社会不適合者とはどんな人?診断から特徴・おすすめの仕事17選まで紹介
「とにかく仕事が続かない」
「周囲の人とかかわるのが苦手…」
もしかしたら自分は「社会不適合者」かもしれない、とお悩みのあなた。
社会不適合者だから、仕事がうまくいかない、社会不適合者だから仕事が続かない。そう思っていませんか。
社会不適合者だからといって、「仕事ができない人」というわけではありません。今の時代、社会不適合者でもやりがいを持って働ける仕事がたくさんあるです。
この記事では社会不適合者の方が、自分らしく働けるおすすめの仕事を紹介します。
また自分に合った仕事がわからな人向けに「自分に合う仕事の見つけ方」や社会不適合者が自立するための改善策についてもご紹介します。
社会不適合者であることを受け入れ、自分らしく働く方法をぜひ探してみてください。
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人付き合いが苦手な人にも合う仕事もきっと見つかりますよ。
「エーマッチ」編集長。
ウェブマーケティング会社経営者。上場企業からスタートアップまで7回の転職経験を元に転職エージェントマッチングメディア「エーマッチ」を運営。
転職ノウハウだけではなくビジネス全般、キャリアアップ、独立起業、最新ビジネスニュースなどをお届け。
「社会不適合者」の定義とは?一体どんな
そもそも、社会不適合者とはどんな人のことを指すのでしょうか。
実用日本語表現辞典(weblo)によると、社会不適合者は以下のように定義されています。
社会の要求に応えて生活することが困難な者。社会に適合できない人。うまくやっていけない人。
社会からは、ルールを守りながら勤勉に働き、他人と和を保ちながら生きていくことが求められます。
しかし、働きたくない、ルールを守れない、人に会いたくない…など、社会で生きていく上で必要なことができない人、要領よく他人とうまくやっていけない人を社会不適合者だと呼びます。
社会不適合者は甘えではない!社会不適合者になる原因があった
「社会不適合者なんて甘えだ」という人もいます。
しかし社会不適合者になってしまうのは生まれつきの性格や育った環境にも原因があると考えられています。
ご紹介する社会不適合者になる原因は以下の3つです。
もしあなた自身が社会不適合者だと感じることがあるなら、以下に心当たりがないか探ってみてください。
生まれ持った気質「パーソナリティ障害」
社会不適合者の要因は生まれ持った気質のせいであることが考えられます。
パーソナリティ障害とは、ものごとの認知や感情・衝動のコントロール、対人関係の構築をする上で問題が起きやすい精神疾患です。
パーソナリティ障害は多数の人と異なるものごとの受け止め方をし、単なる「個性」や「性格が悪い」とは違います。
奇妙でつかみどころがない、感情的・飽きっぽい、常に不安で内向的という3つのパターンに分けることができ、改善のためには医療機関で治療する必要があります。
参考 パーソナリティー障害(厚生労働省みんなのメンタルヘルスより)
アメリカの研究では「人口の15%の人がパーソナリティ障害である」と報告されているんだ。自分だけ人間関係うまくいかない、というわけではないんだ。
育った環境「過保護・過干渉に育てられた」
社会不適合者は、親が過保護・過干渉の傾向があります。
子供に依存し、親が何でも手取り足取りやってあげることで「自分がいなければ困る子供」を育てます。
そのせいで、子供は自立心が欠けてしまい、「自分で決められない」「1人では何もできない」「逆境やストレスに立ち向かえない」人間になってしまいます。
生まれ育った背景は人格に大きな影響を与えるため、親次第では社会不適合者になる可能性があります。
厳しくしかられて育った
逆に、親から厳しくしかられて育ってきた人も社会不適合者になりやすいと言えます。
親が厳しいと、何をやるにしても親の顔色を伺う癖がつき、「親が怒らないこと」をすべての正解として捉えるようになります。
社会に出てから親の手を離れても、逆に何をすればよいのか、何がしたいのかがわからず途方に暮れてしまいます。
そのせいで社会に適合できず、苦悩して過ごすこととなってしまうのです。
社会不適合者の性格的8つの特徴
あなたは、自分のことを社会不適合者だと思っているかもしれません。
以下で社会不適合者の性格の特徴を紹介するので、あてはまるものがあるか確認してみましょう。
人が嫌い・苦手
社会不適合者は人が嫌いです。
人とかかわること、話すこと、共に行動することが苦手で、社会生活にストレスを感じます。
コミュニケーションを取ることが嫌いで、かつ人に合わせることに激しい苦痛を覚える傾向があります。
人間不信
社会不適合者は人間不信なことが多いようです。人を信じることができないので、信頼関係で成り立つ仕事が進みません。
常に疑いを持って人に接するので、もちろん相手も快く思いません。
そのために人とコミュニケーションがうまく取れず、他の人と隔絶してしまいます。
