モチベーションを上げる方法全9選!自分やまわりのモチベーションを上げて成果につなげる
仕事でも勉強でもプライベートでも「モチベーションを上げる」ことは重要です。
モチベーションが上がらければ取り組んでいても楽しくないですし、結果にも繋がりません。
ただどうしてもモチベーションを上がらないときもあるでしょう。
この記事ではモチベーションを上げる方法について解説しています。
「エーマッチ」編集長。
ウェブマーケティング会社経営者。上場企業からスタートアップまで7回の転職経験を元に転職エージェントマッチングメディア「エーマッチ」を運営。
転職ノウハウだけではなくビジネス全般、キャリアアップ、独立起業、最新ビジネスニュースなどをお届け。
モチベーションとは何?
まずモチベーションとは「何か行動を起こす際に必要な心持ち」です。
生理現象やルーティンのように行っている日常生活以外の行動を行うために、モチベーションを上げます。
モチベーションの正しい意味
モチベーションとは簡単に言えば「動機づけ」という意味です。
動機づけは、行動の開始と目標に向かって気持ちを維持し、向上させる効果があります。
動機づけが無ければ、行動を起こすことも極めて困難となります。
モチベーションの種類(外発的動機づけ・内発的動機づけ)
モチベーションには2種類あります。
外発的動機づけと内発的動機づけです。
- 外発的動機づけは、行動の理由が評価や強制、罰則などによって刺激を与え、行動を起こさせることです。
- 内発的動機づけは、行動の理由が内面からの興味や関心によるものです。
一般的に外発的動機づけは、一時的なものであり持続性が弱いと言われています。ただ外発的動機づけが内発的動機づけである内面からの興味や関心に繋がり、結果的にモチベーションが持続する可能性もある。と言われています。
そのため外発的動機づけでも内発的動機づけでも、モチベーションを上げて行動に移すことが重要です。
モチベーションが上がらない理由
モチベーションが上がらない理由は様々ありますが、具体的にどんな理由があるでしょうか。
理由が分かれば、その対策を講じれば良いのでまずは理由を明確にしましょう。
仕事・勉強をやる目的がわからない
仕事や勉強を行う上で、モチベーションが上がらないことは、日常生活ではよくあります。
「なぜ仕事をやるのか」「なぜ勉強をするのか」の「なぜ」の部分を明確にすることが重要です。
仕事も勉強もし始めた時は、「なぜ」の部分が明確だと思いますが、時間が経つにつれ、本来の目的や「なぜ」が不明瞭になると思います。
そのため当初立てた目的を見失わないようにしましょう。
人生の目標が定まっていない
人生の目標が無い場合もモチベーションが上がらない理由の1つでしょう。
人生で何を成し遂げたいのかや、高額なものを買いたいなどの目標があれば、高いモチベーションを保つことができます。
逆に目標もなく、惰性的に日々を過ごしていると、すぐにモチベーションは落ちてしまい、ダラダラ毎日が過ぎてしまいます。
何も目標が無い場合は、欲しいものややりたいことを思い浮かべて、まずはそれに向かって頑張ってみましょう。
そのうちもっと大きな目標が見つかり、モチベーションも自ずと上がるでしょう。
達成して評価されない
目標やノルマを達成することが仕事上で評価される1つの指針となる方もいらっしゃるでしょう。
しかし、頑張って目標を達成しても思っていたより評価されず、その上もっと厳しいノルマが課されることもしばしばあるでしょう。
私もノルマ達成したものの、昇給額が思っていたより上がらず、モチベーションが下がった経験があります。
頑張った分は頑張った分だけしっかり評価されるような組織に所属したいものです。
目標が高すぎて実現不可能と思っている
設定された目標が自分の力量と比べて高すぎて、鼻から無理だと感じた際もモチベーションは上がりません。
どう頑張っても達成できない目標であれば、頑張る必要が無いからです。
少し背伸びをして手が届きそうな目標であれば、努力をして目標を達成しようとするでしょう。
ですので、欲張って高すぎる目標を立てるのではなく、現実的な目標を立て、計画的に達成できるような努力をしましょう。
