「ジャストアイディア」とは?実は使い方間違っている可能性もあるので要注意ビジネス用語

ジャストアイディア

ビジネスシーンなどで「ジャストアイディア」という言葉を耳にしたことがあると思います。

ジャストアイディアと聞くと「良い考えだね」という意味で捉えている方も多いのではないでしょうか。

しかしビジネスシーンで使われるジャストアイディアはあまり良い印象を与えないということをご存じですか?え?一体どういうこと?と思った方へ、本記事ではビジネスシーンで使われるジャストアイディアについて詳しくご紹介します。

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転職コンサル山田
コンサル山田

「エーマッチ」編集長。
ウェブマーケティング会社経営者。上場企業からスタートアップまで7回の転職経験を元に転職エージェントマッチングメディア「エーマッチ」を運営。
転職ノウハウだけではなくビジネス全般、キャリアアップ、独立起業、最新ビジネスニュースなどをお届け。

ジャストアイディアって何?

ではそもそもジャストアイディアとは一体どういう意味で、ビジネスシーンのどこで使われる用語なのかを見ていきましょう。

ジャストアイディアとは英語で「just an idea」と書く

ジャストアイディアとは英語で「just an idea」と書き、ビジネスシーンでは単なる思い付きという風に捉えることが多い用語です。

しかし実際は「部長そのアイディア素晴らしいですね!」というような意味合いで「部長!ジャストアイディアですね!」と言ってしまう方もいるのではないでしょうか。

そうなるとビジネスシーンで使われるジャストアイディアの意味を知っている相手からすれば「思い付きだね!」と言われていると解釈する可能性が高く、相手を怒らせてしまう可能性も含む用語でもあるのです。

ジャストアイディアは発言の前置きに使うことが多い

そもそも、ジャストアイディアはビジネスシーンで誰かを褒めるような意味合いではなく、前置きとして使うことが多い用語です。

例えば「これは思い付きではありますが~」という時に「これはジャストアイディアですが~」と使います。

そのため「ジャストアイディア」という用語を単独で使っても「え?何?」と思われてしまうこともあるため注意してくださいね。

ジャストアイディアの類義語その1「フラッシュアイディア」

ジャストアイディアの類義語として「フラッシュアイディア」という用語があります。

フラッシュアイディアの意味は「閃光(フラッシュ)のように思い浮かんだアイディア」という意味で「その場で思いついたこと」という意味合いです。

実際にどう使うのかと言うと「それフラッシュアイディアにしてはいいね」「今、フラッシュしたんだけど」という風に使います。

ジャストアイディアの類義語その2「一案」

ジャストアイディアの類義語には「一案」という用語もあります。

一案の意味は「アイディアの中のひとつ」という意味で、ジャストアイディアのような思い付きという意味合いはないのですが「様々な考え方の中で、可能性がある一つの案」として伝えるイメージです。

実際にどう使うのかと言うと「それはとても良い一案ですね」「これは一案なんだけど」という風に使います。

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ビジネスシーンでよくあるジャストアイディアを使ったOK例文とNG例文

次はビジネスシーンでよくあるジャストアイディアを使ったOK例文とNG例文を2つずつご紹介します。

OK例文:これはジャストアイディアなのですが……

1つ目のOK例文は「これはジャストアイディアなのですが……」です。訳すと「これは単なる思い付きなのですが……」となります。

先ほど紹介したように前置きとしてジャストアイディアを使用している例ですね。単なる思い付きと伝えるよりもジャストアイディアだけど……と伝える方がビジネス感はあります。

OK例文:ジャストアイディアで恐縮ですが……

2つ目のOK例文は「ジャストアイディアで恐縮ですが……」です。訳すと「単なる思い付きで恐縮ですが……」となります。

基本的にジャストアイディアには確たる証拠があるわけではないため、どんなことにでもジャストアイディアを使うと「逃げの姿勢だな」と思われることもあるため注意です。

NG例文:それはジャストアイディアですね!

