転職エージェントの6大メリットを具体的に解説!転職エージェントのメリット活用した転職活動を行おう
今や転職活動で利用必須の「転職エージェント」。
転職エージェントには大きく6つのメリットがあります。
この記事では具体的に転職エージェントの利用にはどんなメリットがあるのか解説してきます。
この記事で伝えたいこと
これから転職活動を始めることを考えている人や転職エージェントを利用しようかどうか迷っている人は、ぜひ参考にしてください。
「エーマッチ」編集長。
ウェブマーケティング会社経営者。上場企業からスタートアップまで7回の転職経験を元に転職エージェントマッチングメディア「エーマッチ」を運営。
転職ノウハウだけではなくビジネス全般、キャリアアップ、独立起業、最新ビジネスニュースなどをお届け。
転職エージェントを利用する6つのメリット
転職を考えている人が転職エージェントを利用するメリットは6つあります。それぞれについて解説します。
- 転職エージェントは基本的に無料で利用できる
- 転職のプロが適性に合った求人を紹介してくれる
- 転職活動のサポートだけでなく転職全般の相談にものってくれる
- 転職エージェントは応募企業や業界の情報を豊富に持っている
- 内定後の入社条件を代理で交渉してくれる
- 円満退社できるようサポートしてくれる
メリット1:転職エージェントは基本的に無料で利用できる
転職エージェントは求職者側は登録も利用も無料でできます。
ハイクラス向け転職エージェント「ビズリーチ」のように有料サービスを提供しているところもありますが、ほとんどの転職エージェントは無料で利用することができます。
なぜそういうことが可能なのかというと、転職エージェントを通して1人入社が決まると、採用した企業側が転職エージェントに報酬を支払う仕組みになっているからです。
報酬額は、入社が決まった人に支払われる初年度年収の3〜4割とも言われています。
なので利用者は無料で転職エージェントから手厚いサポートを受けることができるのです。
メリット2:転職のプロが適性に合った求人を紹介してくれる
転職エージェントに登録すると、専任のアドバイザーがついてマンツーマンで全ての転職活動をサポートしてもらいます。
転職活動のサポートを始める前に、必ず担当アドバイザーはカウンセリングを行います。
その際に、
- 転職の希望条件
- 希望する職種や業界
- これまでの職務経歴
- 自己分析
などについて話し合います。
そして、カウンセリングの結果、担当アドバイザーは本人の希望プラス適性を考慮して求人を紹介します。
転職のプロの目で適性がある求人を紹介してもらえるので、
- 内定をもらえる可能性が高い
- 実際に入社してからのミスマッチが少ない
などのメリットがあります。
メリット3:転職活動のサポートだけでなく転職全般の相談にものってくれる
転職エージェントは
- 適性に合った求人を紹介
- 書類審査に通りやすい応募書類の書き方指導や添削
- 面接日程の調整
- 面接対策
などの転職活動をサポートしてくれます。
それだけではなく、転職活動を通じてあらゆる相談にも乗ってくれます。
「そもそも今のタイミングで転職しても良いのか?」という相談でもOKです。
転職活動中は様々な場面で相談相手が必要になることがあります。
とくに
- 在職中に転職活動をしているので周りに相談できる人がいない
- 家族に転職を反対されていて、家族に相談しにくい
というような人は、担当アドバイザーに転職活動の悩みを相談することがメリットです。
メリット4:転職エージェントは応募企業や業界の情報を豊富に持っている
転職エージェントは求人を依頼してくる企業とパイプを持っていて、人事担当者や現場の担当者、時には企業のトップ層から企業や業界の情報を収集しています。
なので、転職エージェントを利用すると、担当アドバイザーから応募企業や業界についてリアルで旬の情報を聞くことができます。
職場のリアルな雰囲気など求人広告からはなかなか読み取れないような情報を教えてもらえるのは大きなメリットです。
また、在職中に転職活動する人は企業研究や業界研究をする時間が限られています。
そんな時にも転職エージェントが収集している企業や業界の情報を教えてもらえるのもメリットになります。
メリット5:内定後の入社条件を代理で交渉してくれる
転職の場合は、内定後に入社条件の交渉を行います。
