行政書士の年収について独立・企業勤務など収入を調査

行政書士の年収について

行政書士の資格取得を目指している人へ、行政書士の年収について「独立開業をすれば高収入になれるのか」「行政書士で年収アップする方法」など一挙にご紹介します。

ぜひ参考にしてみてくださいね。

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この記事の監修者
転職コンサル山田
コンサル山田

「エーマッチ」編集長。
ウェブマーケティング会社経営者。上場企業からスタートアップまで7回の転職経験を元に転職エージェントマッチングメディア「エーマッチ」を運営。
転職ノウハウだけではなくビジネス全般、キャリアアップ、独立起業、最新ビジネスニュースなどをお届け。

行政書士の平均年収

まずは気になる行政書士の平均年収を見ていきましょう。

注意点として行政書士の年収は厚生労働省や行政書士会連合会で統計を取ったデータがないため、行政書士会連合会へのアンケートやおおよその平均年収となりますのでご注意ください。

おおよそ300万円~1,000万円以上と幅が広い

行政書士の平均年収はおおよそ300万~1,000万円以上とされています。

この年収を厚生労働省が発表している「平成30年賃金構造基本統計調査」から見ると、特に賃金が高いとされる50歳~54歳男性の年収が426万円、女性の50歳~54歳で年収270万円となっており、同程度か働き方によっては遥かに高収入と呼べる年収ですね。

実際の年収は独立、会社員など行政書士としての働き方で異なる

行政書士の年収は独立開業をしているか、会社員か等、働き方によっても異なります。

上記で紹介したように行政書士の平均年収はおおよそ300万~1,000万円と幅広く、キャリアや勤続年数によっても差があります。

例えば企業で働く企業型の行政書士の場合、入社して1年は月収20万円~の求人が多く年収にすると250万円前後です。しかしキャリアを積み勤続年数が増えて顧客数が増えれば歩合給のある企業ならば2倍、3倍の年収を稼ぐ方もいます。

また独立開業をして顧客数と満足度が高く実績のある行政書士ならば年収1,000万円以上を稼ぐ方もいるのです。そのため行政書士としてどのような働き方をするかによっても年収は左右されると覚えておく必要があるでしょう。

女性にとって行政書士の年収は高めである

先ほど紹介した「平成30年賃金構造基本統計調査」を見てみると、性別によっても年収に差があることがわかります。

年齢男性女性
~19歳180.6172.6
20~24歳212.6206.5
25~29歳247.9229.6
30~34歳289.4243.4
35~39歳325.2253.6
40~44歳358.7264.1
45~49歳394.9268.7
50~54歳426.0270.6
55歳~59歳419.5266.5
60~64歳300.6222.6
平成30年賃金構造基本統計調査より

これを見ると年齢によっては先ほど紹介した行政書士の年収「300万~1,000万円」は女性からすれば高いということになります。

もちろん行政書士になってからキャリアを積み実績をつければ、更に年収はアップするため、男女共に高収入と呼ばれる域まで稼ぐことができるでしょう。

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行政書士として独立開業したからと言って確実に高収入を得られるとは限らない

次は、行政書士を志す方がよく疑問に思う「独立開業=高収入とは本当なのか」についてですが、正直に言えば独立開業をしたからと言って確実に高収入を得られるとは限りません。

事実、独立開業をして1年程は年収100万円前後だったという行政書士もいるからです。では独立開業をして高収入を得るためにはどうしたら良いのかを考えていきましょう。

人脈づくりやキャリアによる

独立開業をして高収入を得るためにはまず人脈やキャリアがある前提で考える必要があります。

誰だって実績のない行政書士にお金を払って依頼したいとは思わないですよね。そのため「行政書士として資格を取得したから独立開業しよう!」という考えでは高収入を得ることは難しいでしょう。

最初から独立開業をするのではなくて、ある程度実績を積み重ねてから独立開業がおススメ

上記でお話ししたように、実績もなしで独立開業をしても高収入を狙うことは難しいです。

そのため、資格取得後は企業や事務所で働きながら実績を積み重ねて、ある程度のキャリアと人脈が築けてから独立開業することをオススメします。

待つだけではなく、自分からも集客に動く行動力が大切

またある程度のキャリアと人脈を築いていても待っているだけでは顧客を獲得することはできません。

なぜなら2022年3月時点で460,00人以上の行政書士が活動しているからです。そのため待つだけではなくてSNS等を利用して自分から集客に動く行動も必要となります。

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行政書士で年収アップする6つの方法

本記事をご覧の方の中には「現在行政書士を目指して頑張っている」「行政書士に興味がある」「行政書士になったけれど平均年収がわからない」「行政書士としてもっと年収をアップさせたい」等、様々な方がいらっしゃるかと思います。

そこで、ここでは行政書士として年収をアップさせるための方法を6つご紹介しますのでぜひ参考にしてみてくださいね。

キャリアを積む

年収をアップさせるために1番大切なことはキャリアを積むことです。

どんなに行政書士という資格が有力な資格でも、持つ人間に実績がなければ仕事や収入には繋がりません。少しずつでもキャリアを積み重ねることが大切ですね。

得意な専門分野を作る

キャリアを積む以外でも、行政書士としてご自身が得意な専門分野を作ることも年収アップの方法と言えます。

例えば多くの行政書士が競合する分野で頑張っても収入には繋がりにくいですが、行政書士の中でもあまり専門で扱う方がいない分野を磨けば実績作りや収入アップに繋げることができるのです。

企業型なら独立開業を

現在企業型で行政書士として働いている方で年収アップを狙うのでしたら独立開業をオススメします。

ある程度実績とキャリアを積み重ねていれば独立開業でも上手に稼ぐことができるでしょう。またいままでに培ってきた人脈が多い方でしたら独立開業の方がこなす件数も多く結果的に年収アップへ繋がりやすくなります。

ダブルライセンスを取得する

その他にも行政書士だけではなく、司法書士や社会保険労務士等の資格も取得することで活躍できるフィールドが広がり、年収アップに繋げることもできます。

以上を踏まえて、最近では行政書士の中でもダブルライセンスを持って更に活躍したいと考える方が増えています。

人脈を作る

独立開業以外の働き方でも人脈を築くことで結果的に年収アップに繋げることもできるでしょう。

もちろん、実際に顔を合わせたことのある方以外でもSNS等を活用して集客率を高める方法もオススメです。

講師やセミナーを開催する

上記以外にも、通信講座の講師や予備校の講師、行政書士になりたいと考えている方向けのセミナーを開催して収入に繋げている行政書士もいます。

またある程度知名度が上がれば本を出版して収入に繋げている行政書士も。収入をアップさせるには様々な工夫をこらしていくことが大切です。

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まとめ

今回は行政書士の年収についてご紹介しました。

行政書士とひとえに言っても働き方や性別によっても年収は変化します。また女性にとっては行政書士の年収は高い傾向にある点や行政書士は人々の「困った」をサポートする職種であるため、女性の気づかいや心配りが活かされる資格とも言えるでしょう。

本記事をご覧になって行政書士に関して興味が沸いた方はぜひ「こちら」の記事も参考に行政書士試験へ挑んでみてはいかがでしょうか。

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「エーマッチ」編集長。
コンサル・マーケティング会社経営者で自らも7回もの転職経験者。
自らの転職経験を元に転職エージェントマッチングの「エーマッチ」を運営。転職エージェントの紹介だけでなく転職ノウハウ、キャリアアップ・独立起業などビジネス全般、最新ビジネスニュースなどをお届け。

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