どこにも採用されない10の理由と改善ポイント・転職を成功させるポイントを徹底解説!
この記事にたどり着いた方の多くは「いくら転職活動をしても採用されない」「どうしたら採用されるのかわからない」などの悩みを持っているのではないでしょうか。
現在どこにも採用されない方は、もしかしたら間違った転職活動をしているのかもしれません。
当記事では、どこにも採用されない理由とともに、採用されない時の対処法や、採用されるポイントを解説していきます。
現在転職活動につまずいている方はぜひ参考にしてください。
「エーマッチ」編集長。
ウェブマーケティング会社経営者。上場企業からスタートアップまで7回の転職経験を元に転職エージェントマッチングメディア「エーマッチ」を運営。
転職ノウハウだけではなくビジネス全般、キャリアアップ、独立起業、最新ビジネスニュースなどをお届け。
どこにも採用されない人は意外と多い
総務省統計局が発表している労働力調査によると、2021年の転職希望者数は約890万人となっています。
しかし、実際の転職者数は300万人程度を推移しており、転職したいけど採用されていない人は意外と多いことがわかります。
実際に、書類選考が通過するのも全体の30%から50%と言われており、転職活動がどれほど厳しいものかが伺えるでしょう。
しかし実際に転職活動を成功させている人もいます。
採用される人材と、されない人材にはどのような違いがあるのでしょうか。
自身が採用されない理由を突き詰め、採用される人材の特徴を理解できれば転職は夢ではないでしょう。
どこにも採用されない10個の理由
どこにも採用されないのには、必ず理由が存在します。下記にどこにも採用されない理由をまとめたので、ぜひ参考にしてください。
- 自己分析ができていない
- 自分の適職に合っていない企業に応募している
- 理想が高すぎる
- 第一印象が良くない
- 能力が低いと思われている
- 経験が少なく即戦力と見られていない
- 空白期間がある
- 職務経歴書の書き方が悪い
- 転職理由がよくない
- 面接対策をしていない
それぞれの理由を詳しく解説していきましょう。
自己分析ができていない
1点目の理由は自己分析ができていないことです。転職活動において最も重要と言っても過言でないのが自己分析です。
自己分析が疎かになっていると、面接はおろか書類選考にすら通らないケースもあります。実際の体験や経験に基づいた自己分析ができていないと、企業に魅力が伝わらず採用されない結果に終わるでしょう。
自分の適職に合ってない企業に応募している
自分の適職について、あまり考えずに企業に応募し続けている方もどこにも採用されません。面接官は志望動機の曖昧さや、説得力のなさにすぐに気付きます。
「この人はどこの会社でも良さそう」「企業研究がされていない」と思われたら採用されません。
理想・条件が高すぎる
自身のスペックに見合った企業を選択できていない方も、どこにも採用されない可能性は高いです。現在では、スキルアップ転職という言葉もあるように、自分のスキル以上の会社に挑戦することは非常に大切です。
ですが、未経験可と記載があっても企業が採用する基準はある程度決まっています。
このため高い理想を持ち続けて転職活動しても失敗に終わるでしょう。
まずは自分のキャリアに合った企業へ転職してそこで実績を積んでキャリアアップしていこう。
第一印象が良くない
どんなに高いスキルや経験があっても、第一印象が良くない方は採用されません。
具体的には明らかに清潔感が欠けている方や、やる気や覇気がない方などがあげられるでしょう。
また、やる気や覇気があっても癖がある人間や、部下にしたら面倒そうな人間も採用されにくいです。面接官も同じ人間なので、好印象になるよう努めてください。
能力が低いと思われている
次にあげられる理由は、能力が低いと思われていることです。企業によっては未経験を積極的に採用している会社もあります。
未経験者を採用することをポテンシャル採用と呼びます。即戦力ではないけど能力値の高いこれから活躍できる人材を採用するのです。
