第二新卒こそ転職エージェントを積極的に利用しよう!第二新卒にとって大事な転職のポイントを完全解説
入社して短い期間で退職・転職をすることを「第二新卒」と呼ばれ、以前は第二新卒は「入社してすぐ会社辞めた人」と思われ転職難易度が高いこともがありました。
しかし最近では若手を求める企業も多く、転職の方法を間違えなければ第二新卒も転職市場では人気です。
この記事では第二新卒の転職事情から第二新卒の転職メリット・デメリット、また第二新卒の転職を成功させるために「第二新卒向け転職エージェント」の活用方法からおすすめランキングをご紹介。
第二新卒での転職で迷っている方はぜひこの記事を参考にしてみてください。
「エーマッチ」編集長。
ウェブマーケティング会社経営者。上場企業からスタートアップまで7回の転職経験を元に転職エージェントマッチングメディア「エーマッチ」を運営。
転職ノウハウだけではなくビジネス全般、キャリアアップ、独立起業、最新ビジネスニュースなどをお届け。
第二新卒の転職事情について事前に知っておこう
第二新卒の転職事情について以下の4つの点から解説します。
- 第二新卒とは入社からいつまでの期間のこと?
- 第二新卒は転職する人どのくらいいるの?
- 第二新卒で転職成功してるの?
- 第二新卒が転職しやすい時期ってあるの?
第二新卒は入社いつまでの期間のことを言うの?
明確な期間は無いものの一般的に大学や高校、専門学校などを卒業した後すぐに就職した後に3年以内に転職活動をする人を第二新卒と呼びます。
年齢で言うと25歳前後の人が多いです。
第二新卒は転職する人どのくらいいるの?
厚生労働省による「新規学卒者の離職状況」を見ると、ここ20年くらい大学新卒者の3割が就職してから3年以内に退職しています。
これは新卒で就職した人の3人に1人は、入社後3年以内に退職しています。
また短大や専門学校、高校卒業後3年以内に退職した人は4割を超えています。
第二新卒を求めている企業は多いの?
マイナビの企業調査によると、労働人口の減少に伴い人材不足になっている企業が増えています。
人材不足は企業の存続に関わることですので、人材確保のために採用基準を下げている企業もあります。
2019年の中途採用の見通しは半数近くの企業が経験者、未経験者を積極的に採用していく意向を示しており、第二新卒の採用市場も広がっています。
つまり第二新卒の求人が増えているということは、転職に成功する第二新卒も増えているということになります。
第二新卒が転職しやすい時期ってあるの?
第二新卒の募集は、1月〜3月と、7月〜9月に多くなります。
これは上半期スタート月である4月と下半期のスタート付きである10月入社にする企業が多いためです。
第二新卒の募集は通年行われていますが、第二新卒の求人が増えるこれらの時期がより転職しやすい時期になります。
第二新卒は転職エージェントを利用して転職活動を使用
今や第二新卒者が転職活動する際は、転職エージェントを利用が必須です。
転職エージェントに登録すると無料でさまざまなサポートを受けられるため、働きながらでも効率よく転職活動を進めることができます。
転職エージェントで受けられるサポート
転職エージェントでは無料でさまざまなサポートを受けられます。
求職者が無料なのは転職エージェントは企業と転職者のマッチングが成功すると企業側から手数料を受け取るからです。
大手の転職エージェントでは、さまざまな業種の企業情報を持ち、多くの求人を扱っているため、効率的に転職活動を進めることができます。
また面接対策や書類添削サービスを行っている転職エージェントもあります。
転職エージェントの主な役割
- 転職全般のサポート
- 希望する企業を紹介
- 応募書類の添削
- 面接事前対策
- 給与や待遇などの雇用条件交渉
- 入社日の調整
第二新卒ではじめて転職する人に転職エージェントはおすすめ
転職エージェントは転職経験のない「はじめて転職する人」におすすめです。
転職活動に関する手厚いサポートを受けることができるので、転職の進め方や注意点・大事なポイントについてわからない人に向いています。
転職エージェントといった転職のプロから転職活動のアドバイスを受けることで、第二新卒のようなはじめての転職でもスムーズに就職活動を行うことができます。
第二新卒で転職に不安を感じている人にも転職エージェントはおすすめ
また第二新卒だと転職活動自体に不安を持っている人も多いはう…
- 入社してまだ3年未満だけど…転職できるのか
- 未経験の業界にチャレンジしたい
- 次こそは転職失敗できない
第二新卒の転職だとこんな悩みを持っている人もたくさんいるでしょう。
第二新卒こを転職エージェントを利用することで転職のプロに感じている不安について相談したり、さまざまなアドバイスをもらうことができます。
転職の不安を一人ですべてを抱え込まずに、転職エージェントと二人三脚でサポートを受けながら次こそは希望にかなった転職を目指しましょう。
第二新卒向けおすすめの転職エージェント
ここからは第二新卒におすすめの転職エージェントをご紹介します。