自信過剰・ナルシスト
社会不適合者は意外にも、自信過剰だったりナルシストだったりすることがあります。親に甘やかされた人に多く、自分の能力以上に自分のことを過信しがちです。
仕事では自分の能力ではできないことまで引き受け、大きなミスにつながったりすることもあります。
劣等感・コンプレックスが強い
逆に、劣等感やコンプレックスが強すぎる人もいます。
「自分は何をやってもダメ」「失敗ばかり」と考えてしまい、強すぎるマイナス思考のせいで簡単なことでもうまくできません。
また暗いオーラを放ち、失敗することを想定して話すために協力者が周りからいなくなることも問題です。
人を見下してしまう
自信過剰・ナルシストな社会不適合者は人を見下す癖があります。上司や同僚も見下してしまい、もちろんその態度が本人にも伝わります。
結果一緒に仕事をしたいと思う人がいなくなり、孤立してしまいます。
自分以外を大切にできない
社会で生きていくには他者への思いやりが必要不可欠です。時には自分の気持ちよりも他者への配慮を優先しなければなりません。
しかし、社会不適合者は自分以外を大切にできません。他者の都合や気持ちを考えずに行動するので、周りのことを考えなければならない社会生活を苦痛に感じます。
責任感がない・責任転嫁しがち
社会不適合者の多くは責任感がなく、責任転嫁しがちです。
間違いを絶対に認めず、すべては人のせいです。自分の仕事や役割を簡単に放棄してしまうので、責任感を持って働くことができません。
プライドが高い
社会不適合者は謝ることがありません。自信過剰だけでなくプライドも高い傾向にあります。
自分が誰かに負けることを認められず、他人の手柄を恨んだり、陰口を言ったりと周りに悪影響を及ぼします。
社会不適合者の行動・発言6つの特徴
社会不適合者かどうかは、その人の言動からもわかります。
以下で社会不適合者の行動・発言の特徴を紹介します。
集団行動が苦手、他人と協調できない
社会不適合者は協調性がなく、集団行動が苦手です。
人に合わせたりゆずったりすることができない人が多く、自分の思う通りにならない集団行動をするとイライラし、和を乱すような発言をしたりします。
コミュニケーションが苦手
コミュニケーションが苦手なのは、社会不適合者の最大の特徴かもしれません。
コミュニケーションをうまく取るためには相手の気持ちを思いやり、空気を読むことが欠かせません。
しかし、社会不適合者は自分の気持ちをぶつけるだけだったり、人と話すことを避けようとしたりするため、コミュニケーションを通した関係づくりがうまくできません。
時間にルーズ
社会不適合者は時間にルーズな人も多くいます。
「決まった時間に行動する」が苦手だったり、「遅刻することで相手時間を奪っている」という感覚が弱いのです。
自分の都合によって大幅に遅刻したり、アポをドタキャンしたりすることなどもよくあります。
仕事でも締め切りを忘れることがよくあるので、周囲と信頼関係を築くことができません。
嘘つき・虚言壁がある
社会不適合者の中には嘘をつく人や、虚言癖がある人もいます。
無意識のうちに嘘を重ねるため、何が本当のことなのか本人も周りもわからなくなります。虚言癖が続く限り、会社は仕事を任せることができないのも当然です。
パーソナリティ障害や、幼少期に親から怒られないよう嘘を重ねた経験によって虚言癖がついてしまうことが可能性として考えられます。
すぐに言い訳をする
社会不適合者はプライドが高く、謝ることができないと前述しました。そのため、すぐ何に対しても言い訳をします。
自分の非を認めず、自分のことを正当化しようとします。また、「言い訳するな」と言われることを非常に嫌います。
仕事が続かない
社会不適合者は仕事が続かない人が多いです。
つらいことを我慢したり、あわない人たちの中でうまくやっていく努力ができないので、仕事が続かずにすぐにやめてしまいます。
短期間での転職回数が多いのが、社会不適合者の特徴です。
将来が心配なら社会不適合者であることを受け入れてみるのもアリ
「社会不適合者」であることで自分のことを責めてはいけません。ありのままの自分を受け入れることが大事です。
人間は社会の中で生きていくしかないのでつらい思いをするかもしれませんが、社会不適合だからといって長所がないわけではありません。
自分の長所も短所もしっかりと認め、なんとか社会でやっていく方法を探っていきましょう。
ここでは、自分は社会不適合者であることを受け入れて社会で生きていく、4つの方法を紹介します。
あなたの好き・得意を見つける
あなたは何が好きで、何を得意としているのかを自分ではっきりと持っておきましょう。
社会不適合でも好きで夢中に取り組めること、得意で成果を出しやすいことがあれば仕事につながります。
「人と話さずひたすら手を動かしたい」「考えることは好き」など、自分の特性を見つけることが大切です。
仲良くしなくても他人に興味を持てれば大丈夫