1つ目のNG例文は「それはジャストアイディアですね!」です。訳すと「それは単なる思い付きですね!」となります。

発言している本人からすれば「凄い名案だね!」と褒めているはずが、ビジネスシーンだと「それ単なる思い付きじゃん!」と言っているのと同じです。

NG例文:これはジャストアイディアですけど…これもジャストアイディア…

2つ目のNG例文は「これはジャストアイディアですけど…これもジャストアイディア…」です。訳すと「これは単なる思い付き、これも単なる思い付き」となります。

先ほど説明したように、ジャストアイディアという言葉はどんな時にでもポンポンと使って良い用語ではありません。なぜなら単なる思い付きだからです。

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ジャストアイディアをビジネスシーンで使う際の注意点

ジャストアイディアをビジネスシーンで使う際のOK例文とNG例文をご紹介しましたが、いまいち使い方は掴めましたでしょうか?次はジャストアイディアをビジネスシーンで使う際の注意点をご紹介します。

前向きな言葉ではない

まず、ビジネスシーンで使うジャストアイディアという用語は「単なる思い付き」であるため、何に対してもジャストアイディアという用語を使うと「この人は逃げの姿勢だ」「自身の発言に自信がないんだ」と思われる可能性があります。

社会人になって自身の言葉に自信や責任が持てないというのは正直良くないですよね。確かに何か案を出して「それはさ……」と否定されたり却下されたりするのは恥ずかしいですが、だからと言って逃げの姿勢を取るきっかけとしてジャストアイディアを使うのはやめましょう。

目上の人にジャストアイディアを使うのはNG

次に目上の人に対してジャストアイディアを使うのはNGです。特に褒めようとして「ジャストアイディアですね!」なんて発言した日には、意味がわかっている上司だったら後が怖いです。

またジャストアイディアという用語は同僚との会話等で使うのが主で、上司や目上の人に対して「ジャストアイディアですが……」と使うのは自信がないと思われる可能性があるため気を付けてくださいね。

様々な人が参加する会議では言い方を変えよう

他にもオンライン会議等、様々な役職の方々が参加する会議ではジャストアイディアという用語は使わずに「非常に恐縮ですが〇〇はいかがでしょうか」と言い方を変えるようにしましょう。

または「これは一案なのですが……」「これは今私が思いついたことで恐縮ですが」という風に言い方を変えてどんな年齢層にも一度で理解できる用語で伝えないと「ジャストアイディアって何?」という方もいるかもしれません。

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ジャストアイディアはビジネスシーンで使うべきではないのか

ここまでジャストアイディアについて紹介してきて「ジャストアイディアいいじゃん!ぜひ使ってみたい」と前向きにジャストアイディアを採用しようとする方は多くないでしょう。

どうしてもネガティブな印象を与えるジャストアイディアはビジネスシーンで使うことで何のメリットもないのか……と考える方もいますよね。しかし実はジャストアイディアをビジネスシーンで使うことで「あるメリット」がうまれるのです。そのメリットについて見ていきましょう。

ジャストアイディアで話が進むこともある

ジャストアイディアは、例えば会議が難航して、誰も意見が出ない……そんな時に「これはジャストアイディアで検証などはしていませんが……」という風に会話の切り口として使用することもできます。

新たな案を生み出すためには検証した確たる証拠がないとしても「思い付きから出る案」というものが役に立つ場合もあるでしょう。

しかし注意点としてジャストアイディアを使いすぎると「逃げ」「自信がない」と思われる以外にも「言い訳」とみなされることもあるため、使用するタイミングは大切です。

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ジャストアイデアについて まとめ

今回はジャストアイディアという用語についてご紹介しました。

あまり良い印象を感じないジャストアイディアですが、使うタイミングや使い方によっては新たな可能性を見出すことのできる用語でもあります。しかし決して目上の人を褒めようとして「ジャストアイディアですね」と使わないように、しっかりと意味を理解してからビジネスシーンで使っていってくださいね。

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「エーマッチ」編集長。
コンサル・マーケティング会社経営者で自らも7回もの転職経験者。
自らの転職経験を元に転職エージェントマッチングの「エーマッチ」を運営。転職エージェントの紹介だけでなく転職ノウハウ、キャリアアップ・独立起業などビジネス全般、最新ビジネスニュースなどをお届け。

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