転職経験が無い・少ない20代前半の若手の転職活動を専門的にサポートしたり、また将来のキャリアアップに重要となってくる20代・30代が活躍している求人案件を多数持っている転職エージェントです。
マイナビエージェント
第二新卒にもっともおすすめの転職エージェントが「マイナビエージェント」。
新卒時に利用した経験から20代若手から支持されており、新卒採用で利用した企業側からも信頼されています。
第二新卒なら「マイナビエージェント」に登録しましょう。
求人件数 | [star-list number=4.0] 4.0 |
求人の質 | [star-list number=4.0] 4.0 |
サポート力 | [star-list number=4.0] 4.0 |
総合評価 | [star-list number=4.0] 4.0 |
- 新卒就職サイトで人気の「マイナビ」運営
- 20代に信頼されている転職エージェントNo.1(楽天リサーチ調べ)
- 各業界に特化したキャリアアドバイザー
リクルートエージェント
第二新卒に特化、というわけでは有りませんが20代〜40代と幅広い年齢層で強いのがリクルートエージェント。
業界トップの転職エージェントですので20代の方もぜひ登録しましょう。
求人件数 | [star-list number=5.0] 5.0 |
求人の質 | [star-list number=5.0] 5.0 |
サポート力 | [star-list number=4.5] 4.5 |
総合評価 | [star-list number=5.0] 5.0 |
- 人材業界No.1の「リクルート」の転職エージェント
- 総合型転職エージェント求人数・転職支援実績No.1
- 担当アドバイザーも多く、転職サポートが充実
doda
カウンセラーの評判の良さ、求人の質が良いということで人気のdoda。面接対策から企業への交渉までdodaのカウンセラーは信頼できます。
こちらも第二新卒では登録必須の転職エージェントです。
求人件数 | [star-list number=4.0] 4.0 |
求人の質 | [star-list number=4.5] 4.5 |
サポート力 | [star-list number=5.0] 5.0 |
総合評価 | [star-list number=4.5] 4.5 |
- 非公開求人約10万件(2020年7月)
- 業界大手で全国に支店あり
- 担当アドバイザーの熱意が利用者から好評
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20代の転職相談所
「20代の転職相談所」はその名の通り20代に特化した転職エージェントです。
第二新卒で次こそは転職失敗できない、そんな不安に寄り添いながら20代の転職をサポートしてくれます。
エリア限定ですが、該当地域の20代におすすめです。
求人件数 | [star-list number=2.0] 2.0 |
求人の質 | [star-list number=3.0] 3.0 |
サポート力 | [star-list number=4.0] 4.0 |
総合評価 | [star-list number=3.0] 3.0 |
- 20代特化の転職エージェント
- 20代を積極採用したい求人案件5,000件以上
- 東京・大阪・名古屋・横浜対応
アーシャルデザイン
アーシャルデザインは20代の転職希望者に特化した転職エージェントです。転職アドバイザーがマンツーマンで転職サポートしてくれて、面接から内定まで最短で2週間、内定獲得率86%という実績を持っています。
紹介される求人は10万社以上の中からアーシャルデザインが独自の基準で選んだものです。アーシャルデザインだけが持っている限定非公開求人も数多く含まれています。
未経験分野への転職も積極的にサポートしてくれるので、チャレンジしたい分野がある人にオススメです。
アーシャルデザインのサポートは内定取れたら終わりではなく、内定後の面談や入社後のフォロー研修もあります。
- 20代の未経験分野への転職を徹底サポート
- 面接から内定まで最短で2週間
- 内定後や入社後のフォローも充実
ジェイック(JAIC)※既卒・職歴なし向け
フリーター・社会人未経験・既卒・大学中退者向けの転職エージェントで就職率80%を超えるのがJAIC(ジェイック)です。
JAIC(ジェイック)に登録するとビジネスマナーから書類の書き方、面談に向けて研修をしっかり行ってくれます。またJAIC(ジェイック)から紹介される企業は原則書類選考無しで面談にすすめることが可能です。
求人件数 | [star-list number=3.0] 3.0 |
求人の質 | [star-list number=4.0] 4.0 |
サポート力 | [star-list number=4.0] 4.0 |
総合評価 | [star-list number=4.0] 4.0 |
- フリーター・職務なし・未経験特化の転職エージェント
