転職活動がバレたときの対処法とバレずに転職活動を行う方法

転職活動がバレたときに

転職活動を成功させるために、「転職先が決まるまで会社を辞めてはいけない」のが重要です。

コンサル山田

次が決まってないと焦って良い転職活動ができないからな。

ただ仕事しながらの転職活動の場合、「転職活動が会社にバレる」という問題が出てきます。在職中に転職活動がバレないか心配な方や転職活動がバレた方はぜひこの記事を参考にしてください。

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この記事の監修者
転職コンサル山田
コンサル山田

「エーマッチ」編集長。
ウェブマーケティング会社経営者。上場企業からスタートアップまで7回の転職経験を元に転職エージェントマッチングメディア「エーマッチ」を運営。
転職ノウハウだけではなくビジネス全般、キャリアアップ、独立起業、最新ビジネスニュースなどをお届け。

転職活動がバレたときに起こる問題

転職活動がバレたときの問題

転職活動が会社にバレたからと言って、すぐにクビになることはありません。

しかし社内でいくつか問題が起こる可能性があるので、ここで紹介します。

職業の選択と退職の自由は法律で守られている

転職活動していることがバレただけでは、解雇になることはありません。

それは労働者は職業選択と退職の自由が法律で守られているからです。

職業選択の自由は憲法第22条に示されています。

第二十二条 何人も、公共の福祉に反しない限り、居住、移転及び職業選択の自由を有する。

e-GOV 日本国憲法第22条第1項

退職の自由は民法第627条に規定されています。

第六百二十七条 当事者が雇用の期間を定めなかったときは、各当事者は、いつでも解約の申入れをすることができる。この場合において、雇用は、解約の申入れの日から二週間を経過することによって終了する。

e-GOV 民法第627条第1項

会社は転職活動をしているという理由だけで従業員を解雇にすることはできないのです。

秘書ひとみさん

よほどのことがない限り会社は「社員を解雇する」ということはできないんです。

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ただし上司や周囲とは気まずくなることも

在職中に転職活動することは法律上問題なくても、転職活動がバレたら職場で上司や周囲と気まずくなる可能性は大いにあります。

励ましてくれる人もいるかもしれませんが、いい気がしない人もいるはず。

転職活動がバレたことで

  • 仕事が増えた
  • 仕事が無くなった
  • 転職しないようにしつこく説得された
  • 職場で疎外された
  • 早めの退職を促された

など、不快な思いをすることもあり得ます。

就業時間中の転職活動がバレたらアウトになることも

転職活動をすること自体に法律上問題はありませんが、業務時間中に転職活動を行なったらアウトです。

例えば、

  • 社外セミナーに出席すると言って採用面接に行く
  • 資料作成をしているふりをして、業界・企業研究をする

など、就業時間中に仕事をしているふりをして転職活動するケースです。

「1度でも見つかったらアウト」というわけではありません。

でも再三注意を受けても止めなければ最終的に解雇もありえます。

コンサル山田

勤務時間は給料が発生しているわけだから、その時間での転職活動はまずいな

会社から支給されたPCやスマホを転職活動に使用してもアウト

勤務時間外であっても、会社から支給されたPCやスマホを個人的な転職活動に使ったらアウトです。

インターネットの使用料金やスマホの通話料金は会社が支払うので、転職活動を含めて私用に使うことはできません。そしてインターネットや通話の利用状況は会社で確認していることもあるので、隠すことは難しいと思ってください。

見つかった場合は、注意を受けるだけでなく、転職活動に使用した分を請求される可能性もあります。

何度注意されても止めない場合や転職活動に使用した金額が大きい場合は解雇もありえます。

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転職活動がバレないようにするための5つのポイント

転職活動がバレないようにするために

在職中の転職活動はバレないに越したことはありません。

ここでは、転職活動がバレないようにするための5つのポイントを紹介します。

ポイント1:採用面接の日は服装に注意する

採用面接まで進んだ場合、面接日の服装に注意しなければなりません。

とくににカジュアルウェアOKの職場で勤務している場合、突然スーツを着て出社すると「何かあるのかな」と注目を浴びてしまいます。

  • 退社後にスーツに着替える
  • スーツを着ているもっともらしい理由を考える
  • 面接担当者に事情を説明して「カジュアルな服装で面接を受けること」を理解してもらう

などの事前対策が必要です。

ポイント2:職場の人には転職活動のことを相談しない

転職活動を知られたくなかったら、決して職場の誰にも転職活動のことを相談したり話してはいけません。

「ここだけの話…」とか「まだ誰にも言わなで欲しいんだけど…」は、まず通用しないと思った方が良いです。

職場の同僚と飲んでいるときに、酔っ払ってポロッと転職活動をしていることを言ってしまった、というケースもあります。

お酒が入ったら黙っている自信がない人は、転職活動が終わるまで職場の人とは飲みに行かないほうが安全です。

ポイント3:SNSに転職活動のことを投稿しない(匿名アカウントでも鍵垢でも)

転職が決まるまでは、SNSで転職活動について投稿するのも止めておきましょう。

匿名アカウントでも鍵垢でも、SNS上で誰とつながっているかわかりません。

身バレしない保証はどこにもありません。

SNSに転職活動をしていることを投稿したら会社にバレる可能性あり、と思っておきましょう。

ポイント4:採用面接の日程調整に気をつける

採用面接のために、定時退社したり有給休暇を取ることもあるでしょう。

しかし有給休暇取得が頻繁に続くと「〇〇さん、転職活動でもしてるのかな?」と周囲に気づかれてしまうことも。

マイナビ転職の調査によると、「転職希望者が応募する企業の数は平均約8社」という結果になっています。

同調査では書類選考を通過する率が30~50%です。

仮に、同じ時期に8社に応募して4社で採用面接まで進むと、1~2週間のうちに何度も面接に行くことになります。

応募する企業数と面接の日程調整はかなり気をつけないと、転職活動がバレる可能性が高くなります。

参考サイト  平均応募社数や選考通過・内定の確率はどれくらい?(マイナビ転職)