ポテンシャル採用を行っている会社でもなかなか採用されないのであれば、能力が低く、ポテンシャルが無いと思われている可能性があるでしょう。
経験が少なく即戦力と見られてない
次にあげられる理由は、経験の少なさやスキルの少なさから即戦力として判断されていないケースです。
中途採用はポジションにもよりますがある程度即戦力ではないと採用されません。
「新卒と同じレベルでイチから教えないといけない」と判断されると、なかなか採用されない状態から抜け出せないでしょう。
即戦力としてアピールできる経験や資格がない場合には、やる気や柔軟性、そして若さを活かしたアピールを考える必要があるでしょう。
空白期間がある
フリーターや無職など、空白期間がある方もなかなか採用されないケースが多いです。空白期間が資格取得や通学などの意義のある理由である場合、キャリアアップなどのポジティブな変換もできるので自らPRしていくことをおすすめします。
休養によるものの場合には、イメージダウンは避けられないでしょう。
職務経歴書の書き方が悪い
職務経歴書の書き方が悪いといつまでも採用されない事態になります。よくある悪い書き方は、説明口調で長々と経歴を連ねていくことです。
このような書き方では面接官に要点が伝わりません。職務経歴書は第三者から見てもすぐにわかるように、端的に書きましょう。
転職理由がよくない
転職理由が良くないと面接官にネガティブなイメージを与えてしまいます。具体例をあげると「方針が合わなかった」「激務だった」などです。
このような転職理由だと、面接官は「この人は激務だとすぐに辞めてしまうのでは」と思います。激務であることが本当の理由であっても、もう少し言い方を工夫するべきでしょう。
面接対策をしていない
最後にあげられる理由は面接対策をしていないことです。面接対策は一人では客観視できないため、家族や同僚などの第三者と行うことが最適といえます。
恥ずかしくて第三者と面接対策を出来ないという方は、転職エージェントの力を借りてみるのも1つの手でしょう。
面接までは進むのに「どこにも採用されない人」の特徴
どこにも採用されない方の中には、書類選考は通るのに何故か面接で落とされる方もいることでしょう。このような方には特徴があります。
以下に特徴をまとめたので、ぜひ参考にしてください。
- 見た目・話し方が良くない
- 企業分析が十分でない
- マナーを守らない
それぞれ詳しく解説していきます。
特徴1.見た目・話し方が良くない
1点目にあげられる特徴は、見た目や話し方が良くないことです。書類選考に通るということは、スキルや経験は企業が求めるレベルをクリアしていることになります。
しかし面接で落ちてしまうということは見た目や話し方が良くない可能性があります。清潔感が感じられない、TPOに合った服装でないと採用となるのは難しいでしょう。
また話し方から人柄を推測され嫌煙された可能性も考えられます。
話し方には性格が出るので、嫌味のない好感度の高い話し方を研究してみましょう。
特徴2.企業分析が十分でない
面接では必ずと言っていいほど「なぜ、うちの会社なのか」を質問されます。この際、企業分析が十分でないと曖昧な回答になってしまうでしょう。
企業は曖昧な回答をすぐに見抜きます。その結果「うちの会社は本命ではない」「企業理念を理解していない」などの理由で採用に至らないのかもしれません。
特徴3.マナーを守らない
最後にあげられる特徴は、マナーを守らない人です。面接時には社会人としてのマナーも見られています。
例えば面接の時間には遅れずにきているか、早すぎないか、ドアをノックしているかなどがあげられます。些細なことですが、社員は会社の顔です。
マナーを守らない人間を会社の一員にはできません。
「どこにも採用されない」状態から転職活動を成功させるポイント
では採用され転職活動を成功させるためには、具体的にどのようにしたら良いのでしょうか。
自己分析をしてみる
転職活動を成功させるためには自己分析がとにかく大切です。自己分析をしっかりと行うことにより、自身の強みを理解し自己PRに盛り込むことで説得力が出ます。
面接官に自身の強みをしっかりと伝えた上で、それを企業でどう活かせるかまで分析してみましょう。