周囲の人間関係が悪い
自分の周りにいる人間関係が悪いとモチベーションは上がりません。特に仕事上でこの問題は発生しやすいと考えられます。
私も直属の課長が嫌な性格をしており、散々他のメンバーにも迷惑をかけるような人の下で働いた経験があります。
その時はやはり、チームの雰囲気が非常に悪く、モチベーションは上がりませんでした。もちろんチームの成績も非常に悪く、その結果を見て課長が不機嫌になり、また私や他のメンバーにも八つ当たりするという悪循環が起きていました。
私が転職をして新しい上司の下に就いた際、その上司はチーム員のことを優先的に考える方で、私もチーム員も生き生きと仕事をしていました。もちろんチーム業績も良く、モチベーションは高いままでした。
周囲の人間関係が良くなれば、モチベーションは自然と高く保つことができます。
できることなら、人間関係が良くなる場所を選びましょう。
やりたくないことをやっている
やりたくないことをいくら必死で頑張っても、決してモチベーションは上がりません。
なぜなら根本的に好きではないことは、基本的には好きになることはありません。
嫌いなことをどれだけ頑張っても夢中になれませんし、嫌々やることでモチベーションも上がりません。
仕事で多い悩みですが、やりたくない仕事は無心で早く終わらせて、自分の興味のある仕
事や趣味、副業に時間を使うことで、人生のモチベーションを上げましょう。
マンネリ化している
職場で担当している仕事や楽しんでいた趣味など、突然やる気が出なかったり、楽しめなくなることはありませんか。
私も営業職として働いている際、最初はお客様のために依頼を聞いたり、商品の提案を行っていました。
また、見積作成や伝票処理も、当時の私には新鮮で、ミスが無いように何度もチェックをしていました。
しかし、仕事に慣れてくると、徐々にやる気が無くなってきました。特に事務作業では、ミスが連発し、ほとんど毎日のように上司に注意されていました。
要するに、同じ作業ばかりでマンネリ化し、仕事に飽きてしまったのです。
マンネリ化してしまうとモチベーションを上げることは難しく、徐々に気持ちは落ち込んでしまう一方です。
仕事も趣味も、マンネリ化しないように自分で工夫を凝らすことが必要です。
将来に対する不満を感じている
将来に漠然とした不安や不満を持っている人は、頑張る方向性が分からず、モチベーションが上がらないこともあるでしょう。
特にコロナが蔓延しているこの世の中、不安や不満を感じている人が多いと思います。
私もコロナが蔓延し始め、職場で在宅勤務が始まった時、一人暮らしで誰とも話さない日々が続いたことがあります。そうすると将来に対する漠然とした不安や不満を抱え始め、その不安についてばかり考えを巡らせることが多くなりました。
そのため、仕事や趣味に対するモチベーションが上がらず、仕事もろくにせず、趣味も楽しめませんでした。
不満や不安を感じていると、どのようにその不安を解消すれば良いかが分からない限り、気持ちがどんどん落ち込みます。
そのため、漠然とした不満を細分化し、どのように頑張れば良いかを把握することが大事です。
そうすれば、努力をすることにモチベーションが上がり、不安や不満を打ち消すこともできるでしょう。
モチベーションを上げるメリットは大きく3つある
何かを行う際、モチベーションはあっても無くても、取り組むことはできます。
しかし、モチベーションが高いまま取り組むことと、モチベーションが低いまま取り組むことでは、作業効率も作業した結果も違います。
では、具体的にモチベーションを上げるメリットは何でしょうか。
成果につながる
モチベーションを上げると成果につながります。
モチベーションが低いまま何かに取り組むと、成果につながるスピードや成果の質にも影響を及ぼします。
思い描いていた成果を出せない可能性もありますし、納期に間に合わない場合もあるでしょう。
しかしモチベーションを高く保ち、何か作業に取り組んだり、努力を行うと良い成果につながりやすいです。
そのため、モチベーションが低いまま、ダラダラ何かに取り組むのではなく、モチベーションを高く保って仕事や勉学に取り組みましょう。
