一つの手です。
それならばどこかの仕事が終わってしまっても、次の仕事があるため路頭に迷う心配はなくなりますね。しかしフリーランスで働く場合はある程度の実績がなければならないため、アルバイトをしつつ資格の取得なども必要になるでしょう。
アルバイトで一生暮らしていくことに不安を感じる時は
ここまでで本記事を読みながら「アルバイトで一生暮らしていくって決めてはいるけど、やっぱり不安は拭えない…」「やっぱり正社員は無理でも派遣社員位にはなっておくべきだろうか…」とお悩みの人もいるかと思います。
できることならばアルバイトで一生暮らしていきたいけれど不安を感じている人は以下の方法を試してみてはいかがでしょうか。
正社員を目指してみる
アルバイトで一生暮らしていくということが前提だったけれど、やはり不安なのでとりあえず改めて仕事探そうかな…という人は一度正社員を目指してみてはいかがでしょうか。
アルバイト生活が長く就職活動が不安であれば今は専門の転職エージェントがあります。
転職エージェントと聞くと「年収の高い正社員が利用するもの」「アルバイトは断られる」というイメージをお持ちの人もいるかと思いますが、フリーター・職歴なしからの正社員を目指す人向けの転職エージェントもあります。
アルバイトで数多くの企業やお店で働いてきた人ならば実績やスキルを評価してくれる職場に出会える可能性もあるでしょう。
一度フリーター・職歴なしからの正社員を目指す人向けの転職エージェントを利用してみましょう。
生涯的に有効な資格を取得してみる
アルバイトは正社員と違ってプライベートな時間に融通が利く点がメリットです。それならばその時間を使って生涯的に有効な資格を取得してみるのも良いでしょう。
例えば国家資格の介護福祉士やキャリアコンサルタントはAIが発達しても働くことができる仕事の一種になります。
どちらの職種もアルバイトから働くことができるところもありますし、この資格以外にも生涯的に有効な資格は数多くあります。
週休3日〜4日の企業で正社員として働いてみる
正社員=週5をフルで働くというイメージが強いですが、最近では週休3日の企業も増えていることをご存じでしょうか。
正社員でも週休3日は魅力的ですよね。
企業名を挙げると「ユニクロ」「佐川急便」「日本IBM」「電通」などが週休3日制を掲げており、「みずほフィナンシャルグループ」では週休4日制で求人募集をしています。
週休3日制の企業は本記事で挙げている以外にも多数あるため、一度調べてみることをおすすめします。
在宅で稼げる仕事のスキルを身に着ける
その他にも在宅で稼げる仕事のスキルを身に着けて、アルバイトがない時間帯に働くという方法もおすすめです。
アルバイトだけで一生暮らしていくことは不安でも、副業として在宅ワークとかけもちをすれば将来的にそこまで金銭面で不安になることもありません。
最近では初心者のWEBライターや未経験OKの動画クリエイターなど、在宅ワークも幅広いジャンルが募集されています。
そのためご自身が興味のある在宅ワークで手に職をつけても良いでしょう。
アルバイトで一生暮らしていく まとめ
今回はアルバイトで一生暮らしていくというキーワードの下、様々な情報をご紹介しました。
人それぞれアルバイトで一生暮らしていきたい理由は様々でしたね。
自分が現状に不満がないならばそのままアルバイトで生きていくことも良いですが、将来を見据えた際に不安を感じるならば本記事で紹介した方法をあわせて実践することをおすすめします。
時代は少しずつ新たな変化を遂げています。
これから将来的にアルバイトでも気軽に働ける場が増えて収入面や精神面的に安定できる時代が来ると良いですね。
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適職診断を受けて自分自身を知ることが仕事・転職では一番大事だ。