「コンフィデンス」の意味と正しい使い方・使う際の注意点を解説

コンフィデンス

本当の意味を知らずに使ってしまいがちなビジネス用語のひとつに「コンフィデンス」があります。

日本のビジネスシーンにおいては「信頼」といった意味で使われますが、英文では異なる意味も持つため注意が必要です。

正しい使い方や間違えがちな類語を紹介しますので、ぜひビジネスシーンで役立ててください。

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この記事の監修者
転職コンサル山田
コンサル山田

「日刊お仕事マガジン」編集長。
ウェブマーケティング会社経営者。上場企業からスタートアップまで7回の転職経験を元に「日刊お仕事マガジン」を運営。
転職ノウハウだけではなくビジネス全般、キャリアアップ、独立起業、最新ビジネスニュースなどをお届け。

「コンフィデンス」の意味は「信頼」「自信」

英語のコンフィデンス(confidence)という単語には「信頼」「自信」「秘密」といった意味があります。

日本のビジネスシーンでは主に「信頼」という意味で使われます。

「コンフィデンス」の語源・由来

コンフィデンスの語源はラテン語で、

『con-「強意」fide「信じる」-ence「もの、こと」』 引用:Gogengo
です。

強く信じる、という意味があることがわかりますね。

「コンフィデンス」はポジティブな意味で使われることが多い

英文では言い回しによってマイナスな意味になってしまいますが(彼は自信家だ…など)、日本のビジネスシーンで使われる場合には基本的にポジティブな意味で使われます。

「信頼度」という意味で商品分析の際に使われたり、企業や人物の信頼性を表すために使われたりします。

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「コンフィデンス」の読み方・発音

英語の「コンフィデンス」の発音記号は「kάnfədəns」(カァ・ン・ファ・ダァ・ン・ス)
です。

カタカナ語の場合は「コンフィデンス」の「デ」にアクセントを置いて使いましょう。

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「コンフィデンス」の例文

英語と日本語とで「コンフィデンス」の使い方が異なるため、それぞれの正しい使い方を知っておきましょう。

言い回しと例文をご紹介します。

「コンフィデンス」を使った言葉

  • コンフィデンスマン (confidence man)

「コンフィデンスマン」には「詐欺師」という意味があります。映画のタイトルになったことで有名になった言葉ですね。

「コンフィデンス=信頼」+「マン=人」でなぜ詐欺師になるのか…と疑問に思うかと思いますが、「人の信頼を利用して騙す」という意味で詐欺師・詐欺グループを指して使われるようです。

「コンフィデンス」の例文

日本語の例文

  • 商品分析において、コンフィデンスの高さは重要だ
  • わが社のコンフィデンスを左右する問題だ
  • 新製品のコンフィデンスの数値を上げるのが課題だ

英語の例文

  • I have absolute confidence in my colleague. 私は同僚に厚い信頼を置いている
  • He said that with great confidence. 彼は自信を持って語った
  • Are you telling me this in confidence? この話は秘密ですか?

「コンフィデンス」をメールで使う場合

「信頼度」という意味で「コンフィデンス」を使う場合、メールの文章内で用いても問題ないでしょう。

  • 新製品のコンフィデンスを調査した結果を添付致します。

というように書くことができます。

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「コンフィデンス」を使う際の注意点

「コンフィデンス」を使う際には、まず日本のビジネス用語としての意味「信頼」と英語の意味「自信」「秘密」を混同しないように注意しましょう。

さらに、英文で使う際には上司や取引先の人に対しては使わないように気を付けましょう。

自分より目上の人には使わない

「confidence」を人に対して使う際には「信頼できる」という意味で使われます。

部下や同僚を「彼は信頼できる人だ」と言うのは問題ないですが、目上の人に対して「あなたは信頼できる」というと失礼にあたる可能性がありますので注意しましょう。

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「コンフィデンス」と間違えがちな「コンフィデンシャル」とは

コンフィデンスと混同しがちな言葉に「コンフィデンシャル」があります。

誤用して恥をかかないためにも、「コンフィデンシャル」の意味も確認しておきましょう。

「コンフィデンシャル」の意味

ビジネス用語としての「コンフィデンシャル」は「内密の」「機密の」という意味があります。

機密情報・社外秘の情報など、限られた人=信用されている人にのみ明かされる情報を指して使われます。

「コンフィデンシャル」を使った例文

この書類はコンフィデンシャルなので、取り扱いに注意してください。

今日の会議で決定した事は、しばらくはコンフィデンシャルにしてください。

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「コンフィデンス」と「エビデンス」の違い

「コンフィデンス」と「エビデンス」を混同して使ってしまう人もいるようですので、2つの言葉の違いも理解しておきましょう。

「エビデンス」は資料の信頼性に関して用いられる

「エビデンス」は「証拠」という意味があります。

ビジネスシーンでは、主に資料やデータの信頼性を示すための証拠を意味します。

例)この薬が〇〇の治療に効果的と言えるエビデンスとして、治験結果を添付しています。

「コンフィデンス」は信頼度を、「エビデンス」はその信頼度を増すための証拠を表すと覚えておきましょう。

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「コンフィデンス」を言い換えるなら「信頼を置く」

「コンフィデンス」を日本語に言い換えるなら、「信頼を置く」と言うことができます。

注意点として、「信頼を置く」も他の人を評価するという意味があるため、目上の人に使うと失礼に当たります。

目上の人に使うならば、「尊敬する」「頼りにする」と言うと良いでしょう。

「信頼を置く」に言い換えたときの例文

  • 私が信頼を置く部下に任せたいと思う
  • 会社はあなたに信頼を置いているので、精一杯頑張ってほしい。

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コンフィデンスの意味と使い方 まとめ

「コンフィデンス」には「信頼」「自信」「秘密」といった意味があります。

日本のビジネスシーンでは主に「信頼」という意味で使われます。

例)わが社のコンフィデンスを左右する問題だ

「コンフィデンス」を使う際には、日本語(カタカナ語)での意味と英語の意味とを混同しないこと、そして目上の人には使わないよう注意する必要があります。

混同しがちな言葉に「コンフィデンシャル(内密の)」「エビデンス(証拠)」があるので、それぞれの意味をしっかり把握しておきましょう。

言い換える際には「信頼の置ける」と言うことができます。

間違えがちな言葉を混同せず、正しい意味で使えると周りからの評価も上がりますね。

ぜひ「コンフィデンス」を正しく使い、自身の信頼度も上げていきましょう。

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この記事の監修者

「エーマッチ」編集長。
コンサル・マーケティング会社経営者で自らも7回もの転職経験者。
自らの転職経験を元に転職エージェントマッチングの「エーマッチ」を運営。転職エージェントの紹介だけでなく転職ノウハウ、キャリアアップ・独立起業などビジネス全般、最新ビジネスニュースなどをお届け。

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