仕事が楽しくなる
モチベーションが高いまま仕事を行うと、仕事への取り組みが自然と熱心になり、楽しくなってきます。
仕事を楽しくないまま行うことと、楽しく仕事をすることでは、先述した成果にも関わってきます。
楽しい仕事は前向きに取り組むことができ、少々の問題が起こったとしても乗り越えることができるはずです。
どうせやらなければならない仕事なら、楽しくしましょう。
ストレスが減る
現代社会は、ストレス社会と言われています。
些細なことや職場での人間関係、家庭でのちょっとした問題が重くのしかかり、ストレスに感じてしまうこともあるでしょう。
しかし、物事に対するモチベーションが高いと、少々のストレスはどうでも良くなり、感じていたストレスも軽減します。
感じているストレスが気にならなくなるほど、物事に熱中することができます。
ストレスを感じている方はモチベーションを上げて、ストレスに感じやすいことを吹き飛ばすことができるでしょう。
自分のモチベーションを上げる方法3選
モチベーションが下がる理由はたくさんあります。
しかし下がる理由ばかり探しても、一向にモチベーションは上がりません。
ここからは、どうやってモチベーションを上げるかお伝えします。
やる目的や意義を明確に設定する
なぜその仕事、勉強、練習をしているのかを明確にしましょう。
目標を立て、何のために行っているのかの意義を明確にすることで、長い期間モチベーションを高く保つことができます。
目標を立てる際にオススメなのは、最終目標の前にいくつかの小さな目標を立てることです。
最終目標が大きすぎると、気が滅入ってしまい、モチベーションを高く保つことが難しくなります。
ですので、小さな目標を立て、一つ一つ達成することで、達成感を味わうことができます。
達成感を味わうことで、次の目標へも努力をすることができ、結果的にモチベーションを高く保つことができるでしょう。
目標の立て方にも、工夫を凝らしてみてください。
ゴールまでの手順を細分化する
最終的な目標や途中での小さな目標を立てたら、具体的な手順を細分化しましょう。
具体的なプロセスが無ければ、目標達成をする時期が遅くなったり、間違った方向に努力をしてしまい、目標を達成することができない可能性もあります。
そのため、手順を細分化し、正しい方向で努力が継続できるようにしましょう。
日々の努力を可視化することができれば、モチベーションが上がり、質の高い成果物や思い描いていた目標を達成することができるでしょう。
オススメの方法としては、「いつまでにどのくらいの量をどのように行うのか」を都度決めることです。
時期と量、方向性が決まれば、小さな目標を確実に達成することができ、最終目標も高い質で成し遂げることができます。
まずは3分だけでもはじめてみる
私が1番効果を感じた方法が、この方法です。
どんなに面倒くさくても、どんなに集中力が切れていても、とりあえず3分だけ始めてみましょう。
たった3分です。
3分だけでよいので、まずは始めてみることで、気づかぬうちにモチベーションが上がっている時があります。
モチベーションが上がるのを待つのではなく、モチベーションを強制的に上げるために、3分だけ頑張ってください。
まわりのモチベーションを上げる方法6選
自分次第でモチベーションを上げることはできるかと思いますが、難しいのは職場の方や同じチームの人たちなど、周りの人たちのモチベーションを上げることです。
自分次第ではどうにもならないと思っている方もいらっしゃるかもしれませんが、実はいくつかコツがあります。
私は大学生時代、あるスポーツの小中学生に対するコーチをしていました。
その経験を踏まえて、この章では、周りのモチベーションを上げる方法をお話します。
仕事の目的・意義を理解させる
チームで1つの仕事に取り組む際や部下に仕事を頼む際に、重要なことはその仕事の目的やなぜその仕事を頼むのかなどの意義を理解させることです。
チームで仕事をする際など、目的を伝えておくことでチーム員が同じ方向を向いて仕事をすることができますし、全体のモチベーションを上げることもできます。
「これやっといて」など作業を頼むときは、なぜその作業をするのかを必ず伝えましょう。