社会に出て生きていくためには、人間関係を避けることは難しいです。
ただし、周囲の人と仲良くしなければいけない、ということは全くありません。
他人に興味を持って観察するだけで良いのです。
周囲の人の良いところや得意なことだけでなく、短所や苦手なこと、嫌いなことなどネガティブなことにも気がつければOKです。
社会的不適合者の自分はできないことや苦手なことがあるけれど、周囲の人にだってネガティブな部分もある。
そう理解することで、社会の中で自分の居場所を見つけることができ、生きやすさを感じることができることがあるからです。
今いる環境を変えてみる
社会不適合者だと感じるのは、今いる環境のせいかもしれません。
思い切って環境を変えてみることもおすすめです。
社会は人と人との関係で成り立っています。あなたが自分のことを社会不適合者だと思うのは、周りとの相性がよくないから、という可能性もあります。
環境が変わっただけで水を得た魚のように活躍する人もいるんだ。
一般的なマナーを身につける必要はあり
社会不適合者とはいえ、一般的なマナーを身につけることです。
- あいさつの習慣を身につける
- エレベーターを使う時は相手のためのドアを開ける
- 人に話しかける時には「お時間よろしいですか?」と一言聞く
- 誰かが話している時にはその人の目を見て聞く
- 人の悪口や批判を公の場で言わない
深く人間関係を築く必要がないとはいえ、最低限のコミュニケーションできたほうがいいです。
その上で人に興味を持ち、「相手が自分にどうしてもらいたいだろうか」と考えることから始まります。
まずは一般的なマナーを知っておきましょう。
社会不適合者が就職・転職するときに気をつける4つのポイント
では社会不適合者はどんな仕事なら続けることができるのでしょうか。
以下では社会不適合者が選ぶべき仕事の特徴について説明します。
社会不適合者でも人とあまり関わらないでできる仕事
社会不適合者におすすめなのは人と関わらないでできる仕事です。
他人とのコミュニケーションがうまくいかないことが多いので、チームプレーや報連相が必要な仕事は社会不適合者に向きません。
一方、単純作業や自分1人で完結することができる仕事なら、集中力を発揮して高い成果を収めることも可能です。
社会不適合者は場所や時間に縛られない・マイペースにできる仕事がおすすめ
出勤したり、時間を守ったりするのに苦手意識があるなら、場所や時間に縛られず、マイペースにできる仕事がよいでしょう。
現代にはインターネットがあります。インターネットのおかげで場所・時間問わずに働くことができるので、リモートワークをメインに検討してみてはいかがでしょうか。
好きなこと・あなたの特技を活かせる仕事
自分の好きなことや、特技を活かせる仕事なら社会不適合者でも長く続けられます。
たとえ社会や他人に合わせることが嫌いでも、仕事のためなら多少我慢できることがあります。
また、好きな仕事のために成果を出せれば、周りが認めてくれるかもしれません。苦手な仕事を無理やりやろうとせず、自分が心から向いていると思える仕事を探しましょう。
社会不適合者におすすめの仕事17選
続いては社会不適合者でも長く続けられる、おすすめの仕事17選を以下で紹介します。
ピンとくるものがあれば、ぜひ仕事の候補に入れてみてください。
人と関わらずにできる(関わることが少ない)仕事
人と関わらずにできる仕事として、以下が挙げられます。
- 工場勤務
- 警備員
- 清掃員
- 長距離トラックの運転手
- 電気やガスの検針員
- 郵便や宅配の仕分け
どの仕事も基本的に1人で黙々と作業をするものです。時間通りに勤務地に行けば、あとは誰にも邪魔されずに仕事に集中できます。
人とコミュニケーションを取る機会が限られているので、人と話したくないなら上記の仕事から選んでみてください。
場所や時間に縛られない仕事
場所や時間に縛られない仕事として、以下が挙げられます。
- 在宅ワーク
- フリーランス
- アフィリエイター
- プログラマー
- データ入力
- 翻訳
上記の仕事は成果物重視なので、給料ではなく納品した分だけ報酬がもらうこともできます。
在宅ワークによって「成果報酬型」で働くことができるので、フリーランスとして独立するのもよいでしょう。時間や場所の自由度が格段に上がります。
好きなこと・あなたの特技を活かせる仕事
好きなこと・特技を活かせる仕事として以下が挙げられます。
- 動物の飼育員
- 飲食店の厨房
- イラストレーター
- 芸術家
- 研究員
動物が好き、料理が好き、絵を描くことが好き…など、あなたが夢中になれる趣味があるはずです。
また、社会不適合者は人と合わせることは苦手でも、得意なことには熱中できる人が多い傾向にあります。
芸術家や研究員など、集中して取り組めることを仕事にしてみてはどうでしょうか。
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