「処遇面談」とか「オファー面談」と呼ばれる面談を企業側が内定者と行い、入社条件の確認を双方でします。
ここで主に話し合われるのは、
- 入社日
- 担当する仕事と役職および勤務地
- 給与と各種手当
などです。
「内定出た企業への交渉の仕方がよくわからない」「入社条件の交渉は初めて」という人は、「採用していただく」企業に遠慮して自分の希望を上手くアピールできないことも。
せっかく内定しても、入社条件の交渉がうまくいかないと納得のできない転職になってしまうことも。
転職エージェントを利用すると、この入社条件の交渉を担当アドバイザーが代理で行ってくれます。
メリット6:円満退社できるようサポートしてくれる
内定が出たら、会社との退職交渉を始めます。
退職するときは「円満退社」が基本です。
- 退職日を決める
- 引き継ぎを済ませる
- 退職に必要な手続き、書類の提出を行う
- 会社のものは返却する
とスムーズに退職日を迎えられれば問題ありません。
でも、中には
- 退職を認めてもらえない
- 後任がいないからと退職を引き止められた
- 引き継ぎが終わらない
など、トラブルが発生することもあります。
退職の日が延びてしまうと、内定取消しになる可能性も出てきます。
転職エージェントは、円満退社のためのノウハウも豊富に持っているので、退職が難航しそうになったらアドバイスをもらえます。
総合型転職エージェントを利用するメリット
転職エージェントには、
- 様々な職種や業界の求人を扱う総合型転職エージェント
- 転職希望者の属性や職種・業界に特化した特化型エージェントがあります。
ここでは、総合型転職エージェントを利用するメリットを紹介します。
総合型転職エージェントには「リクルートエージェント」「doda」「マイナビエージェント」などの規模の大きい転職エージェントが多数あります。
取り扱い求人数が多い
総合型転職エージェントのメリットは取り扱い求人数が多いことです。
「リクルートエージェント」「doda」「マイナビエージェント」のような大手転職エージェントは10万件以上の求人を取り扱っているところもあります。
これだけの求人数があれば、自分にぴったりの転職先を見つけられる可能性が高くなります。
さまざまな職種や業種の求人を持っている
総合型転職エージェントは幅広い職種や業種の求人を扱っています。
なので、
- いろいろな職種や業種の求人を見てみたい
- 今までと異なる職種や業種に転職してみたい
という人にとってメリットがあります。
転職サポートが効率的
総合型転職エージェントはリクルートやマイナビなど大手の人材サービス会社が運営しているところが多く、規模とノウハウを生かして転職サポートのサービスが効率的に行われています。
- カウンセリングの進め方
- 求人と転職希望者のマッチング体制
- 企業や業界の情報収集体制
- 応募書類や面接対策のサポート体制
などがしっかりとシステム化されています。
利用者数が多くても効率的に一人一人に手厚い転職サポートをすることができるようになっています。
オフィスを日本全国に持つ転職エージェントが多い
大手の総合型転職エージェントは、北海道から九州まで広い範囲に拠点を持っています。
なので、首都圏に住んでいなくても利用できる総合型転職エージェントが数多くあります。
これは首都圏以外に住む転職希望者やUターン転職を考えている人にとって、大きなメリットです。
特化型転職エージェントを利用するメリット
特化型転職エージェントには
- 転職希望者の属性に特化した転職エージェント(例:女性向け、ハイクラス向け、第二新卒向け、など)
- 職種や業界に特化した転職エージェント(例: ITエンジニア、介護士、保育士、飲食、アパレル、など)
があります。
特化型転職エージェントは、それぞれに特徴があって、メリットも異なります。
丁寧に転職活動をサポートしてくれる
一般的に特化型転職エージェントは、総合型転職エージェントよりも丁寧に転職活動をサポートすると言われています。
例えば、
- 女性向けの転職エージェントは転職経験のある女性アドバイザー
- 第二新卒向けの転職エージェントは第二新卒で転職したアドバイザー
を多く揃えていて、利用者に共感できるため親身な転職サポートができます。
また職種や業界に特化した転職エージェントはその職種や業界で働いた経験のあるアドバイザーを多く揃えています。
そのようなアドバイザーは自分の経験に基づいてピンポイントで転職サポートしてくれます。