作業だけを黙々とさせられることと意義を理解したうえで作業をさせられることでは、モチベーションの保ち方がまるで違います。
そのため、必ず目的・意義を最初に伝えましょう。
また上司から仕事を頼まれた際などは、目的・意義を上司に聞きましょう。常に目的・意義を意識することが大事です。
一貫性を大事にする
上司やチーム員の言っていることや行っていることが頻繁に変わると、周りの人間はどうして良いか分からなくなります。
結果的に不満が溜まり、チーム員のモチベーションは下がります。
私も職場での経験として、チーム員で1つのプロジェクトに取り組んだことがあったのですが、チーム長の人間の言っていることがコロコロ変わり、チームのモチベーションが下がっていくのを身をもって感じました。
結果的にプロジェクトを完成させましたが、質はあまり良いものとは言えませんでした。
そのため、言うことも行うことも一貫性を大事にし、後輩や部下に混乱を招かないようにしましょう。
自分で目標を設定させる
仕事でノルマ目標や半期目標を設定する際は、まずは必ず自分で考えさせて、目標を設定させましょう。
上司が勝手に目標を設定すると、あまりにも無理難題な目標が立つ可能性もあれば、逆に簡単すぎる目標が立ってしまう可能性もあります。
どちらもモチベーションが高いまま続くことはないでしょう。
そのため、まずは自分で目標を考えさせて、その後に目標のすり合わせを行いましょう。
サボるために目標を低く設定する方や、最初だけ意識が高く、達成困難な目標を立ててしまう方もいるためです。
まずは自分で考えさせることが、モチベーションを高くさせるコツです。
新しい経験を積ませる
仕事に慣れてきたり、基礎練習ばかりだとどうしても飽きてしまい、モチベーションは下がってしまいます。
そのため、ある一定の仕事に慣れたり、基礎ができてきたなと感じたら、新しい仕事を担当させたり、応用の練習をさせてみましょう。
新しいことを経験することで、更に成長意欲が湧き、モチベーションが上がります。
難しすぎる仕事や、危ない練習は逆に気持ちが萎えてしまいますので、その方のレベルに適切な経験をさせてあげましょう。
成功体験を何度もさせて褒める
成功体験は人に自信を付けさせ、モチベーションを上げることができます。
人に物事を頼む際は、いきなり難しい課題を与えるのではなく、ギリギリ達成できるレベルの課題を与えましょう。
少し頑張って目標を達成させる、そしてフィードバックの中で高い評価を与え、褒めることで自信が付き、高いモチベーションを保たせることができます。
ここで注意したいのが、あまりにも高い目標を与えないことと褒め過ぎないことです。
目標を達成できないと自信が付きませんし、褒めすぎると図に乗ってしまう可能性が高いためです。
難しすぎず、簡単すぎず、少し背伸びをして達成できそうな目標を立てることが大事です。
知らない社員と交流させる
知らない社員には、その人しか知らない情報や上昇志向が自分より高い人がいます。
新しい情報に触れることで、自分の知見が広がり、新しいチャレンジをしてみたくなったり、新しい分野で活動をしてみたくなります。
また、知らない社員は、自分よりも成長意欲が高い可能性もあります。
そのような社員と話すことで、「自分ももっと頑張らなければ。」という気持ちになり、モチベーションが自然と上がる可能性があります。
部署内だけで交流させるのではなく、他部署の人々と積極的に交流させましょう。
モチベーションを上げるについて まとめ
仕事や練習に飽きてしまうことは必ずあります。
その上で楽しかったことが、モチベーションが下がることで、急に楽しくなくなることもあるでしょう。
しかし、モチベーションを上げる、モチベーションを上げて高いまま保つことは、ひと工夫すれば案外簡単にできるものです。
また、周りのモチベーションを上げることも、コツさえつかめば上手くできるはずです。
モチベーションが下がった時に、この記事を読んで、モチベーションが上がるきっかけになればと思います。
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