ポイント5:転職エージェントを利用して転職活動を行う

転職活動がバレないようにするために、転職エージェントを利用するのはオススメです。

転職エージェントは在職中に転職活動がバレないように様々なサポートをしてくれます。

転職エージェントの役割
転職エージェントの役割について

転職活動がバレないように

  • カジュアルウェアで面接に行くことを面接担当者に交渉してくれる
  • 転職活動がバレないように面接日程を調整してくれる

など、お任せすることができます。

転職のプロである転職エージェントにサポートしてもらって転職活動がバレないように気を遣う負担を減らせば、転職活動にもっと集中できるようになるはず。

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どんなに注意しても転職活動がバレることはある

転職活動はバレることがある

先ほど紹介した転職活動がバレないためのコツを全ておさえても、転職活動がバレてしまう可能性は無数にあります。

  • 面接会場や転職エージェントに出入りするところを会社の同僚に見られてしまった。
  • 採用面接の担当者が上司の家族だった
  • 関係書類が社宅や社員寮の別の郵便受けに誤配されてしまった

などなど。

残念ながらどんなに注意しても在職中の転職活動はバレる可能性があります。

しかしバレてしまったからと言って、転職活動を諦める必要はありません。

次に紹介する「転職活動がバレた後に気をつけること」を参考にして、転職活動を成功させましょう。

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転職活動がバレた後で気をつけるべきことは

転職活動がバレた後は

転職活動がバレてしまったら…

  1. 上司に説明するときは転職理由を正直に言わなくても良い
  2. 有給休暇は労働者の権利なので取得して転職活動に使って良い
  3. 仕事にはしっかりと取り組む

の3つのポイントをおさえて残りの転職活動を成功させましょう。

上司に説明するときは転職理由を正直に言わなくても良い

上司に転職活動をしていることがバレたら、普通は上司から面談という流れになります。

その際に転職理由を正直に言う必要はありません。

大事なポイントは、「転職活動をしているのは上司との関係が理由ではない」ことを強調することです。

部下の退職は上司の管理職としての評価に関係してくるからです。

その上で、

  • 今後のキャリアのために、キャリアアップのための転職をしたい
  • 夢を叶えるためにキャリアチェンジしたい
  • 配偶者が転居を伴う転勤を打診されているので、転職を考えている

など、転職の理由は自分の側にあることは伝えましょう。

実際の転職理由が何であっても、このようなスタイルで転職理由を説明するのが無難です。

有給休暇は労働者の権利なので取得して転職活動に使って良い

有給休暇が残っているなら、取得して転職活動に使いましょう。

転職活動がバレた後に有給休暇を取得したら、周囲は「休んで転職活動するんだろうな」と思うでしょう。

しかし有給休暇は労働者の権利ですから、仕事に支障をきたさない限り、堂々と取得しましょう。

  1. 半年間継続して雇われている
  2. 全労働日の8割以上を出勤している

この2点を満たしていれば有給休暇の取得が可能です。

もし有給休暇を消化させないという嫌がらせを受けたら、当日の朝に「体調が悪いから休みます」と連絡して有給休暇をとったらいいです。

取得の理由が事実と違っても、問題ありません。

今の仕事にはしっかりと取り組む

在職している限り、勤務時間中はしっかりと仕事に取り組まないといけません。

転職活動がバレた後だからこそ、きちんと仕事をしましょう。

採用面接のために有給休暇をとったり、定時退社するときは、仕事に支障が出ないように配慮するよう心がけてください。

円満に退職できるようにすることも、転職活動を成功させる上で大切です。

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転職活動がバレたに関するよくある質問

転職活動がバレたに関するよくある質問をまとめています。転職活動がバレたについて疑問や質問があるかたはぜひご覧になってください。

転職活動がバレたらクビになりますか?

転職活動がバレただけではクビになることはありません。
職業選択の自由は憲法第22条で、雇用契約をいつでも終わらせることができることは民法627条第1項に定められているので、転職活動することは法律で守られていると考えられます。なので、転職活動をしているという理由で会社は社員を解雇することはできません。

転職活動がバレないようにするための秘訣はありますか?

転職活動がバレないようにするためには、5つの注意点があります。採用面接の日の服装、転職活動のことは職場の人に一切相談しない、SNSに投稿しない、採用面接の日程調整、転職エージェントのサポートを利用することで、バレる確率をかなり低くすることが可能です。

転職活動がバレてしまったらどうしたら良いですか?

転職活動がバレてしまったら、円満退職できるように道筋を整えるようにしましょう。
まず、上司に転職理由を聞かれたら、「上司との関係が理由ではない」ことを強調しましょう。本当の転職理由を正直に説明する必要はありません。
そして、今の仕事にしっかりと取り組みましょう。今後の転職活動で職場に仕事上の迷惑をかけないように気をつけてください。「立つ鳥跡を濁さず」の精神で退職日を迎えることをオススメします。

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転職活動がバレた まとめ

在職中の転職活動が会社にバレてもそれだけで解雇にはなりませんが、いくつか問題が起こる可能性があります。

この記事で紹介した転職がバレないようにするためのコツを実践して、転職活動を進めてください。

ただしどんなに気をつけても転職活動がバレる可能性はあります。

バレてしまったら仕方がありません。紹介した3つのポイントに気をつけて転職活動を続けましょう。

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「エーマッチ」編集長。
コンサル・マーケティング会社経営者で自らも7回もの転職経験者。
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