業界に特化した転職エージェントは応募企業や業界の情報がより豊富
業界に特化した転職エージェントは、その業界の出身者が運営しているケースが数多くあります。
なので、そもそも業界に詳しい上に、求人を取り扱っている企業や業界と太いパイプを持っていて旬の情報も豊富です。
そのような転職エージェントはアドバイザーも業界経験がある人がほとんどで、
- 業界事情に詳しい
- どのような人が求められているのかピンポイントでわかる
などというメリットを活かしたきめ細やかなサポートができます。
高年収のハイクラス転職者は転職エージェントを利用しないと求人を見つけにくい
高年収のハイクラス向けの求人はあまり一般に公開されることはありません。
ハイクラス向け求人は、転職エージェントでしか見ることができないものが多くあります。
なのでハイクラス転職を希望する人は、転職エージェントを利用するか、ヘッドハンティングされるのを待つのが一般的です。
ハイクラス向けの転職エージェントの中にはヘッドハンティングサービスを提供するところもあります。
まずはハイクラス向けに特化した転職エージェントに登録しましょう。
職歴なしの人に特化した転職エージェントではビジネスマナー研修を受けられる
ニートなど職歴のない人は、職歴なしの人向け転職エージェントを利用すると次のようなメリットがあります。
- ビジネスマナー研修を受けることができる
- 応募書類なしで採用面接に進める求人がある
職歴が無い人は、企業側から見るとビジネスマナーを知らないというデメリットがあります。
でも、研修を受講済みということであれば、それだけで内定が出る確率が高くなります。
また、職歴が無いと応募書類でアピールできないので転職活動では不利になります。
職歴が無い人向けの転職エージェントでは、応募書類なしで採用面接に進める求人も取り扱っているので、これは大きなメリットです。
転職エージェントのメリットを最大限活用する方法
これまで、
- 転職エージェントの全般的なメリット
- 総合型転職エージェントのメリット
- 特化型転職エージェントのメリット
を紹介しました。
ここでは、これらのメリットを最大限に活かして転職エージェントを活用する方法を紹介します。
総合型転職エージェントと特化型転職エージェントの両方に登録する
総合型、特化型それぞれにメリットがありますので、両方の転職エージェントに登録して良いとこ取りしましょう。
- 総合型転職エージェントの取り扱い求人数が多いところ
- 特化型転職エージェントの親身なサポートや豊富な情報量
など両方のメリットを活用して転職活動ができます。
総合型転職エージェントと特化型転職エージェント、それぞれに複数ずつ登録しても良いです。
登録も利用も無料でできるので気軽に複数登録してください。
合わない転職エージェントは退会して他の転職エージェントへ登録しよう
複数の転職エージェントに登録して、いいとこ取りしながら転職活動をすることを勧めましたが、合わない転職エージェントは遠慮せずに退会しましょう。
転職エージェントのアドバイザーは転職のプロですが、所詮人間なので相性が良い人も悪い人もいます。
アドバイザーだけでなく、転職エージェント全体の方針が自分の転職活動の進め方と合わないこともあります。
そんな時は、潔く退会して、気に入った転職エージェントだけを利用して転職活動を進めることをオススメします。
転職サイトも利用する
転職エージェントだけでなく、「リクナビNEXT」や「マイナビ転職」のような転職サイトも利用しましょう。
転職エージェントは担当アドバイザーが希望条件と適性で判断した求人を紹介してくれるのがメリットですが、裏を返せば適性が無いと判断された求人は紹介してもらえません。
転職サイトなら自分の希望条件だけで検索して求人を探すことができます。
転職エージェントのアドバイザーは転職のプロですが、求人の適性判断が100%正しいとは限りません。転職サイトも併用して、少しでもたくさんの求人の中から自分にぴったり合いそうなものを探してください。
転職エージェントのメリットについて まとめ
転職エージェントを利用すると、転職活動全般を転職のプロからサポートしてもらえるというメリットがあります。
また総合型転職エージェント、特化型転職エージェントにもそれぞれメリットがあります。
それぞれのメリットを考慮して、両方の転職エージェントを上手く組み合わせて利用しましょう。