転職エージェントと転職サイトの違いについてわかりやすく解説!上手に使い分けをしよう

転職エージェントと転職サイトの違い

転職エージェントと転職サイトには明確な違いがあります。

転職活動において利用必須の転職エージェントと転職サイト、この2つの違いをしっかりおさえておきましょう。

この記事で伝えたいこと

転職サイトと転職エージェントの違いを知って、上手に2つを利用して転職活動を成功させてください。

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この記事の監修者
転職コンサル山田
コンサル山田

「エーマッチ」編集長。
ウェブマーケティング会社経営者。上場企業からスタートアップまで7回の転職経験を元に転職エージェントマッチングメディア「エーマッチ」を運営。
転職ノウハウだけではなくビジネス全般、キャリアアップ、独立起業、最新ビジネスニュースなどをお届け。

転職エージェントと転職サイトの違いについて

転職エージェントと転職サイトを同じ様に紹介している記事もありますが、この2つは明確に役割や機能が異なります。

ただ両方似た名称や同じ機能を兼ねているところもありわかりにくい部分も多くあります。

たとえば、人材サービスのリクルートが運営している「リクナビNEXT」と「リクナビエージェント」。

「リクナビNEXT」は転職サイトで「リクナビエージェント」は転職エージェントです。

コンサル山田
どちらも「リクルート」が運営しているから同じ様に思っている人も多いな。

ここでは転職エージェントと転職サイトの違いについて解説します。

転職エージェントとは

転職エージェントの役割

転職エージェントというのは、採用したい企業と転職希望者を仲介するサービスです。

企業から依頼された求人にぴったりの人を転職エージェントに登録した人の中から見つけて企業に紹介して採用選考を受けてもらう、という仕組みです。

取り扱っている求人に合うと判断した人が採用選考に合格できるよう、転職エージェントは求人に応募する人の転職活動をマンツーマンでサポートします。

関連記事 転職エージェントおすすめランキングから活用方法まで

転職サイトとは?

転職サイトについて

転職サイトというのは、企業の求人広告を掲載するサイトです。

求人募集している企業と転職希望者をオンラインでマッチングさせるサービスを提供しています。

利用者は転職サイトで求人検索をして、応募したい企業が見つかったら自分でサイトから直接応募する、という仕組みになっています。

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サポート内容などより具体的に解説します。

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転職エージェントと転職サイトでは転職活動のサポート内容の違いについて

転職エージェントと転職サイトでは転職活動のサポート範囲や内容が異なります。

転職エージェントは転職活動の最初から最後までマンツーマンで手厚くサポートしてくれます。

これに対し、転職サイトは求人検索ができるだけで、基本的に転職活動は最初から最後まで自分1人で行います。

転職エージェントのサポート内容

転職エージェントに登録すると、専任の転職アドバイザーがマンツーマンで転職活動全般をサポートしてくれます。

転職エージェントのサポート例:

  • 転職アドバイザーによるカウンセリング(対面、オンライン、電話)
  • 求人紹介
  • 応募書類の作成と提出をサポート
  • 応募する企業宛に推薦状を書いてくれる
  • 採用面接の日程調整
  • 面接対策
  • 内定した企業と入社条件を交渉
  • 円満退職できるようにサポート

転職サイトのサポート内容

転職サイトに登録すると、ネットで求人検索ができます。

求人検索以外の転職活動は全て自分で行います。

転職サイトでのサービス例:

  • ネットで求人検索できる
  • オンライン適職診断や自己分析などのツールが使える転職サイトもある
  • 転職活動のノウハウに関するコンテンツが読める転職サイトもある

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転職エージェントと転職サイトでは転職活動の流れも違う

転職エージェントと転職サイトでは活動内容が異なる

転職活動でサポートしてもらえる範囲や内容が異なるので、当然、転職エージェントと転職サイトを利用するのでは転職活動の流れも違ってきます。

 転職エージェントを利用した転職活動の流れ

転職エージェントを利用して転職活動を行うと、以下のような流れになります。

転職エージェントによって詳細が異なることもありますが、大まかな流れは同じです。

  1. 転職エージェントの利用登録
  2. 担当アドバイザーからカウンセリングを受ける(対面、オンライン、電話)
  3. 担当アドバイザーが求人を紹介
  4. 応募する企業を決める
  5. 担当アドバイザーが応募書類の作成をサポート
  6. 担当アドバイザーが推薦状と共に応募書類を提出
  7. 書類選考通過
  8. 担当アドバイザーが面接日程を調整する
  9. 担当アドバイザーと面接対策
  10. 内定
  11. 担当アドバイザーが内定企業と入社条件を交渉
  12. 担当アドバイザーが円満退職できるようにサポート
  13. 入社

転職サイトを利用した転職活動の流れ

転職サイトを利用して転職活動を行うと、以下のような流れになります。

転職サイトによって詳細が異なることもありますが、大まかな流れは同じです。

  1. 転職サイトへの登録
  2. 転職サイトのオンラインツールなどを使って自己分析、適職診断を行う
  3. 転職サイトで求人検索
  4. 応募する企業を決める
  5. 自分で応募書類を作成・提出
  6. 書類選考通過
  7. 自分で応募企業と面接日程を調整する
  8. 自分で面接対策
  9. 内定
  10. 自分で内定企業と入社条件を交渉
  11. 自分で退職手続き
  12. 入社
コンサル山田
転職サイトは自分自身で調整することが多いが、転職エージェントだとアドバイザーがサポートしてくれることが多いぞ。