自分に合った会社に応募する
人には向き不向きがあるように、企業にも適材適所があります。自分に合った会社を探すためには、やはり自己分析が必要となるでしょう。
自分の向き不向きだけではなく、仕事に何を求めているのか、どのようにキャリア形成をしたいのかまで突き詰めて考えてみてください。自己分析が完了したら業種、企業の規模、社風と絞り込んでいくと良いでしょう。
スキルアップする
いつまでも転職活動が成功しないのは、単純にスキルが足りないからかもしれません。このような場合には、資格を取得してからの転職がおすすめです。
例えば若手の転職に活かせる代表的な資格としてあげられるのが、ITパスポートや簿記、MOSやTOEICなどでしょう。
自分の求める企業にレベルが追いついていない場合には資格を取得してみてください。
応募書類・職務経歴書を見直す
応募書類や職務経歴書を見直してみるのも1つの手です。特に職務経歴書はこれまでのキャリアやスキルをPRする大切な書類であるため、書き方1つで評価が大きく変わります。
また、職務経歴書には意外と知られていない書き方の注意点があります。以下に注意点をまとめたので、ぜひ参考にしてください。
- 一人称は使用しない
- 考えや意見をだらだらと書かない
- 箇条書きで要点のみを簡潔に書く
- 短期の仕事など細かい経歴は省く
- 略語は使用しない
職務経歴書にはフォーマットがないため、最初は書き方に悩むかもしれません。職務経歴書の書き方に悩んだ場合には、転職エージェントなどプロの力を借りるのも1つの手です。
面接対策をする
次にあげられるポイントは面接対策です。一口に面接対策と言っても、身だしなみから入室方法、そして話し方まで様々な点に気をつけなければなりません。
また、面接官からの質問はある程度予想することができるので、あらかじめどの質問が来ても返せるようにしておきましょう。下記に面接官からの代表的な質問をまとめたので、ぜひ参考にしてください。
- 5年後のビジョン
- 退職理由
- 志望動機
- 長所や短所
- 成功体験
この他にも「質問はありますか?」などの逆質問もあります。第三者を交えて面接対策をすることにより、悪い癖やもっと良い回答が思いつく場合があります。
このため、可能であれば第三者を交えた面接対策がおすすめです。
転職エージェントを活用する
最後にあげられるポイントは、転職エージェントを活用することです。ここまで採用されるためには面接対策や職務経歴書の書き方、そして自分に合った会社かどうかが非常に重要と説明していきました。
これら全ての手伝いをしてくれるのが転職エージェントです。転職エージェントは、希望する条件からマッチする会社を提案してくれます。
それだけではなく、面接対策や職務経歴書の書き方の指導までしてくれるため、自信を持って転職活動ができるでしょう。
自分に足りないスキルは何なのかなどの相談にも乗ってくれるので、なかなか採用されない方はぜひ利用してみてください。
未経験や無職でどこにも採用されない場合の対処法
どこにも採用されない方の中には、長期間の空白期間がネックとなっている人もいることでしょう。このような方は、転職活動を成功させるポイントを試す前に、以下のことに挑戦してください。
- アルバイトでも職歴を作る
- 身だしなみを整える
- 未経験専門の転職エージェントを利用自己分析ができていない
それぞれの対処法を詳しく見ていきましょう。
まずはアルバイトでも職歴を作る
1点目の対処法は、アルバイトでも良いので職歴を作ることです。転職活動において、ブランク期間は大きなネックとなります。
このため、どこにも採用されない方は希望する職種のアルバイトから職歴を作ることから始めましょう。
アルバイトであっても直近の経験によって「即戦力となる人材」と判断されれば採用の道が切り開けるかもしれません。
身だしなみを整える
社会経験に空白期間があると、知らず知らずのうちに身だしなみに気がいかなくなります。このため、面接に備えて自身の身だしなみを見直してみましょう。