- 正社員未経験でも安心できるようビジネス研修制度あり
- 書類選考無しの面接からスタート
就職Shop ※既卒・職歴なし向け
リクルートグループが社会人未経験・既卒・職歴なし向けに運営している転職エージェントが「就職Shop」です。
まだ対応エリアが限定的ですがリクルートグループの強みを活かせる点がおすすめの転職エージェントです。
求人件数 | [star-list number=2.0] 2.0 |
求人の質 | [star-list number=3.5] 3.5 |
サポート力 | [star-list number=4.0] 4.0 |
総合評価 | [star-list number=3.0] 3.0 |
- 人材サービス企業最大手「リクルート」運営
- 職歴なし・既卒・未経験特化の転職エージェント
- 100%訪問取材企業・書類選考なしの面接から
ハタラクティブ ※既卒・職歴なし向け
ハタラクティブも職歴なし・フリーター・社会人未経験社向けの転職エージェントです。
専任のエージェントがサポートしてくれます。
求人件数 | [star-list number=2.0] 2.0 |
求人の質 | [star-list number=3.0] 3.0 |
サポート力 | [star-list number=3.5] 3.5 |
総合評価 | [star-list number=2.5] 2.5 |
- 職歴なし・既卒・未経験特化の転職エージェント
- 内定率80%以上
- カウンセリング60,000人以上の実績あり
第二新卒を企業が求める理由を知っておこう
労働人口の減少で企業は慢性的に人手不足になっています。
その中であえて中途採用ではなく第二新卒を採用する企業があります。
企業が第二新卒を求める3つの理由
- 基本的なビジネスマナーをすでに身につけている
- 業務経験が浅い分新しい業務に柔軟に対応できる
- 4月以外の入社が可能
基本的なビジネスマナーをすでに身につけている
第二新卒者は前の職場でビジネスマナーを身につけているので、採用後に研修をする必要がありません。
企業としてはその分の研修コストがかかりません。
すでにビジネスマナーが身についているので、企業は第二新卒を即戦力として期待します。
業務経験が浅い分新しい業務に柔軟に対応できる
第二新卒は業務経験が浅いことがデメリットと考えがちです。
でも、実際は経験が浅いということは、新しい業務に柔軟に対応できると企業側は考えています。
かえって業務経験が長い人だと前の勤務先でのやり方が染み付いてしまって、新しい職場の仕事に馴染みにくいと受けとめられています。
4月以外の入社が可能
多くの企業で、新卒者の入社は4月に固定されています。
しかし、第二新卒者はいつでも入社できるという点でも人員不足している企業・部署の即戦力として企業は期待します。
第二新卒の転職成功8つのポイント
第二新卒が転職する際、積極的に情報収集して転職理由をポジティブに伝え、自己アピールをしっかりとすることが大切です。
これから紹介するポイントを押さえて、やりたいことや目指したい自分を伝え、自分の強みをアピールしましょう。
第二新卒の転職8つのポイント
- 退職する前に内定をもらう
- 転職サイトで情報収集する
- 自己分析をしてキャリアビジョンをはっきりさせる
- 業界研究をして希望する業界について知識を深める
- 希望する企業の評判を口コミサイトでチェックする
- 転職理由を明確にする
- 前職の経験とスキルをアピールする
- すぐに辞めないことをアピールする
退職する前に内定をもらう
第二新卒はできるだけ退職する前に内定をもらいましょう。
どうしても我慢ができない場合や退職してからじっくりと転職活動をしたいかもしれませんが、退職してしまうと無職&無収入になってしまいます。
時間の制約があっても退職せずに転職活動をすることで、収入を得ながら勤務歴を伸ばすことができます。もし転職活動に失敗しても、在職していれば給与はもらえるので生活に困ることもありません。
また転職活動中に「やっぱり今の職場が自分に合っているかもしれない」と考えが変わるかもしれません。
第二新卒の転職活動では、次の転職先が決まってから退職するようにしましょう。
転職エージェント・転職サイトで情報収集する
転職で重要なのは情報量です。転職のプロである転職エージェントや転職サイトで出来るだけたくさんの求人情報を見て、募集職種、応募資格、仕事内容の情報収集をしましょう。
情報収集することで、どんな業種や職種が第二新卒の募集を多く出しているかがわかります。
希望する業種や職種の募集が多ければ今が転職のチャンス、少なければ転職活動は苦戦、と転職活動全体を大まかに見通すことができます。
自己分析をしてキャリアビジョンをはっきりさせる
第二新卒の転職は将来のキャリアに大きな影響を与えます。キャリアビジョンを明確にすることが、転職の成功につながります。
キャリアビジョンをはっきりさせるために欠かせないのが自己分析です。
下記の自己分析ポイントは、転職の面接で必ずと言っていいほど質問される事項でもあります。