共通点は転職エージェントも転職サイトも利用料が無料

転職エージェントも転職サイトも、一部の例外を除いて利用料は無料です。

転職エージェントの場合は、転職エージェントを通して1人入社が決まると、採用した企業が転職エージェントに報酬を支払う仕組みになっています。

報酬額は、入社が決まった人に支払われる初年度年収の3~4割とも言われています。

転職サイトの場合は、求人を募集する企業が転職サイトに広告掲載料を支払って求人広告を掲載させてもらう、という仕組みになっています。

このように、

  • 転職エージェントの場合は求人に対して転職希望者を紹介して入社させたことによる報酬
  • 転職サイトの場合は求人広告の掲載料

という収入があるので、求職者が無料で利用することができます。

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参考:転職エージェントと転職サイトでは利用者数が多いのはどっち

それでは、転職エージェントと転職サイト、どちらの方が利用者数が多いのでしょうか?

人材紹介会社のマイナビが2017年に行なった調査によると、転職エージェントと転職サイトの両方を利用したという人が一番多いという結果になりました。

転職エージェント単独利用と転職サイト単独利用を比べると、転職エージェントのみ利用の人の方が若干多いです。

1年以内に転職経験のある200人(20歳~39歳)が転職活動で登録したサービス割合(%)
転職エージェントのみ26%
転職サイトのみ24%
転職エージェントと転職サイト両方29%
その他21%

(引用:マイナビ転職エージェントサーチ「転職エージェント(人材紹介)と転職サイトの違いとは? どっちを使う人が多い?」の調査結果から作成)

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転職エージェントと転職サイトではどっちが転職活動に有利なの?

転職エージェントと転職サイトそれぞれ有利不利があるの

転職エージェントと転職サイトのどちらかが転職活動に有利ということはあるのでしょうか?

どちらが有利・不利ということはありません。

「転職エージェント」の利用に向いている人と「転職サイト」の利用に向いている人がいるのです。

転職活動を成功させるためには、「転職エージェント」と転職サイト」で自分に合っている方を利用することが重要ポイントになります。

転職エージェントの利用に向いている人

転職エージェントの利用に向いている人は以下のような人です。

  • 初めて転職活動をする人
  • 前回の転職活動で苦戦した人
  • 自分で交渉するのが苦手な人
  • 未経験職種に転職したい人
  • 高年収のハイクラス転職したい人

はじめて転職する人や前回の転職活動で苦戦した人は、転職エージェントから応募書類の書き方や面接対策をサポートしてもらう方がオススメです。

また、転職が初めてでなくても、面接日程を調整したり、入社の条件を交渉したりするのが苦手という人も、転職エージェントに代行してもらう方がいいでしょう。

未経験職種に転職したい人は、転職エージェントに効果的な応募書類の書き方や面接対策を指導してもらうと転職成功しやすくなることも。「未経験OK」と広告して誰でも採用してこき使うブラック企業への転職を未然に防ぐこともできます。

また特殊なケースになりますが、高年収のハイクラス転職をしたい人は絶対に転職エージェントを利用した方が良いです。

ハイクラスの求人は転職サイトに掲載されることはほとんどなく、転職エージェントが取り扱っていることがほとんどだからです。

関連記事 ハイクラス向け転職エージェントおすすめ厳選5社

転職サイトの利用に向いている人

転職サイトの利用に向いているのは以下のような人です。

  • 自分のペースで転職活動したい人
  • 転職経験している人

自分のペースで転職活動したいという人は転職サイトの利用がオススメです。

転職エージェントによってはサポート期間が3ヶ月や6ヶ月と有期のところもあり、のんびりしていると担当アドバイザーから急かされることがあります。

反対に、求人検索してすぐに応募したい時に、転職エージェントだとまず担当アドバイザーからカウンセリングを受けて、求人を紹介してもらって…、と機動性に欠けることもあります。

またすでに転職経験があり、応募書類の書き方や面接対策のサポートは必要ない、という人は転職サイトを利用して転職活動を進めていった方が良い場合があります。

転職エージェントと転職サイトの併用がおすすめ

転職エージェントと転職サイトの両方に登録して、それぞれのイイトコ取りをして利用する方法もアリです。

例えば「転職サイトで検索した求人に転職エージェントを通して応募する」という利用方法が可能です。

転職エージェントと転職サイトのそれぞれの特徴をよく理解して、自分に合った利用方法を見つけてください。

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転職エージェントと転職サイトの違いについて まとめ

転職エージェントや転職サイトを利用するときは

  • 転職活動をサポートする範囲と内容
  • 転職活動の流れ

が異なることを知っておいてください。

転職エージェントや転職サイトではどちらを利用した方が有利ということはありませんが、利用に向いている人と向いていない人がいます。

自分は

  • 転職サイトの利用に向いているのか
  • 転職エージェントの利用に向いているのか

この記事を参考にして、合っている方を選んでください。

両方のイイトコ取りで利用するのもおすすめです。

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この記事の監修者

「エーマッチ」編集長。
コンサル・マーケティング会社経営者で自らも7回もの転職経験者。
自らの転職経験を元に転職エージェントマッチングの「エーマッチ」を運営。転職エージェントの紹介だけでなく転職ノウハウ、キャリアアップ・独立起業などビジネス全般、最新ビジネスニュースなどをお届け。

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