髪型に清潔感はあるか、男性の場合には無精髭になっていないか、TPOのある服装であるか、全体のバランスはおかしくないかなどを確認してください。自分ではよく分からない場合には、美容室でフォーマルカットに整えてもらうのもおすすめです。
未経験専門の転職エージェントを利用
最後にあげられる対処法は、未経験専門の転職エージェントの利用です。転職エージェントとは、仕事の紹介から面接対策、そして職務経歴書の書き方までもサポートしてくれるエージェントです。
未経験専門の転職エージェントでは、長期のブランクに関する相談もできるので、空白期間がある方でも安心して転職活動ができます。ブランクをポジティブに言い換える方法も指導してくれるので、ぜひ活用してみてください。
どこにも採用されないならフリーランスも視野に入れてみよう
ここまで、どこにも採用されない理由や対処法について解説していきました。当記事でご紹介した対処法を試せば、転職活動は良い方向に進むはずです。
しかし「そこまでして転職したくない」「自分には無理だ」と感じる方もいるでしょう。このような方は、フリーランスも視野に入れてみてはいかがでしょうか。
この項では、フリーランスとして働くメリットや代表的な業種、そしてフリーランスに向いている方の特徴について解説していきます。
フリーランスのメリット
フリーランスとして働くと、会社員とは異なる以下のようなメリットが得られます。
- 時間の融通がきく
- 稼いだ分だけ収入になる
- 空白期間やキャリアを問わず始められる
- 一人でコツコツと仕事ができる
- 仕事の場所を選ばないアルバイトでも職歴を作る
フリーランスとして働くと、稼いだ分だけ自分の収入になります。また、時間の融通がきき、場所も選ばないため、自由な環境で仕事ができるでしょう。
さらに、フリーターの空白期間がある方や経験がない方でも始めやすいのが特徴です。しかしその一方で、フリーランスにはデメリットもあります。
基本的には1人仕事であるため、1人が耐えられない方や相談しながら物事を進めたい方には向かない仕事でしょう。また、稼ぎが安定するまでに時間がかかるリスクもあります。
メリットとデメリットをしっかりと理解して、自身に合った道を進んでみましょう。
フリーランスとして活躍できる業種
フリーランスとして活躍できる業種は多岐にわたります。この項では代表的なものをいくつかご紹介していきましょう。
- ITエンジニア
- プログラマー
- ライター
- イラストレーター
- WEBサイト制作
- アフィリエイター
- 映像クリエイター
- YouTuber など
上記からもわかるように、フリーランスとして活躍できる業種は場所を選ばない仕事が大半です。
販売や接客業、医療、調理など人と携わる業種はフリーランスに向かないので注意してください。
フリーランスに向いている方の特徴
フリーランスには向き不向きがあり、自由な環境が自身の首を絞めてしまう方もいます。また、人によってはストレスに感じて後悔する方もいるでしょう。
この項ではフリーランスに向いている方の特徴について解説していきます。後々フリーランスになったことを後悔しないよう、ぜひ目を通しておいてください。
- 自己管理が得意
- 一人でコツコツと物事を進められる
- 何事にも挑戦できる
- フットワークが軽い
- コミュニケーション能力が高いITエンジニア
一方で、自己管理ができない方や内向的な方はフリーランスには適していません。働いた分だけ稼げるフリーランスでは、ある程度自分に厳しく管理していく必要があるからです。
また、仕事も自分で取る必要があるため、コミュニケーション能力や交渉力の高さも欠かせません。自分はフリーランスに適正があると感じた方は、ぜひフリーランスとしての道を目指してみてください。
まとめ:どこにも採用されないについて
当記事では、どこにも採用されない理由と対処法について解説していきました。どこにも採用されない時には必ず何らかの理由があります。
自身を見つめ直し対処していくことで、転職活動を良い方向に進めていきましょう。
自己分析や面接対策、職務経歴書を書くのが苦手な方は、転職エージェントなどのプロの力を借りる、またフリーランスとして独立するのも1つの手です。
当記事を参考に、転職活動を成功させましょう。