これだけはおさえたい自己分析のポイント
- 「なぜ今の仕事を退職・転職したいのか」
- 「今の仕事から何を経験して学んだか」
- 「今の仕事をしてわかった自分の強みと弱み」
- 「自分にとって仕事をする上で大切なのは何か」
自己分析をすることで、5年後、10年後、20年後の自分のキャリアが見えてきます。
自分の理想とする将来像を明らかにすることで、そのために必要なスキルや経験を積むことができる企業を選ぶことができます。
業界研究をして希望する業界について知識を深める
第二新卒が転職する時には、他業界に転職する場合と同じ業界に転職する場合があります。
【他業界に転職する場合】
未経験業界への転職を考えている場合は、業界研究をしっかりしましょう。業界ごとにそれぞれ雰囲気や特徴があります。
自分に合った業界なのか、しっかりと業界研究することで転職後のミスマッチを防ぐことができます。
また、自分の経験やスキルをその業界でどのように活かせるのか、その業界はどのような経験やスキルを持っている人を求めているのか、を調べましょう。
これが転職の成功につながります。
【同じ業界で転職する場合】
同じ業界で転職する場合でも、業界研究は必要です。
今の会社へ入社した時と、転職を考えている現在では、業界の将来性が変化している可能性があるからです。
知っている業界であっても、今後どういう人間が求められる業界なのかという視点で業界研究するべきです。
希望する企業の評判を転職口コミサイトでチェックする
第二新卒を歓迎する求人には注意点もあります。
それは、退職者が多く人材が定着しない企業も第二新卒を募集しているということです。
人材が定着しない企業は、何かしらの問題を抱えている可能性があります。いわゆるブラック企業です。
転職活動する際は、自分に合った企業を探すだけでなく、その企業の仕事環境についてもしっかりとリサーチしましょう。
企業の評判は口コミサイトでチェックできます。
希望転職先の評判をチェックできるサイト
第二新卒ならでは転職理由を明確にする
転職理由は転職の面接で必ず聞かれる質問の一つです。なぜ転職したいのか理由を明確にします。
明確な転職理由というのは、「転職理由」と「志望動機」がセットになっています。
例えば、
- 「今の会社は〇〇の仕事は入社10年経たないとさせてもらえないので転職したい」
- 「転職希望の会社では〇〇の仕事は新人にも担当させるのでこの会社を志望する」
ということです。
ただし、明確であっても転職理由がネガティブだと、企業側に「採用したい」と思わせることができません。
ネガティブな転職理由をポジティブに変換して、前向きな転職であることをアピールすることがとても重要です。
例えば、
- 「希望の部署に配属されず、異動もできないため転職したい」
ではなく、
- 「入社時の希望とは違う部署に配属されましたが、さまざまなスキルを身につけることができました。しかし、今でも自分が希望した部署で経験を積みたい気持ちが強いです。現職では希望部署への異動が難しいので、転職することを決めました。」
と答えます。
前職の経験とスキルをアピールする
転職の面接で転職理由は必ず質問されますが、その時に転職理由だけを伝えることはオススメできません。
自己PRとして前職で学んだことや経験したことも同時に伝え、次の会社でどう生かしていきたいのかアピールしましょう。
前職の経験とスキルをアピールすることで、「この仕事をやりたい」「こういう人間になりたい」という前向きな面を企業に印象づけることができます。
自己PRと転職理由をうまく組み合わせることで、転職を成功させることができます。
第二新卒こそすぐに辞めないことをアピールする
第二新卒の懸念材料の1つは「ちょっとした注意や失敗で落ち込み、出社できなくなる」というイメージを持たれやすいことです。
しかし、転職活動で面接まで進めることができれば、自己アピールやポジティブな転職理由を伝えることで、第二新卒のマイナスイメージを変えることができます。
そのためにも、希望する企業との最初の接触となる履歴書や職務経歴書を力を入れて作成しましょう。
自己分析、業界研究をしっかりと行い、企業に貢献できる人材であることをアピールします。
企業側から「この人ならすぐに辞めそうも無いから面接したい」と思ってもらえることが成功の第一歩です。
第二新卒こそ転職エージェントで転職を成功させよう まとめ
第二新卒の最大の売りはフレッシュさとポテンシャルの高さです。やる気があり、何事も前向きに吸収できる人材は、学ぶ意欲や学ぶ力、行動力を期待できるため、採用後の企業貢献度が高いと判断されます。
社会人としてのビジネスマナーを身につけているため、業務にすぐは入れる点も第二新卒の魅力でしょう。
企業側も社会人経験が浅いことはわかっているので、多くのスキルは求めていません。明るく前向きで意欲があり、社員とのコミュニケーションが充分にとれる人材は貴重です。
これらの武器と第二新卒ならではの売りをアピールして、転職のプロである転職エージェントを活用して転職を成功させましょう。